再可能エネルギー研究会(大分) 8月22日
再可能エネルギー研究会が、大分県の別府や日田しで行われました。
①五湯苑地熱発電所
昨年11月から稼働した日帰り温泉施設「五湯苑」の温泉を活用し、小型のバイナリー発電所を施設内に設置し、源泉の所有者に代わって、西日本地熱発電が発電所を一括管理。固定買 取価格の収益から源泉所有者に源泉利用料を還元している。まさに、源泉所有者が手軽に発電事業に参加できるビジネスモデルの第一号である。
大分県のエネルギー政策について説明を受け、源泉数、湧出量ともに、大分県が第一位である。ちなみに鹿児島県は、源泉数が二位、湧出量は三位です。大分県では、再可能エネルギー日本一を目指して、小型地熱発電システム「湯けむり発電」システムの開発や新エネコーディネーターの創設により更なる取り組みを強化されていました。
九重町にある九州電力八丁原発電所を視察いたしました。国内最大規模の地熱発電所であり、一・二号機で年間約8億7千万kwhの電気を作り出していました。ここだけで、日本の地熱発電の約二割を占めています。国内初のバイナリー発電も行っています。関連社員も含めた100名の従業員がいる。利用率は太陽光が約15%、風力が20%、地熱は80%である。地元温泉街と共生するシステムを作り上げている。平成31年には新しい地熱貯留槽を建設るる予定であるとのことでした。
④株式会社グリーン発電大分
森林機能を十分に発揮させるために、間伐や伐採などが適切に行われることが森林保全には欠かせません。林地残材などの地域の未利用資源の収集・運搬による林業の活性化、バイオマスエネルギーの活用で、地域社会の活性化に寄与する。木質バイオマスを発電燃料にする施設ができていました。地域材の安定供給、持続的な林業経営の確立を目指して頑張っておられました。