環境厚生委員会視察 5月21日
環境厚生委員会視察の二日目。
まずはじめに、白谷雲水峡の保護活動について、屋久島レクレーションの森保護協議会の方の案内で散策しました。「もののけ姫」のモデルになったことで、屋久杉ランドより白谷雲水峡が観光客が多くなり、特に女性の方や海外の方が来られるとのことでした。私たちが説明を受けているときにも多くの女性客や海外の方と会いました。また、バス4台で、灘高校の生徒の皆さんにも会いました。森林浴の2時間は、距離はあまりないのですが、段差が大きく、帰りは、みな無口でした。
株式会社 老舗恵命堂屋久島工場を訪問致しました。
昭和8年に鹿児島市に創業し、現在は、ウコン系の生薬である「ガジュツ」を原料とした胃薬である「恵命我神散」という医薬品を製造しています。
ガジュツは、すべて種子島・屋久島産で160名の生産者に委託しているが、まだ足りないので、拡大していきたい。ガジュツは、シカやイノシシなどの鳥獣被害にも合わない。買い取り価格も1k170円と高額である。サトウキビよりも高い。しかも毎年同じ畑で採れる。50名ぐらいの雇用を生み出す、製薬会社でした。教え子も勤めていて、顔を出してくれました。
屋久島環境文化村センターでは、屋久島環境文化財団、屋久島町、環境省、林野庁、観光協会の皆様、と環境と観光などについて意見交換を行いました。
屋久島世界自然遺産の素晴らしいところは、生態系とともに日本で唯一自然美である。年化30万人の入込客で、登山は26万人。屋久島町の人口の19倍にあたる。
山岳部の利用に関する問題として、利用者の増加による影響がでている。野生動物の人なれや依存、ゴミの投棄、踏圧による裸地化の進行など生態系への影響。利用拠点の混雑、利用環境の不衛生化、など質への影響。
屋久島での遭難が、2000年以降、年間10件以上が遭難し、合計22人が死亡または行方不明になっており、リスクが大きい。また、し尿処理の維持管理費が不足している。
環境保全のための施設整備が、利便性を向上させ、「登山者」ではなく、「観光客」による利用が増加している。いわゆるガイドブックに基づいて、安易に山登りをする。
意見交換では、山に設置した5か所のトイレのし尿処理の現状について、し尿をタンクからくみ取り、下山しなければならない。搬出量が増加し、単年度赤字が続いている。
屋久島町としては、入島税か入山税を検討しており、今年中に結論を出す。
観光客姿で上るのではなく、しっかり登山する用意と案内ガイドを利用するなどを徹底するなど、登山者への意識啓発を行うことが求められるなどの意見が交わされました。




