桜島大正噴火防災100周年式典 1月12日
桜島が1914年1月12日朝、20世紀最大規模の大正噴火が起こり、溶岩が流出し、大隅半島と陸続きになりました。一方、当時防災などが機能せず、死者・行方不明者58人に及ぶ大きな災害でした。
その災害を教訓として、桜島大正噴火防災100周年の式典が、桜島の総合体育館で行われました。会場には、パネルによってその当時の様子などが展示されていました。
灰や溶岩、軽石などでたくさんの集落が埋まり、住民の約半数が、島外へ移住しました。自然災害ですが、観測・予報体制が100年間で飛躍的に充実し、防災面の取り組みが進んできました。
井口正人京都大学防災研究所長の「爆発の周期は繰り返す。現在30年周期で起こる爆発と考えると今後大きな爆発が必ず起こる。そのためにも普段からの防災対策が必要である」との言葉をかみしめました。さらに、桜島になる小中学校の児童生徒による防災の誓いは良かった。1.火山を知る。1.噴火に備える。1.教訓を伝える。