産業経済委員会視察(姶良・伊佐地区) 11月5~6日
産業経済委員会の県内視察が、11月5日から6日にかけて、姶良・伊佐地区で行われました。
5日は、伊佐市にある大口電子㈱を訪問いたしました。年間、金を10t生産している。現在は、都市鉱山をリサイクルしながら金、銀、銅の回収や再生事業に取り組んでいます。伊佐市で400人の労働者を雇用している。最盛期は850人いたが、海外に半導体の工場が移転するのに伴い、現在の雇用になった。今後、海外への輸出を考えると薩摩川内港から釜山への航路などを利用できればと期待されていました。
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栗野駅・丸池湧水周辺整備について湧水町長はじめ課長さんより説明がありました。初めて見学いたしましたが、まさに池の中から水が湧き出ていました。6tの水が毎日湧いており、その水が35年かけて湧いているそうです。3月末ごろは、芝桜が池に映えてとてもきれいだそうです。また、クリスマスの折にはイルミネーションがとてもきれいだそうです。是非おいでくださいと言われていました。
ヘンタ製茶有限会社では、邉田社長が茶の生産について熱く語られました。30年前に始めたが、平成10年にペット茶が出始めて、1番茶が安くなった。そこで、荒茶の生産だけでは成り立たないと考え、6次産業化して自前で付加価値を付けることが大事だと考え、ペットボトル業者と連携し、「シェイク・イット」という世界初の降って飲む緑茶を開発する。ペットボトルと違い茶葉に残った食物繊維やビタミンなどが粉末にすることで摂取できるようになった。また、喜界島の黒糖と霧島茶をミックスした「黒茶糖」を開発されていた。大都市などに積極的に商談会に出席し、売り込んだ。邉田社長、売り込むときは顔と顔で話すこと、6次産業化ではいろいろな方々と協力することが大事である。と強調されていました。
酒匠工房GENでは、近代焼酎の父と言われる河内源一郎が創設し、現在3代目。焼酎の種麹菌のトップメーカーであり、日本全国の本格焼酎の90%以上が初代河内源一郎が発見した河内菌で生産されている。薩摩自現流という焼酎は米焼酎ですが、清酒の純米酒以上だそうです。私たちがいる間にも大型バスが次々来ていました。鹿児島空港の前ということもあり、飛行機の出発前による旅行者が多いそうです。
6日は、霧島市には、隼人町の嘉例川駅を有する自治公民館が有名ですが、福山町の佳例川自治公民館を訪問いたしました。板元岩雄公民館長など3名、霧島市の職員などと意見交換を行いました。
総人口は、362名でうち65歳以上が185名、村づくり活動は、平成9年から取り組んでおり、農業で生計を立てている。特に、鹿児島大学農学部の「農援隊」と連携した地区運動会や収穫祭などを通じて交流が深まり、過疎や高齢化・後継者不足に悩む集落内の実態調査を行った。また、トヨタ車体と連携し、イベントに職員家族と参加したり、佳例川源流米を社員食堂に採用。さらに、大正時代に作られていた芋「蔓無源氏(つるなしげんぢ)」を復活させて、その焼酎を販売することに。
国分酒造協同組合では、米麹を使わずすべて芋麹による焼酎「いも麹 芋」を販売、さらに大正時代の芋である「蔓無源氏」を使った焼酎「安田」を販売している。意見交換で、幻の焼酎が出回っているが、貴重な焼酎として今後取り扱われるのではないか。との質問に、幻と言われる焼酎は、飲まれるのではなく、貴重品として販売される品物でしかない。作った焼酎がおいしいと飲まれることがうれしい。と話されていました。
錦江漁業協同組合では、漁業の現状について、漁獲量が減少傾向であり、魚価も低下、養殖ノリが不振、漁業経営は非常に厳しい現状にあると、切に訴えられていました。
九州新進㈱は、南九州の温暖な気候で生産される大根を原料とした「たくあん」と「つぼ漬」、「高菜漬」の製造販売を行っている。平成23年から加治木町の本社工場を操業開始し、工場の機能の充実化を図り、生産者、中間事業者、食品製造業者の3者で新たに設置する協議会を活用して、優良な国産野菜製品の安定供給と、農業の持続発展や地域経済の発展を図ることを目的とされていました。
大山茂人社長は、農家の皆さんの研修の充実することが、いい製品を作り、いい値で買い取ることができると胸を張っておられる姿が、印象的でした。
産業経済委員会は、農業や商工業、漁業など幅広い分野であり本県経済の要である。今回の視察を12月議会などで生かしていきたい。
