沖永良部台風災害調査 10月14日
台風25号による被害調査に、沖永良部をかわの義博参議院議員と一緒に現地調査致しました。被災者の方々に心からのお見舞いを申し上げました。
知名町の漁港に行きましたが、昨年も被害にあったところと違うところがまた被害にあっていました。すさまじい勢いで波がテトラボックスに当たり、その勢いで防波堤にぶつかり破壊していました。
平安知名町長も驚いていました。毎年台風被害に遭い、そのたびに改修しても壊されることに、自然の力強さを感じることと、想定外の言葉は使わないようにしているが、やはり想定外と言わざるを得ないと。
畜産農家で畜舎の屋根が被害に遭っている現状を調査いたしました。牛の価格は例年どうりであるが、肥料の価格高騰や輸送費用を考慮すれば、厳し状況である。サトウキビも生産しているのでなんとか生活できるが、被害の修復費用を考えると非常に厳しい状況であると嘆いていました。
ソリダコ生産者の方は、出荷を早めて8割がた収穫していたのでよかたっが、ビニールハウスが曲がる被害を受けた。10年前は良かったが最近では、価格の割に肥料や電気代がかさみ、厳しいとのこと。改修費用は80万ぐらいかかるので、その費用の捻出に頭を痛めている。
伊地知和泊町長と台風被害や今後ンことについて意見交換を行いました。住家被害件数は、50件と少なかった。園芸関係の75件の被害のうち、平張りのハウスがほとんどであった。特に木柱での平張りがとても被害にあった。また、有線ケーブルテレビを光ファイバーで実施しており、復旧には島民ではなく本土から来てもらわないと回復できないので、日数と費用が掛かる。10月13日の町民体育大会も中止して2年連続である。廃棄物(がれき)については、昨年は産業廃棄物業者に依頼したが、今年は、衛生管理組合に依頼して無料でできるようにしている。ビニールの廃棄物も昨年は無料だが、今年は半額補助することにした。毎年続くと町予算に負担がかかる。
住家被害を受けた方は、夕方ごろから屋根が飛ぶ音がした。ご主人はそばの倉庫に身を寄せていた。近くの大木が倒れており、その大木が家の屋根をたたいて被害を受けた。8日から家の片づけをしているが、なかなか進まない。屋根の補修をするために注文しているが、船が欠航しているので何日待てばいいかわからないと嘆いておられました。