県議団視察( 東京) 9 月21日
県議団視察で東京の東村山市にある国立ハンセン病資料館を訪問しました。
資料館では、黒尾和久学芸課長が、記念館の歴史や展示の説明をしていただきました。国立ハンセン病資料館は、1993年平成5年、ハンセン病患者・回復者が生き抜いてきた証を残し、私達の社会に同じ過ちが繰り返さないことを願って、回復者が自ら設立した、博物館。
その後、平成8年らい予防法が廃止され、平成13年には、国の対策の誤りを認める判決がでるなど、ハンセン病回復者をめぐる状況は大きく変わりました。
国は、内閣総理大臣の談話に、ハンセン病資料館の充実が盛り込まれ、平成19年に現在の資料館が再開館。
入所したら、絶対出れない。その為、火事にあっても誰も助けに来てくれないので、消防隊を結成。また、亡くなってもその中で火葬されました。
その歴史をしっかり理解し、子供達の社会見学では、いじめにあっている子供が、辛くても前向きに生きていかなくてはとの感想もあったそうです。併せて誰でも偏見や差別の排除が大事であること、新たに致しました。