現職校長と懇談 1月28日
鹿児島市内の小学校と中学校を訪問致しました。
小学校では、校長室で校長先生にいじめ問題と体罰問題について情報交換いたしました。いじめについては、常に問題意識を持って教師が子供たちを観ていないと見逃していくこと。また、保護者とのトラブルなどが起きたらその日のうちに対策をすることにしている。また、体罰については、昔を語るよりも、現在の子供や保護者の視点が違っていることに教師が気付くことが大事である。
要望としては、現在の40人学級の定数を大規模校などでは弾力的な運用を認めてほしい。例えば161人の学年では、5クラスですが、2人転向すれば4クラスとなり40人ギリギリの学級編成になるなど課題が多いので改善してほしいとのことでした。国会議員につなげることを約束いたしました。
中学校では、いじめや体罰の事件が取り扱われれば、テレビや新聞で大きく報道されるが、学校全体の中で起きていること全体を見渡しての取り扱いであればいいが、その事案だけが取り出されて学校しべての教師や児童生徒に疑いの目で見られているようである。
いじめ不登校については、スクールカウンセラーの役割が大きい。しかし、日時や時間などの延長が欠かせない。できれば中学校区の小学校などと年三回ぐらい共通の課題について教師の支援相談に応じていただけば、教師も安心して学級運営ができる。また、スクルーカウンセラーの相談時間を夕方や夜間に設定できれば保護者の相談に応じることができるのではないか。
いじめや不登校については、学校で反発している子供たちは、スーパーなどで窃盗をして、学校の教師が行くと「食べるものが多い」と店長から聞かされる。家庭の中で、食事が与えられていないのではないかと思う。その意味においては、経済力と学校における格差が生じているのではないか。
現在教育再生に向けての会議などで論議されている学校週5日制に対しては、個人的な考えであると前置きされて、土曜日も授業時数にいてほしい。なぜなら、1年間365日のうち、半分以上が休みである。授業時数を組む中で、子供たち同志の連帯を深める学校行事である遠足や学習発表会などの回数を減らさなければならない。土曜日を使ってそのような行事を設定することが今後大事である。土曜日の振り替えは夏休みに教師も休むことでいいのではないか。せめて月2回の土曜日を使えるようにしていただくと難関計画がスムーズにできるなどと提案されました。
是非、今回現職校長の要望を議会の中で議論することを約束いたしました。