第16回鹿児島・シンガポール交流会議 1月14日~18日

シンガポールは、国土約690km2で東京23区内とほぼ同じ面積です。人口は、約500万人で、そのうち外国人が170万人。気候は、25~32℃湿度は平均80%。勤労者の平均所得は、月額日本円で45万円。アジアでも高い生活水準です。
シンガポールの経済は、貿易総額がGDPの2.9倍と外需依存が強く、世界に開放されているため2008年後半からの世界同時不況で貿易が減少して景気後退に陥ったが、2009年には輸出主導で急回復をする。
企業、金、人材、技術、情報を世界中からひきつける仕掛けを次々に展開しており、産業政策として国際ハブ戦略を展開し、成功に結びつけている。

第16回鹿児島・シンガポール交流会議は、1982年に始まり今年で30周年の佳節を迎えました。
この交流会議は、「シンガポールとして、日本の47都道府県の中でも鹿児島県だけであり、その意味ではユニークな会議である」と、サム・タン外務省上級政務次官が強調されました。
本県からも1993年からシンガポールのパレードに参加したのを契機に、シンガポールからもおはら祭りなどに派遣するなど交流が深まっています。今回の会議では、鹿児島の農畜産物の輸出、観光交流の促進、青少年交流団体の相互派遣など、10項目の合意がなされました。次回は、2年後の2013年に鹿児島で開催することが決定しました。
この会議に合わせて、安心・安全な良質な農産物の商談会、鹿児島の魅力に関心を持っていただく観光セミナーの開催など、グローバル化の中で素晴らしい発展を遂げているシンガポールとの交流は、極めて有意義でありました。

特に、「マリーナ・ベイ・サンズ内SKYon57」で開催された伊藤知事の記者会見並びに鹿児島県産の試食会には、マスコミ関係者をはじめ多数の参加者が、このレストランの料理長が、鹿児島まで来て良質な農産物を見極めての料理に舌の肥えたシンガポール人を魅了していました。

また、鹿児島県産の農産物を販売する伊勢丹において市場調査を行いました。牧野俊夫食品統括部長のお話では、シンガポールの人々は、外交成員に対するアレルギーがないこと。また、買うのも早いがあきるのも早いので、ファッション産業など販売の制約が多い。
一方、衣食住のうち、食の関心度や支出志向が大きいので、食産業にはチャンス到来。シンガポールでは共働きが多く、外食が多いので、調理済の製品開発が必要。
私は、素晴らしい発展をしているシンガポールを訪問して、鹿児島の食を売り込むためには、試食や試飲をふんだんに行い、食文化を伝えるなど鹿児島ファンになっていただくことが最重要であると感じました。
