総務委員会視察(奄美) 11月9日~11日
総務委員会の県内視察が、奄美大島本島を中心に行われました。
まずはじめに、龍郷町役場において川畑町長や職員から昨年の豪雨災害や今年9月25日~27日の豪雨災害の被災状況について説明を受け、意見交換を行いました。
9月25日の豪雨は、大気の状態が非常に不安定になったため、北部を中心に25日夜の初めごろから激しい雨となり、27日までに600ミリを超える大雨となりました。特に、25日夜遅くには奄美市笠利付近、龍郷町付近で解析雨量が120ミリを超える記録的な大雨になりました。
龍郷町では、1名の方が死亡したほか、町内各地で住居被害、全壊4棟、半壊120棟、一部損壊1棟、床上浸水63棟、床下浸水213棟の被害を受けました。被害総額は、11月1日時点で10億円以上に上りました。
川畑町長は、「100年に一度の大雨を続けて2回受けると、自治体で取り組むことにも限界がある。是非県や国のお力添えを」と復旧作業に追われている状況の中で力を込めて話されました。
その後、龍郷町の赤尾木、大勝、戸口、秋名の被災現地を視察致しました。
大島支庁で今回の豪雨災害や11月2日の豪雨について松田支長から説明を受けました。
11月10日は、NPO法人「ASA奄美スポーツアカデミー」と意見交換を致しました。スポーツに関する環境の整備と支援及びスポーツ文化の振興、競技力・指導力の向上を図ることを目的としたNPO法人で、名瀬運動公園・総合体育館などの運営や管理を行う指定管理者として頑張っておられました。園田明理事長は、運動場や公園の利用者を増やすため、花を植えたり障害者を招きイベントを開催するなど利用者増に大きく貢献していました。さらに、離島等ハンデイを子供たちが乗り越え、誇りを持てるような島づくりも積極的に取り組んでおられました。
その後、昨年被害を受けた住用地区の現地調査を行いました。
加計呂麻島に渡り、クロマグロ増養殖を進めている独立法人水産総合研究センター「西海区水産研究所奄美庁舎」を訪問して、マグロ養殖の現状や今後の取り組みについて、塩澤グループ長から説明を受けました。マグロを養殖しているいけすに船で移動し、えさやりを見学しました。大きなクロマグロがサバをすごい勢いで食べている様子に驚きました。

もう1か所は、奄美サウスシー&マベパール株式会社を訪問致しました。この会社は、県外資本が撤退した後、元社員の有志が出資して設立した会社であり、南洋真珠、マベパールの養殖及び製品の加工・販売などを行っていました。
貝を割り中からパチンコ玉のような金色の真珠が出てきて思わず一同驚きの声を発しました。マベパールは世界の中で北限であり、貝の色により美しい輝きを出しているのに驚きました。安楽代表取締役が、世界的にも有名になりこの奄美の誇りですと熱く語られました。ぜひ頑張ってほしいと願うものです。
11月11日は、瀬戸内町役場で11月2日に時間雨量143.5ミリの集中豪雨が発生し、へき地診療所の2階部分まで土砂が流出し入院患者が避難したほか、町内各所で床上・床下浸水、崖崩落などによる通行止めが発生しました。
房町長から豪雨災害について、自主防災比率が99.3%だったので人的被害がなかった。また、通信が不通になり把握するのが大変なので、衛星を通じた電話の整備をさらに進めるとの説明がありました。
国道58号の中でも急峻で、落石による交通止め交通の隘路になっている網野子峠にトンネル化するバイパス工事の現状調査を行いました。トンネルは、およそ3分の1が掘削されていました。地元業者の活用するように要望しました。
宇検村では、NPO法人「エフエム宇検」を見学しました。昨年の豪雨災害の折にも活躍したコミュニティーFM事業の概要について伺いました。
住民の生活に最も重要な防災情報の提供とともに、地域の情報を共有し、行政等と協働・連携することで、次世代にシマの魅力を伝えていくことを目的としたNPO法人でした。
元田宇検村長などが対応していただきました。
