令和4年第3回定例会での一般質問と答弁の要旨(2022.6.8)
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◯リトルベビーハンドブックについて
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質問
リトルベビーハンドブックとは、小さく生まれた赤ちゃんと保護者のために作られた低出生体重児用の冊子であり、2018年に静岡県で初めて作成され、同様の取り組みが各地に広がっている。一般的な母子手帳は、国が定めた様式に基づいて市町村が作成しているが、低出生体重児用への配慮はない。手帳に記載されている平均的な身長・体重や運動機能の発達が遅れることが多く、記録できない項目があるなど、お子さんを育てる保護者の心労は大きなものがある。このハンドブックを通常の母子健康手帳と一緒に保管・使用し、通常の手帳で記録が難しい部分を補うことができる。また、支援サービスや団体情報、極低出生体重児の発育曲線などに加え、先輩ママからの励ましや体験談なども掲載されており、誰一人取り残されることのない子育てをできる地域づくりにつながる効果が期待できるものとなっている。保護者の心理的負担を少しでも和らげる環境づくりは重要であり、本市においてもハンドブックのようなツールを活用し、寄り添った支援を行うべきだと考えるが見解を伺う。
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答弁
低体重で生まれたお子さんを育てておられる親御さんの心労が大きいことは容易に想像できるところであり、寄り添った支援と心の支えが必要であると思っている。本市における支援については、出産病院からの連絡により全対象児の把握ができており、お子さんと親御さんの心身の容体から判断して必要に応じて市の助産師や保健師が入院中の母子を訪問するなどして関りを築いている。また、退院後は直接自宅を訪問し相談を受けるプッシュ型の支援体制を整え、自宅で不安なく育児ができるよう保護者支援に努めている。なお、県は来年度「にいがたリトルベビーハンドブック」を作成・本市にも配布される予定であり、今後活用していく。
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