令和3年第6回定例会での一般質問と答弁の要旨(2021.12.9)

◯心身障がい者自動車燃料費助成の導入について

質問

障害者基本法の基本理念には、「障がい者があらゆる分野の活動に参加する機会を与えられる」ものとし、「障がい者の自立と社会経済活動への参加の促進」が位置付けられており、これを受けて本市でも「福祉タクシー利用助成事業」が実施されていると思うが、この事業については利用者、対象となる方から近隣自治体のように車のガソリンを助成してほしいという声が寄せられている。障がいのある人の社会参加促進と、経済的負担の軽減を図るため、福祉タクシー券のみならず、自動車燃料費の助成制度を導入している自治体は県内でも10を越えている。障がい者の家族が定期的に通院や外出の付き添いを行う場合においては、自家用車を利用されている方もおり、様々な負担を軽減するためにも助成が望まれるが、制度の導入について見解を伺う。

答弁

自動車燃料費助成について、人工透析治療の方に対し、通院費にかかる交通費の負担軽減を図るため令和元年度から助成を実施している。タクシー券との選択制度について、令和元年11月に障害者手帳所持者全員にアンケートを実施し検討したが、自ら運転されている方は、既に社会参加を果たしているのではないかという考えから制度の創設を見送らせていただいた経緯がある。自動車改造技術の向上もあり福祉車両を所有する世帯の増加や障がいのある方が自ら車を運転されることが多くなったことも承知しているが、今年度からタクシー券の額面を変更し、利便性の向上を図る取り組みを進めていることから、その効果の検証とタクシー券の交付を受けている方の利用実態や燃料費助成制度の要望などについて調査を行い、その結果を踏まえ判断する。


 

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