令和3年第4回定例会での一般質問と答弁の要旨(2021.9.7)
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○フードバンク活動に対する支援について
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質問
フードバンクとは、まだ食べれるのに、様々な理由で処分されてしまう食品を、食べ物に困っている人に届ける社会福祉活動である。生活困窮者支援に大切な役割を果たすものであり、昨今のコロナ禍においては、全国的にニーズが高まっている。本市でのフードバンク活動は、社会福祉協議会で年1回の配付と、緊急支援のための一時的な提供が行われているだけであり、事業の実施主体のある他の自治体に比べて充実しているとは言えない状況。神奈川県海老名市では、7月から「公益社団法人フードバンクかながわ」と合意書を締結し、フードバンクから提供を受けた食品を活用して、必要な方に対する食の支援事業を試行的に開始。食の無料配布会(フードパントリー)を実施するとともに、生活困窮者、社会的弱者などの方々を福祉的な支援につなぐきっかけとするために、臨時相談窓口を設置し、継続的な支援につなげていくというものであり、毎月1回実施していくとのこと。フードバンクの活動を行政の福祉政策の一環として位置付け、積極的な関わりを持つことが必要だと考えるが、事業の取り組みについて、本市の見解を伺う。
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答弁
当市では、社会福祉協議会に委託している「暮らしサポートセンターあがの」において、相談に来られた方が食べ物に困っておられる場合、社会福祉協議会への寄附等により保管している食材を配布しているが、質問にあるような「フードバンク」として活動している団体はなく、当市におけるフードバンク事業については充実しているとは言い難い状況であると認識している。今後は、当市や社会福祉協議会の活動を通じてフードバンクを必要とする家庭状況の把握に努め、フードバンク活動の必要性を前向きに検討していく。
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