令和3年第3回定例会での一般質問と答弁の要旨(2021.6.7)
○インクルーシブ教育の取り組みについて
質問
障害者権利条約の理念に基づき、学校から障がいのある子が排除されない、また障がいの有無によって分け隔てられることなく、様々な違いを持った子どもたちが、相互に人格と個性を尊重し合いながら、同じ空間で学ぶことがインクルーシブ教育の本質であり、共生社会を実現するために学校教育での取り組みが重要視されている。文科省では、共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築を謳い、子どもの状態や、教育的ニーズにより通常の学級、通級指導、特別支援学級・学校といった多様な学び場を用意することが必要として、特別支援教育の充実を行なっていますが、現状では本質的な課題が見過ごされており、本来のインクルーシブ教育とはいえないと指摘する声がある。本市の教育環境において、生きづらさを抱えた子どもたちは元より、全ての子どもたちに光を当てて、安心できる環境づくりを積極的に推進してもらいたいと考えるが、現状の取り組みについて伺う。
答弁
阿賀野市では、インクルーシブ教育の理念のもと「みんなで一緒に学ぶことができる環境をつくっていくこと」と「一人一人の教育的ニーズに応じた指導や支援を提供し、自立と社会参加に必要な力を培っていくこと」が大切であると考え、4つの取り組みを行なっている。一つ目は、特別支援学級や通級指導教室の適正な整備。二つ目は、交流学習の推進。三つ目は、ユニバーサルデザインの視点に基づく取り組み。4つ目に、自立活動や主体的な学びを促す、各教科等を合わせた指導を行っている。以上の取り組みと合わせ、特別支援教育を充実させるため、教職員の専門性の向上、育成を図っていくことが重要であると考えている。
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