一般質問と答弁の要旨(平成24年3月2日)

1.子育て支援について

(1)育児不安への対策について

新潟市では子育てを学ぶ「ゆりかご学級」を開催。5回コースで子どもを産んだばかりの母親が対象。友達作りの場にもなるなど人気がある催しとのこと。当市でも検討してはどうか。

≪答弁≫

育児不安の対策については、「こんにちは赤ちゃん訪問」事業や、育児相談日を毎週水曜に設定し対応している。仲間作りでは、各種健診時に交流時間を設けている。今後も事業内容を十分工夫することによって友達作りを支援していきたい。

山形・東根市では、子育ての悩みを携帯電話のメールによる相談を受け付ける専門のサイト「ママっとメール」を開設している。近くに相談する人がいない、なかなか外に出られないといった一人で悩んでいる人に大変有効であると思うが見解を伺う。

≪答弁≫

メールやネット上でのやりとりの方が人とかかわる煩わしさがなく、簡単でよいというメリットがあるが、子育てにおいては人とかかわり、対話することの大切さを理解してもらうことが必要と考えている。

(2)経済的負担の軽減策について

2009年に「にっけい子育て支援大賞」を受賞した高山市では、第一子、二子に10万円。第三子以降には20万円を支給。出生率の改善に一役かっている。当市でも子ども手当ての上乗せや、保育料の無料化、税金の控除など思い切った支援策も必要ではないか。

≪答弁≫

支援策の必要性は十分認識しており、有効な取り組みについて検討が必要と考えている。財政状況も注視しながら、当市の重点施策の一つと位置づけ取り組んでいく。

(3)産み育てやすい環境作りについて

少子化は、生産・労働力人口の減少、社会保障体制の維持困難、経済成長の低迷など社会的影響があまりにも大きい。国県の施策とは別に、市独自で出生率を増やしていくために、これからの対策をどのように考えているのか。

≪答弁≫

経済的支援、保育園などの施設・支援体制の充実、育児休業が取り易い職場環境づくりや多様な勤務形態の普及、若者の経済力や住環境の確保・充実、結婚・出産につながるような男女の出会いの場の確保・提供が考えられる。総合的に実施し、産み育てやすい環境づくりに取り組んでまいりたいと考えている。

2.シニアライフの支援について

(1)ボランティアの推進について

介護ボランティア制度の導入は、高齢者の社会的活動を促すきっかけづくりとなり、地域での孤立化を防ぎ、元気な高齢者を増やしていくことが期待される。何らかのインセンティブを高める制度が考えられないものか。

≪答弁≫

実施自治体は少しずつ増え、県内でも新潟市、長岡市で取り組みを始めようとする動きもあると聞いている。 社会福祉協議会と連携してインセンティブを高める制度設計が可能かどうかも含め、今後も動向を注視していきたい。

高齢者の技能や知恵を登録し、高齢者の積極的な社会参加、能力活用の促進を図り、市民の多様なニーズへの対応や、学習活動を推進するボランティア人材バンクを開設している自治体があるが、取り組みについての見解を伺う。

≪答弁≫

人材バンクに代わるものとして、シルバー人材センターへの支援や教育委員会で作成している「生涯学習ガイド指導者編」などの活用を進めている。この二つを軸として高齢者の積極的な社会参加や能力活用の促進を図りたいと考えている。

(2)肺炎球菌ワクチンの予防接種について

肺炎で年間11万人を超す高齢者が亡くなっている。ワクチン接種の予防効果が高いことから、全国で660市町村が公費助成を行っているが、導入について見解を伺う。

≪答弁≫

現在県内で8市町が接種費用の一部助成を実施している。今後は本制度の更なる情報収集や関係機関等との調整に入る時期かと考えている。

 

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