平成22年第5回定例会での一般質問と答弁の要旨(2010.6)
◯観光施策
質問
観光戦略プランの進捗について、大観光交流年の取り組みの成果はどうだったのか。プランの目標に対する進捗はどう評価されているのか。評価する10人の委員会でチェックしたのであれば内容を伺う。結果を踏まえて今後の取り組みをどうしていくのか考えを伺う。
答弁
阿賀野市では、144万7千人で、前年比1.4%の増であった。プランに対する評価は、2月17日に第一回評価委員会を開催し、評価・検証を行ったが、評価の検証方法について今後は見直しすることとしている。観光戦略プランに基づいた施策を一つ一つ積み上げていくことが、市をブランド化する第一歩かと思われる。
質問
以前、瓢湖を活かしたエコツーリズムに取り組んでいくべきと訴えた。「観光戦略プランの中で提案する」という答弁だったが、その後どうなったのか。何か進展があったのかを伺う。“少年自然の家”の取り組みがエコツーリズムといえると思うが、これをベースにして検討し、国の認定を目指してはどうか。見解を伺う。
答弁
市民への意識啓発と、県や関係団体と協力し、自然観察会や探鳥会等を実施してまいりたい。また、旅館組合やGOZU体験塾等と協力しながら観光振興を幅広く進めることにより、地域経済につなげてまいりたい。
◯生活関連施策
質問
ペットの管理について、動物保護センターで多くの犬や猫が殺処分されていることが問題となっているが、少しでも減少させるために、マイクロチップの普及啓発を一層強化していく必要性があると思うが、見解を伺う。動物取扱業者のなかでも基準が守られていない等、不適切なケースがあるとのこと。当市での実態を伺う。
答弁
飼い主が地域社会の一員としての責任とペット動物に対する責任を負い、動物愛護と適正管理を促すという両面から有効な手段であり、今後更にこの普及が望まれている。関係団体等と連携し、広報誌への掲載や狂犬病予防注射等の機会をとらえ啓発に努めてまいりたい。また、動物取扱業者は現在当市には動物病院や販売を目的としたブリーダー等15件の登録業者がある。県との情報を共有しながら適正指導に努めてまいりたい。
質問
不用品の回収について、当市での正規の業者以外の数を把握しているのか。苦情は寄せられているのか。回収した不用品が不法投棄されている事例はないか。トラブルを防ぐため、東京都では“消費生活条例”を改正した。当市でのルールづくりの必要性について見解を伺う。
答弁
市では把握できずにいるが、市民の関心が高く照会が寄せられているが、事業者に対する苦情はこれまでない。いたずらに「無料回収」という言葉に踊らされることなく、廃棄物の適正処理に協力を呼びかけていきたい。条例等によるルール作りについても必要性を検討したいと考えている。
質問
視覚障がい者の情報格差解消について、視覚障がい者は全国に30万人。そのうち点字利用できる人は、わずかに1割とのこと。国は情報格差を解消するため予算措置をしているが、当市での“活字文書読上げ装置”の整備等、導入についての見解を伺う。当市でも広報等できる限り“音声コード”を活用してはどうか。
答弁
今後、視覚障がい者の実態調査等を含めたニーズの把握に努め、導入に向け検討してまいりたい。また、市の広報を含めた行政資料への「音声コード」導入については通知文書など簡易な文書等への導入について部内で協議してまいりたい。