平成22年第1回定例会での一般質問と答弁の要旨(2010.3.5)

◯定住施策

質問

「エコ住宅の建設」・「エコ住宅へのリフォーム」に対して住宅版エコポイントを発行する制度が創設される。過去に住宅施策について質問したが、このタイミングで当市でも景気、雇用、地域活性化のための効果的なアクションを起こす必要があるのではないか。この事業において取得したエコポイントと交換できる様々な商品及び提供事業者についての募集に対して当市ではどのような対応をしたのか。また、建築・リフォームで地元業者の利用を促進するような施策を実施すべきであると思うが見解を伺う。

答弁

市として直接係るところがないため、現在のところ対応をとっていなかった。今後、提供事業者に積極的に情報提供を行っていきたい。また、地元業者の利用促進については広報等で呼びかけていきたい。

質問

奨励制度の創設について、遊休地を利用した低価格宅地、住宅建築助成といった魅力ある当市独自の制度創設についての見解を伺う。

答弁

新たな制度を設けるのは、現在の市財政状況からも難しい状況と考えている。

◯読書活動の推進

質問

障がい者の読書活動推進について、障がいの状態に応じた取り組みが必要である。次年度、読書推進計画を策定とのことであるが、どのように実施していくのかを伺う。

答弁

現在、市の図書館に「点字絵本」や「大活字本」、また「朗読CD」などを所蔵しているが、少数であり、提供できるサービスが限られている。学齢段階や障がいの状態に応じて、どのような図書サービスが提供できるのか、また、必要としておられるのかを検討してまいりたい。

質問

小中学校の司書の配置について、教育の根本は「自分で問題を発見し、解決できる能力を育てること」とあるが、レファレンスサービスなど読書活動の推進及び学校図書館の効果的な活用・運営を図るために司書の配置は重要であると考えるが、見解を伺う。

答弁

当面の間は、これまでどおり各学校の司書教諭が中心となり、ボランティアの方からご協力をいただきながら学校図書館を運営していきたい。多様な教育施策の実現に対応するために、学校現場の状況や要望を十分斟酌しながら検討していきたい。

質問

読書環境の整備について、読書を推進していくため、学校図書館の地域開放、移動図書館又はアウトリーチの実施、リサイクル図書の取り組み、書籍情報提供の方法、地域ニーズにあった図書館サービスの検討等の環境整備についてはどのように考えているのかを伺う。

答弁

読書推進を図る上では、身近な場所に図書館があることは非常に重要であり、既存の図書館施設のみならず、市内に点在する公共施設等を利活用し、さらには、出張図書館を行うなど、「身近な図書館」を目指すよう取り組んでいきたい。

◯介護予防・支援の取り組み

質問

認知症対策について、現在実施されている予防策の現状と課題を伺う。また、効果のある予防対策である回想法、料理教室等の各種療法をもっと導入すべきであると考えるが、今後の取り組みについて伺う。今後の認知症高齢者の出現率を考えると、「認知症サポーター100万人キャラバン」に対する積極的な取り組みが急務ではないかと考えるが、見解を伺う。

答弁

市では、65歳以上の方の約11%、1300人の方が認知症と考えられているところであり、新規に介護認定を申請する理由の第一位であり、全体の約2割を占めている。広報紙・講演会・地域での活動などを通じて、認知症の知識や対応についての周知に努めている。地域活動として、元気づくり教室等を開催しながら、高齢者の閉じこもりを防止し、人と人との交流を進め、体操の導入を通して地域住民の介護予防・認知症予防の活動に鋭意取り組んでいる。また、認知症サポーターについては、更に人数を増やすために、来年度以降についても養成講座事業を積極的に進めてまいりたい。

質問

介護支援ボランティア制度の取り組みについて、稲城市の制度が有名だが、全国的な広がりを見せている。高齢者が地域で活躍できる環境づくり、元気な高齢者が支え手になる取り組みが必要である。当市では制度導入についてどのように考えているのかを伺う。

答弁

介護ボランティアについては、課題や問題等が多く、当面、市としては導入しないこととしている。ただし、今後もこの制度に関する研究は続けることとし、導入の可能性、要否等に配慮してまいりたい。

 

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