平成19年第2回定例会での一般質問と答弁の要旨(2007.3.7)
◯子育て支援について
質問
厚生労働省は妊婦無料健診の回数を、出産世帯の負担軽減を図る目的で、平成19年度より現在の原則2回から5回以上に拡大することを決めた。全国で見ると、現在でも国の助成を上回って実施している市町村もある。当市においても、是非全国基準より1回でも多く無料検診の拡充を実施していただきたい。
答弁
無料検診の拡充につきましては、国からの妊婦無料検診拡大の通知を見極め、各市町の動向を見ながら判断させていただきたい。
質問
ファミリーサポートセンター事業について、昨年の6月定例会での質問に対して、「平成19年度実施を予定している」との答弁であった。進捗の状況をお聞かせいただきたい。
答弁
市単独事業として平成19年度中の設立を考えている。事業実施に向けた準備を進めている。
◯観光の活性化について
質問
現在、商工観光課において、策定している「阿賀野市観光振興計画」は、どのようなスタンスで考えているのか。
答弁
点在している観光資源を有機的に連携させて魅力を一本化し、さまざまな観光スポットや周遊エリアを観光客に提供し、併せて交流人口の増大を図るようにできればと考えている。
質問
観光振興計画の策定にあたっては、市民の声を活かす仕組みをつくり、 市内外から阿賀野市の観光に興味を持つ方を公募し、地元と余所者の視点・感性を活かす取り組みを行ってはどうか。
答弁
熱意を持って阿賀野市を変えようとする人材の「公募」や各観光協会からの「推薦」など、多面的な構成メンバーにより進めたいと考えている。
質問
国土交通省では、本年4月から、観光地の振興策などを立案する「観光地域プロデューサー」の養成事業を実施する。 こういった制度を利用し、専門家から実際に観光地を調査してもらい、見解を求めることも必要であると思う。
答弁
専門家からの見解を求めるように考えている。また、外部から見た視点、市外から来て、今ここに住んでおられる立場の視点も参画してもらう人選を考えている。
質問
旅館の耐震性について、昨年の3月定例会での質問に対して、「耐震対策の検討を始めるよう指示をした」との答弁であった。現況をお聞かせいただきたい。
答弁
県の「耐震改修促進計画」がまだ公表されていない。まずは県の計画内容を把握することが第一と考えている。
質問
外国人旅行者の誘客について、昨年の3月定例会での質問に対して、「県が進める海外からの誘客事業への参加や実績ある観光地研修などを検討していきたい」との答弁であった。現況をお聞かせいただきたい。
答弁
パンフレット類に英語のほか中国語や韓国語などの表記も検討しなければならないと考えている。また一般には、温泉旅館等も特に外国人を意識した受け入れ態勢を整えていないのが現状であり、これからの課題として受け止めている。
質問
観光事業への提案
①現在の市営バス路線に少し変化をつけて、五頭温泉郷線を車で来られた方にも利用しやすくするということを考え、白鳥会館の市営駐車場を起点とした、1時間程度の市内の観光地を周遊するバスを運行してはどうか。
答弁
観光産業の振興を図るには、かなり有効な手段と考える。ただ、市営バスを利用したほうがいいのか、観光専用バスによる運行がいいのかはこれからの課題と考えている。
②まちを宣伝する媒体として、「絵葉書」を新たに作成をしてはどうか。観光地のお土産として根強い人気があり、白鳥だけではない瓢湖の四季、代官所、酪農牧場、五頭山頂からの景色など、当市の魅力を伝えるものとして、写真の提供を市民に呼びかけることで、観光への理解が広まるのではないか。
答弁
「五頭五景」や「阿賀野八景」など、絵葉書や写真による紹介、市観光協会の事業として取り組み、売上金を活動費として運用することも考えられる。是非検討させていただく。
③新名所づくりとして、やまびこ通りに紅葉樹を植樹し、紅葉の見所をつくるというのはどうか。「やまびこ歩け歩けフェスタ」には、紅葉を見に参加する人も増えることが想定できる。
答弁
道の大部分は民有林のため、植林には地権者の同意や協力が必要であり、現状では少し無理だという判断。
質問
観光事業に対する国の支援策として、総務省の「頑張る地方応援プログラム」などの交付金支援措置への取り組みをしてはどうか。
答弁
関係者と協議を重ね、何をいったい頑張ればいいのか良く検討し、市の方向性を定めて、このプログラムを活用したいと考えている。