平成18年第6回定例会での一般質問と答弁の要旨(2006.12.4)
質問
出産費用の総額から出産育児一時金を差し引いた金額を支払うだけで済む「受領委任払い制度」についての取り組みは考えているか。
答弁
当市としても要綱に条文を設け、平成19年度4月出産分からの実施を考えている。
質問
ブロードバンド整備について
①大容量高速通信(ADSL・光ケーブルなど)がインターネットユーザーの一番のニーズになっている。市で実施した「光高速インターネット希望加入調査」の結果について伺う。
答弁
平成16年度に調査を行ったものも含め、11月24日現在で545件の希望が出ている。
②民間の通信事業者が整備できないのであれば、有線よりも安価で短期間に構築可能な無線を活用した整備が市としてできないものか。今後の取り組みについて伺う。
答弁
それぞれの地域特性により、光ファイバー網が良いのか、あるいは無線や携帯電話などが良いのか、より適した方法でのブロードバンドサービスを検討しているところである。NTT東日本に対しても、アンケート調査結果を基に、光ブロードバンドサービス提供の早期実現に向けての要望を行う予定にしている。
なお、村杉・今板・大日地区を、現在「次世代無線ブロードバンド新潟モデル調査研究会実証実験候補地」として申し込みを行っており、採択された場合については、当地区のブロードバンドサービスの提供ができるものと考えている。
質問
災害時の情報伝達について、当市では犯罪情報のメールサービスが行われているが、このシステムを利用し、災害時はもとより、クマ・サルの出没情報から河川の増水など市民に警戒を呼びかける内容も含め、実施してはどうか。
答弁
極めて有効な手段であると認識している。平成19年度予算編成に向けその導入について検討を行ったが、相当の経費を要するため、今しばらく調査・研究を行うこととした。中越大震災においても輻輳に比較的強く、その有効性は確認されているので、導入に向けコストやセキュリティについて検討を重ねていく。
質問
行政側と合意書を交わして住民や団体が地元の街路や公園、河川などの公共物の定期清掃や草花の植え付け等の美化活動を行うアメリカ生まれのボランティア制度(アドプト・プログラム)の導入に取り組んではどうか。
答弁
当市においては「阿賀野市クリーン作戦」が毎年行われており、この取り組みがアドプト・プログラムそのものである。また、一部の道路や農業用排水路等の除草作業を地元自治会にお願いし、さらに一部の消雪パイプの点検作業にご協力いただいている等、近いような形で取り組みがなされている。財源確保がなかなか難しい状況においては、こうした手法をできる限り取り入れて、維持管理費用の節減を図ることが必要であり、今後ともより有効な手法を検討してまいりたい。
質問
介護予防などに役立つ高齢者向けの遊具を、白鳥公園など憩いの場に設置してはどうか。
答弁
運動普及員を中心とした運動教室をはじめ、各種健康づくりのための運動の普及に取り組んでおり、全市に広めていきたいと考えている。健康遊具の設置は、降雪等により冬期間の利用ができないことなどを勘案すると、難しいところである。
質問
各地で郵便局と連携して子どもの安全確保の取り組みが行われている。当市においても更なる犯罪防止のため、協力を依頼してはどうか。
答弁
既に阿賀野警察署及び阿賀野市から市内の郵便局にお願いして防犯活動にご協力いただいているとともに、郵便局独自の取り組みも行われている。今後は、阿賀野市と市内の郵便局が締結している災害時の協定や生活関連情報の提供に関する覚書の中に防犯に関する事項を盛り込むことなども視野に入れながら、更に連携を深めてまいりたい。