平成18年第2回定例会での一般質問と答弁の要旨(2006.6.27)

◯子育て支援対策について

質問

子育てする世代のお母さん方にとって貴重な「子育て支援センター」は、京ヶ瀬、水原、安田の3箇所で運営されているが、笹神方面は空白となっている。支所、公民館等へスタッフを派遣するなどのサービスを検討することも必要ではないか。設置計画を含め、将来構想について考えは。

答弁

京ヶ瀬及び、水原保健センター、安田公民館、笹神ふれあいセンターで毎月保健師を派遣して実施する「親子遊びの教室」や1歳3ヶ月までの乳児を対象とした「赤ちゃん交流会」などで対応している。しかしながら、市としても幅広い子育て支援へのニーズはこれからも増加していくと予測しており、子育て支援センターの増設や現状施設の機能拡大を図り、対応していきたい。

質問

親の働き方や子育てのニーズが多様化し、さらに少子化のため定員割れが予測されるといった動きに順応するため幼保一元化(認定こども園)が既に発足し、成功例をもつ市町村もある。当市としても、どのような形で始動していく考えなのか。

答弁

今後、実施を予定している公立保育園の整備計画や県の方向性を踏まえて検討する。

質問

病気回復期にある乳幼児の一時預かり事業について、平成21年度までに1箇所設置の計画があるとされているが、その状況は。

答弁

平成20年度実施に向け第1次実施計画に掲載し、実施を予定している。利用料金、開設日及び開設時間、定員等を設定する際の基礎となるため、保育園、幼稚園に通園中、または、入園予定の児童の保護者を対象にアンケート調査を実施し、結果を踏まえた上で実施施設等の検討を行いたい。

質問

ファミリーサポートセンター事業の実施について、安心して妊娠、出産ができ、仕事、子育てが続けられる環境づくりをするためにも必要と思うが、当市の考えと進捗状況は。

答弁

現在援助会員の報酬額、センターの設置場所及び開設時間、加入補償保険等について検討しており、平成19年度実施に向け、第1次実施計画に掲載し、実施を予定している。

質問

幼児用の遊具を設置している公園がない。保健センター1階のプレイルーム開放日を増やす等、幼児が安心して遊べる場所のさらなる提供を検討していただきたいと思うが。

答弁

市に設置されている遊具は平成14年以前に設置されたものがほとんど。今後新たに遊具を設置する際には、幼児用または幼児・児童兼用遊具の設置も含めて計画していきたい。また、保健センター1階のプレイルームは、年間を通じて空いている日がほとんどない状態であり、開放日を増やすことはできない現状である。代替施設として、風の子保育園、京ヶ瀬保育園、やすらぎの保育園、おとぎのくに保育園内の子育て支援センター並びに、京ヶ瀬児童館を利用していただきたい。また、保育園、幼稚園によっては定期的に施設開放、園庭開放を行っているので、併せて利用いただけたらと考えている。なお、利用日時や場所等については広報、ホームページ等で周知を図っていく。

質問

当市の小中高全校の読書運動の広がりはどのような状態か。併せてその効果は。

答弁

平成17年度に朝読書を実施した学校は小学校14校中13校。中学校4校中3校となっている。効果として自ら読書に関心を持って、本を開く児童生徒が増えているという報告が各学校から出ている。今年度は朝読書を全校が実施する。

質問

早寝早起き朝ごはん運動を推進する「食育基本法」は、各自治体に対し独自の推進計画を求めている。当市としての取り組み、目標としている点は。

答弁

健康あがの21計画を踏まえながら、食育事業を進めている。今年より「食育ミニ講座」を称し、母子を対象にした保育園、幼稚園での健康教育を実施し、この他12月に「今どうして食育なのか」をテーマに3歳から低学年の保護者を対象に講演会を開くことにしている。しかしながら、課題も多いことから、包括的に幅広い意見をいただき、地域の特性に応じた阿賀野市版食育推進計画を平成20年度を目途に作成したいと考えている。

質問

こどもの虐待を防ぐため、地域のコミュニケーションを発展させると同時に、行政としてバックアップできる条例が必要ではないか。当市として対処する具体的な考えはあるのか。

答弁

当市の子どもの虐待相談件数や通告件数については、平成17年度は9件ありました。関係機関で定期的に家庭訪問を行い、継続的な見守りを実施し、再発防止に取り組んでいる。平成17年4月からは児童家庭相談窓口を設置し、相談員として保健師を充て、虐待発生の予防と被虐待児及び要保護児の早期発見、早期対応に努めている。また今年度には、医師及び警察官からも協議会委員として参加、協力を願い、支援体制の充実、強化を図ることにしている。条例制定については現在考えていない。

◯通学路の防犯対策について

質問

今年度、「スーパー防犯灯」や「緊急通報装置」の整備拡充のために、警察庁予算に盛り込まれている。当市での整備計画は。

答弁

費用がかかるわりに狭い範囲にしか設置できないなど、効果が少ない結果となっており、今後のこの事業は予定されていないとのこと。

質問

全小学校の通学路における安全対策が行われたかと思うが、「地域安全マップ」の作成状況は。また、危険箇所の改善など、当市の取り組みは。

答弁

不審者が潜みやすい場所、死角になりやすいところなど、具体的に地図へ描き表して注意喚起するなど自分の身を守るためにはどうすればよいかの対応や指導を行っている。年1回以上の防犯教室などを阿賀野警察署の協力を得ながら開催。教職員の児童の安全管理、危機意識の共有をさらに認識するとともに、関係者からも体制作りを機会あるごとにお願いしてまいりたい。

AED(自動体外式除細動器)の設置について

質問

心臓疾患による突然死を防ぐためのAED設置場所の拡充を考えるべきだと思うが。

答弁

当市では消防署の救急車4台のうち3台、また笹神、京ヶ瀬分遣所の消防車に各1台ということで、計5台のAEDを設置している。また水原郷病院には除細動器1台を設置しており、その他の公共施設での設置はない。今後、計画的な設置推進を図らなければならないと考えている。

◯アスベスト対策について

質問

非飛散性アスベストは解体現場を密閉するように義務付けられていない。行政の監視対象にならないのが現状である。現場に携わる人たちはもとより、周辺住民の健康を守るためにも当市独自の条例を制定し、対策をお願いしたいと思うが。

答弁

非飛散性アスベスト廃棄物の取り扱いに関する技術指針に従い適正に処理するよう業者に指導してまいりたい。当市独自の条例を制定することは考えていない。県の方で解体業者等を集めた講習会を実施しており、市内の業者に出席するよう案内している。実際の現場等については把握できる範囲では一応確認等をするが、実質難しいというのが現状である。

 

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