平成17年第1回定例会での一般質問と答弁の要旨(2005.3.4)

◯京ヶ瀬地区を中心に阿賀野市を新潟市のベッドタウンと位置付け、積極的に住宅を供給しようとの施策について

質問

高齢化に加え、少子化が速いスピードで進んでいることから、高校の統合化・小学校の複式学級が現実のものとなり、阿賀野市としても抜本的な対策が必要になってきています。今日の少子化問題は、国策の重要課題であると共に、自治体においても公民一体となって対策を考えていかなければなりません。そこで、市の発展の重要案件の一つである住宅供給を、この時点で可能な限り20代から30代の若い世代を焦点に、魅力ある特例、特典を設けて積極的にアピールする攻めの政策が必要ではないかと思う。阿賀野市としての青写真を具体的にお聞きしたい。

答弁

少子化の事態を迎えまして、これから将来に向かって今非常に重要なことについてのご質問でございますので、順を追ってお答え申し上げてまいりたいと思います。少子化対策や本市の活性化を促すものとして、20から30歳代の若い世代が定住をし、近隣からも若い世代の方々が率先して当阿賀野市に居を構えていただくことは大変重要な事と認識を致しております。新潟市の後背地として京ヶ瀬地区を中心に安田、水原、笹神の各地区のそれぞれの特徴を生かして住宅供給を目指しておるところでございます。

質問

2年後に新潟市が政令都市になることで、どのような影響と変化が生まれるのか、現状で安易な予測はできませんが、こうした見通しを持ちながら創意工夫、英知を結集すべきではないかと思います。

答弁

就労の場を求めて新潟市へ昼間の人口が流れる可能性、交通の利便性や大都市の集客力により新潟へ目が向くことで反面新潟市のベッドタウンとしての機能が生ずると思われる。若者の流出も出てくるものと予測され、その防ぐ手段として、優良企業を数多く誘致して就労の場を提供する事が最も重要な施策であると認識している。

質問

安田、水原バイパスの完工時期について

答弁

安田バイパスは平成18年度、暫定2車線。水原バイパスの完工時期については、財政及び諸般の事情もあり特定することができず、かなり遅れるのではないかと思っています。

質問

JR羽越本線を新潟へ往復するダイヤに改正するよう、公共の交通機関が不便であるとする市民の声を代表して、県及び新潟市と協力してJRに働きかけてはどうか。

答弁

平成13年度に通勤通学時間帯における水原駅発着便の増便及び車両の増車に対する要望書を水原町、県立水原高等学校及び新発田市内の関係高等学校による連名にてJRに要望書が提出されております。しかし、JRは大幅な人員の増加が見込めない限り困難という回答をいただいた経緯がございます。公共交通機関のあり方、環境の地域振興など、さまざまな角度から検討していく必要がある上に、ダイヤ改正に対する要望については検討をしてまいりたいと考えております。

質問

住宅を建設(購入)の際に必要な一時金(頭金)を助成(後年返済を義務付ける)する制度をつくれないか。

答弁

いわゆる貸付制度ということになり、対象者の範囲や融資の限度額、返済の条件など難しい問題もあり、このことが若年層の定住促進に寄与するのかどうか、今後慎重に検討をする必要があると考えているような次第でございます。市として若者向けの公営住宅の建設をうたっております。これらとの兼ね合いも含めまして、今後の阿賀野市の住宅施策を検討してまいるという考えでおります。

質問

住宅供給について、都市計画及び企画政策課で検討する必要がある。対策を進めるにあたって地域の有識者、民間関連企業の代表者などからなる特別作業部会を設け推進していく考えはどうか

答弁

有識者や民間企業の代表者等による組織を設置しまして、特別作業部会をつくり、その後の検討をさせていただきたいと考えていますので、よろしくお願い致します。

 

一般質問トップへ

カレンダー
2025年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  
ツイッター
サイト管理者
阿賀野市 村上清彦
m_kiyo1110@yahoo.co.jp