2015.5.31 5月31日 平成27年度 福山誠之館同窓会が行われました。
誠之館同窓会
15:00~総会が県民文化センターふくやまで行なわれました。
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挨拶する福山誠之館同窓会 竹田浩二会長。
本部役員体制も若い世代に、また女性の登用も積極的に行いたいとのお話しあり。そのために、今回、同窓会会則の役員の副会長を3名から若干名とし、女性の副会長を推挙したく、御承認願いたいとのこと。総会で全て承認されました。
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挨拶する福山誠之館高等学校 古前勝教校長。
昭和44年に建設された本館校舎の建替え工事の真っただ中にあり、平成28年2月末に完成予定とのこと。また、誠之館の創設者阿部正弘公は、西洋列強から開国を迫られたわが国にとって未曾有の一大事のとき、知恵とリーダーシップをもって国難からわが国を救ったとのお話しがありました。
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総会終了後、誠之館高生徒の皆さんより、「中庸(第二十章)」の暗唱あり。
誠は天の道なり。これを誠にするは人の道なり。 誠は勉めずして中り、思わずして得、従容として道に中る。聖人なり。 これを誠にするは、善を択んで固くこれを執るものなり。 博くこれを学び、審らかにこれを問い、慎みてこれを思い、明らかにこれを弁じ、篤くこれを行う。 学ばざる有れば、之を学び、能くせざれば措かざるなり。 問わざる有れば、之を問い、知らざれば措かざるなり。 思わざる有れば、之を思い、得ざれば措かざるなり。 弁ぜざる有れば、之を弁じ、明らかにせざれば措かざるなり。 行なわざる有れば、之を行い、篤くせざれば措かざるなり。 人一たびにして之を能くすれば、己之を百たびす。 人十たびにして之を能くすれば、己之を千たびす。 果たしてこの道を能くすれば、愚と雖も必ず明、柔と雖も必ず強なり。
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記念講演では、作家の 見延 典子 さんをお迎えし「阿部正弘が生きた時代」~阿部正弘はどのような時代を生き、後世に何をのこしたか?~をテーマに、講演が行なわれました。
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作家の 見延 典子 さん
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福山藩士として阿部正弘の補佐にあたり、幕末福山藩を支えた関藤藤陰について。
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頼山陽、その弟子の関藤藤陰らが阿部正弘を支え、水戸藩主の徳川斉昭を通して孝明天皇とも繋がりのあった阿部正弘。若くして幕府の要職に就き、大奥からも慕われた好青年。時代の激動にもまれ成長し、知恵を使って乗り切っていく彼は、温厚で争いは好まぬ性格であったようだ。動乱の世に、39歳の若さであまりにも早くこの世を去った阿部正弘(歴史にもしもとか仮にということはないにしても・)もしも仮に、彼がもっと永く生きていたなら、歴史は変わっていたかもしれない・・・。歴史のロマンを感じるお話しであった。
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講演終了後は、見延典子さんに、山口哲治副会長(前福山誠之館高等学校校長)よりお礼のご挨拶あり。
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さてさて、18:00~ニューキャッスルホテルで同窓会懇親会。昭和16年卒業の大先輩から今年も大勢参加。
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久しくお会いする恩師や先輩諸氏にご挨拶。後輩たちも各界で活躍の様子、対話に花が咲く。毎年、にぎやかに大盛況の懇親会であった。
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米寿のお祝い。御挨拶される生物の小土井先生。
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最後は応援歌・陣鼓の響にて。
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われらが51年卒のメンバーも20名集った。瀬良君の遺影とともに・・。