Archive for 2014年 11月
消防団協力事業所表示制度
赤磐市では、9月1日から「消防団協力事業所表示制度」を開始しました。
近年の局地的な豪雨や台風などの自然災害が頻発し、地域防災の強化が喫緊の課題である中、防災
力の中核である消防団の処遇改善やサポートは重要な課題だと考えます。
「消防団協力事業所表示制度」は素晴らしい取り組みだと考えます。
(広報あかいわ 12月号)
平成26年6月議会の「消防団の処遇改善等について」の一般質問
質問
初めに、消防団の処遇改善等についてお伺いをいたします。近年、局地的な豪雨
や台風などの自然災害が頻発し、地域防災の強化が喫緊の課題となる中、
消防団の重要性が改めて注目を集めています。
消防団は、消防署とともに火災や災害への対応などを行う消防組織法に
基づいた組織であり、火災や災害の発生時にはいち早く自宅や職場から
現場に駆けつけ対応に当たる地域防災のかなめであります。
特に東日本大震災では、団員みずから被災者であるにもかかわらず救援
活動に身を投じ、大きな役割を発揮いたしました。しかし、その一方で
全国的に団員数の減少が顕著になっており、1965年に130万人以上
いた団員は2012年には約87万人に落ち込んでいます。その背景には、
高齢化に加えて、サラリーマンが多くなり緊急時や訓練の際に駆けつけにくい
事情も団員の減少の要因と言われております。
そのような状況の中、昨年の12月に消防団を中核とした地域防災力の
充実強化に関する法律、地域防災力充実強化法、いわゆる消防団支援法が
成立して、消防団を将来にわたり地域防災力の中核として欠くことのできない
代替え性のない存在として定義して、消防団の処遇改善と装備の拡充が
図られることになりました。
そこで、以下3点お伺いをいたします。
1点目として、本市におきましても、消防団は先般5月18日の第61回
岡山県消防操法訓練大会の小型ポンプの部で第6位に入賞されるなど、
日ごろからの訓練も含め火災や毎年起こる台風や集中豪雨の災害等での活躍は
皆様御承知のとおりでありますが、現状と課題はどのようなものなので
しょうか。
2点目として、地域防災力充実強化法の成立により、消防団の処遇等はどのように
変わるのでしょうか。
3点目として、消防団の重要性が再認識される中、地域の実情に即した独自の支援策
の取り組みをされる自治体も出てきていますが、本市はどのようにお考えでしょうか。
御答弁をよろしくお願いいたします。
答弁 市長
それでは、治徳議員のお尋ねにお答えいたします。
消防団の処遇改善等についてのお尋ねでございます。
私は、就任して以来、安心して健やかに暮らせる赤磐市、これの実現に
向けて市政を運営してまいりました。
目標に掲げました3つの安心の中の生活環境の安心として、特に地域防災
への取り組みを強く感じてるところでございます。東日本大震災を契機と
いたしまして南海トラフ大地震の発生が危惧される中、市民の皆様の防災意識
はかつてないほど高まっております。
消火や救助活動、住民の避難誘導等に地域密着性、要員動員力、即時対応力
を有する消防団の役割は大きく、日ごろから地域コミュニティの維持及び振興
にも大きな役割を果たしているところでございます。
赤磐市消防団は、4方面隊1062人の消防団員で組織し、平素は生業を持ちな
がらも、みずからの地域はみずからで守るという崇高な郷土愛の精神に基づき、
地域防災のかなめとして消防団活動に御尽力をいただいてるところでございます。
特に、消防団員は、地域防災の中心的、牽引的な役割を果たす地域防災コーディネーター
としても期待をしてるところでございます。
そうした中、5月18日、岡山県消防学校において開催されました第61回岡山県
消防操法訓練大会に赤磐市の代表として出場いたしました吉井方面隊第2分団第3部
が長年の鍛錬の成果が実り、念願の6位入賞を果たすことができました。
これも、ひとえに皆様方の御支援、御協力のたまものと厚く感謝しているところで
ございます。
答弁 消防長
続きまして、消防団の処遇改善等について消防長の立場から御答弁をさせていただきます。
赤磐市消防団の現状につきましては、消防団員数は条例定数1146人に対しま
して平成26年4月1日現在の実員が1062人、充足率は92.7%で、そのうち
女性消防団員が10名となっております。
消防車両は、消防ポンプ自動車が8台、普通積載車が53台、小型積載車が27台で、
合計88台と可搬消防ポンプ93台を保有し、山陽、赤坂、熊山、吉井の4方面隊で
組織し、地域防災の中核的存在として平常時においても地域に密着した活動を展開して
おり、消防・防災力の向上、コミュニティの活性化にも大きな役割を果たしていただい
ているところでございます。
さて、消防団の運営に関しましては、年間5回の役員会を開催し、業務の計画、実施、
装備の充実も含めました災害対応体制及び処遇改善など運営に関することについて
正副団長、正副方面隊長、消防本部職員が相互に身近な関係として熱心に協議を
行っております。
現状の赤磐市消防団が抱えます課題につきましては、全国的に消防団が抱える課題
と同様に、少子・高齢化の進展、被用者の増加、市町村の区域を越えて通勤等を行う
住民の増加等の社会経済状況の変化により、地域における防災の担い手である消防団員
を十分に確保することが困難になっていること、このことから存続が危ぶまれる部の存在、
若年層の減少、円滑な消防団活動を行う上で事業所側の消防団活動に対する理解と協力が
これまで以上に不可欠なこと、また就業構造の変化に伴い管轄区域内勤務者の減少により、
昼と夜における地域防災力の格差を生み出していること等が上げられます。
本市消防団の装備につきましては、毎年予算の編成時期に合わせまして各部、各地区が
必要とする装備品の要望調査を行い、その要望をもとに次年度の予算に反映し、
整備を行っております。したがいまして、今回の装備の基準につきましては、
このたびの法律の施行を受けて平成26年2月に改正されました消防団員の装備の
基準を踏まえ、今までと同様に役員会議、各地区との協議を十分に行いながら地域の
実情に即した必要な整備を行ってまいりたいと考えております。また、処遇改善
につきましては、平成26年4月から退職報償金が全階級一律に5万円引き上げら
れております。報酬、手当につきましては、法律の中で出動訓練、その他の活動の実
態に応じた適切な報酬及び費用弁償の支給がなされるよう必要な措置を講ずるものと
すると規定されておりますが、現状の赤磐市消防団の報酬、出動手当につきましては
岡山県下消防団の平均レベル以上にあり、団員の方にも理解をいただいているものと
考えております。引き続き県下の動向を注視しながら対応を検討してまいりた
いと考えております。
次に、消防団支援策につきましては、課題のところで答弁させていただきましたが、
消防団員に被用者がふえ、消防団活動を円滑に行うためには事業所側の消防団活動に
対する理解と協力がこれまで以上に不可欠となってきております。
そこで、日中における消防団員の出動率を高めるため、消防団協力事業所表示制度を導入し、
協力事業所の社会的評価や信頼性の向上を図り、事業所における消防団活動への一層の
理解と協力の推進をお願いし、団員の確保の推進に努めてまいりたいと考えております。
さきに申し上げました課題解決としまして、消防団員の確保を含めた消防団組織
の充実につきましては、消防団各位と親密な関係の中で必要な施策を検討し、協議を
十分に行いながら、法の趣旨に基づく地域防災力の充実に取り組んでまいりたいと
考えております。 以上、よろしくお願いいたします。
再質問
それでは、再質問をさせていただきます。大変丁寧な御答弁、大変にありがとう
ございました。消防団に対する思いとか状況についても課題についても処遇改善等
についてもよくわかりました。
私も、先ほど団員みずから被災者であるにもかかわらず救援活動に身を投じ、
大きな役割を発揮したと東日本大震災の例をお話しさせていただきましたが、
その一方で、東日本大震災では住民の避難誘導や水門の閉鎖活動等で198人の
消防団員の方が殉職されております。
まさに命がけの任務であります。
非常に厳しい中頑張られております。今後ともに全力でのサポートをよろしくお願い
を申し上げます。
そして、消防団独自の支援策についてでございますが、今後消防団協力事業制度を
導入するとの御答弁でございますが、消防団員の減少とサラリーマンの比率が増加
する状況の中、勤務中の活動に配慮する協力事業者をふやしていくことは重要で
あると考えます。出動しやすい環境をつくることはすばらしいことだと思います。
ぜひ取り組んでいただきますようお願いを申し上げときます。この消防団員、
消防団協力事業表示制度の導入についてもう少し内容等の詳細説明をお願いいたします。
再答弁 消防長。
それでは、治徳議員さんの再質問に答えさせていただきます。
消防団協力事業所について詳細にということでございます。
この制度につきましては、平成18年に創設されたものでございます。
これにつきましては、団員の就業形態が大きく変化しまして団員の被雇用率が
年々増加傾向にあるという、そういうことを踏まえて団員の確保という観点から
のこういう制度の制定がなされたものでございます。全国では、約7割の消防団員
が被雇用者ということでございます。全国的なことを言いますと、1718市町村の
うち全国的には978の市町村がこういう形のものを導入されております。
岡山県の状況でいきますと、27市町村中14市町村が導入をされております。
そういうようなことでございまして、赤磐市もこういう状況を受けて、
いち早く導入すべきでありましたが、最近特に若年層の入団状況等が悪い
中にありますので、こういう制度の導入を考えさせていただきました。
以上でございます。よろしくお願いします。
再々質問
ありがとうございました。
今後するということでよろしいんですよね。今後導入するという形でよろしいんですよね。
そういうことですよね。はい、ありがとうございます。
支援策の件なんですけども、協力事業者に応援減税とか、つまり税制を優遇で支援をして、
消防団への協力を広げていく自治体があったりしますし、また制度は違いますけれども、
地域を挙げて消防団を応援しようと、団員証を応援事業者の登録店舗で提示すると割引や
特典が受けられるまつやま・だん団プロジェクトを実施している愛媛県の松山市の取り組み
などが有名でございますが、今後このような一歩踏み込んだサポートも研究検討してい
ただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
これについては要望とさせていただき、御答弁は結構でございます。
その上で、1点お伺いをいたします。
赤磐市財政健全化アクションプランの具体的な取り組みの中の消防団の見直しの
項目で、平成27年度816万円の削減がありますが、これはどのようなものな
のでしょうか。ただいまの一連の御答弁との整合性はとれているんでしょうか。
お伺いいたします。
再々答弁 消防長。
再々質問のほうへ御答弁をさせていただきます。
赤磐市財政健全化アクションプランとの整合性についてということでございます。
健全化アクションプランに取り組む事項としまして、消防団組織の見直し、
それから消防団車両の見直し等を掲げ、取り組むものとしております。これらの
取り組みにつきましては、合併後9年余りを迎える中で、常備消防の整備状況を
踏まえながら赤磐市の地域の実情に即した消防団の適正規模化を目標に取り組む
ものでございます。その中で一定額の削減効果を図るという計画をしてい
るものでございます。
なお、先ほどの答弁の中で、団員の処遇改善、それから装備の充実等、
そういう形のものを取り組むという形で上げさせていただいておりました。
これにつきましては、消防団員各位との協議、役員会、そういった中での協議
の結果として必要な取り組みについてはこの法律の施行後の平成26年の
普通交付税の措置に基づくものとして増額が図られたものがございますので、
それの適用を考えていきたいというふうに考えております。
以上でございます。よろしくお願いします。
イノシシに遭遇
今日、活動中に山陽エリアの南方の田んぼでイノシシがいるところに遭遇しました。
しばらく、うろうろと餌を探していましたが山に入っていきました。
近くには集落や道路があり、車が通っても逃げる様子はありませんでした。
私の知人にも、車に衝突されたり、バイクで早朝走っていて大怪我をした人 も
いますが、こんな街中に近いエリアで実際に見るのは初めてで「ビックリ」 しました。
やはり、深刻化、広域化進んでいますね。
私も赤磐市鳥獣被害防止対策協議会 委員をさせていただいています。
また、平成25年3月議会、平成25年9月議会、平成26年6月議会で一般質問を
させていただいていますが、今後共にこの鳥獣被害対策の問題に取り組んでいこうと思います。
(ご興味のある方は、議会質問① 議会質問②で一般質問の詳細をご覧ください)
赤磐市総合防災訓練
《赤磐市総合防災訓練》
赤磐市総合防災訓練が、消防本部、消防団、自主防災組織、 山陽地域自治会、
自衛隊、警察、赤磐 医師会、防災士会、NTT、岡山ガス、中国電力 等々の多くの
機関が参加して開催されました。 昨日の夜も長野北部で震度6弱の地震 が発生し
大きな被害が出ていますが、南海トラフ地震が想定 される中、真剣に取り組 まれて
いました。
《暮田里山まつり》
吉井エリアの「暮田里山まつり」に同僚の金谷議員と参加しました。
他エリアからも大勢の方が来られていました。 無料サービスのお汁を
いただきましたが、美味しくて2杯食べました。 また、昔、娘がお世話に
なった中学校関係者の方等、多くの方に声を掛けていただき、 楽しい時間を
過ごすことが出来ました。
赤磐名物「朝日米らーめん」
本日、活動中の昼食は「朝日米らーめん」を久しぶりに食べました。
「朝日米らーめん」は赤磐市の名物で、赤磐市の赤坂エリアの
県道岡山吉井線沿いにある「米の 駅」の一角のらーめん茶屋で販売しています。
(赤磐商工会の赤磐特産館アグリの隣です)
「朝日米らーめん」は岡山県赤磐(あかいわ)地域のB級グルメとして
誕生したラーメンです。
赤磐で生産されたおいしいお米「朝日米」を米粉にし、その米粉で作った麺を
使用するのが特徴で す。赤磐商工会と地元の農業者・商工業者が協力し、
商品開発・普及を行っているそうです。
今年、発売3周年で赤磐市内の女子学生8人でつくるグループ「CKC (シーケーシー)」
が「朝日 米らーめん」のPRソングを発売するなど頑張っています。
産業建設委員会現地視察
本日は、産業建設委員会で午前中は、あかいわ山陽流通センター、桜ケ丘中央緑道、
桜ケ丘のポンプ場及び桜ケ丘東浄化センター、赤坂天然ライス、等々を現地視察。
昼は指定管理したドイツの森に隣接する「吉井ガルデン」(地元で収穫した野菜を中
心にバイキング形式で提供している農村バイキングレストラン)で昼食の後、午後から
委員会が開催されました。
委員会では、地域おこし協力隊の応募状況報告や視察したあかいわ山陽総合流通セン
ター地区計画の変更、桜ケ丘東浄化センターについて、アンテナショップ(岡山県)
等、の(事業の進捗状況)の説明、質疑がありました。
また、是里ワイン30周年を記念して新たに販売するワイン「是ze」(シリーズ)の
報告もありました。
(現地視察)
流通センターでは、8月に移転新築をした㈱USS岡山社の新会場を視察させていた
だきましたが、最新設備のオークション会場は「素晴らしい」の一言に尽きます。
USS岡山会場では、イスラム圏の方のためにモスク(礼拝堂)も完備されていまし
た。
桜ケ丘中央緑道(新しく工事中)

桜ケ丘東浄化センター(執行部が図面で今後の下水道計画を説明)
指定管理により事業を開始された㈱GFJ社の視察(赤坂天然ライス)
11月17日「結党50年」
昨日の11月17日で公明党は「結党50年」の大きな節目を迎えまし
た。
1964年11月17日、東京の日大講堂で結成大会を開催。
「日本の柱公明党」「大衆福祉の公明党」のスローガンの掲げ、「庶民の党」としてスタートをきりました。
当時、政治テーマとなっていなかった「福祉」を初めて取り上げ、児童
手当や教科書の無償化等々、実現しました。以来50年、福祉、教育、
環境、平和などの分野で実績と信頼を積み重ね、国政の責任ある一翼を
担う政党へと発展しました。
これも、党員・支持者の皆様の絶大なるご支援くださったからだと、感
謝いたします。
そして、私も「komeiチーム3000」の一員として「大衆と共に」との
立党精神を命に刻み、「次の50年」に向かい一生懸命に頑張っていこ
うと改めて強く決意いたしました。




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![S0192020[1]](https://www.komei.or.jp/km/jitoku/files/2014/11/S01920201-300x225.jpg)





