menu
バックナンバー 2014年 8月

 8月15日に公明党和泉市議団で終戦記念日街頭を市内各地で行いました。

 私は、和泉府中駅前にて69回目の終戦記念日を迎えるに当たり、すべての戦没者の方々とご遺族の方々に謹んで哀悼の祈りを捧げるとともに、我々公明党は、世界平和と地域の安定の実現に、これからも全力を尽くしていく決意を冒頭申し上げました。以下次のように街頭より訴えをさせていただきました。

現在、我が国を取り巻く国際環境は、ますます厳しさを増しています。日本の周辺諸国における大量破壊兵器や弾道ミサイルの開発、海洋資源をめぐる争い、国際テロの脅威などにより地域の緊張はますます高まってきています。こうした状況に対応し、地域の平和と安定を維持するためには、まずは我が国が、外交努力を率先して重ねていくことが重要であり、周辺諸国と徹して「対話」を行っていくべきことが大切です。また同時に、これまで想定していなかったような脅威に対応し、日本国民の生命、自由、幸福追求の権利を守るために、すき間のない、しっかりとした安全保障体制を整備する必要があります。

戦後70年近くにわたって、日本が大切にしてきた憲法の精神である「平和主義」を貫き、そして国民の生命を守る。このため政府は、7月1日、新たな「安全保障法制の整備について」と題する閣議決定を行いました。 とりわけ重要な点は、日本国憲法が掲げる「専守防衛」を、我が国は今後も堅持すると閣議決定に明記したところです。つまり、他国のために戦うことを目的として自衛隊を海外に送ることは、今後も有り得ず、我が国の武力行使は、あくまでも自国防衛に限った措置となります。 

今回の閣議決定では、公明党の主張を反映し、力強い外交の推進による脅威の未然防止、紛争の平和的解決の努力も盛り込まれました。公明党としても、これまで進めてきた東アジアの平和と安定に資する近隣諸国との関係改善、核軍縮・不拡散、「人間の安全保障」分野における国際貢献など更なる取り組みを推進していきたいと考えています。

明年2015年は、広島と長崎への原爆投下から70年となる節目です。今年は来年に向け、核廃絶の潮流を確かなものにする上で、重要な意義を持つ1年となります。座して戦争反対を叫ぶだけでは平和は実現できません。地球的視野に立った「行動する平和主義」に徹し、人間の安全保障を具体的に推進していくことこそ日本の進むべき道であると確信します。 本年4月11、12の両日には、核廃絶をめざし、日本とオーストラリア両政府が主導する軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI=非核保有12カ国が参加)の第8回外相会合が初めて被爆地・広島で開催されました。

今回の外相会合は、公明党の核廃絶推進委員会座長、浜田昌良参議院議員が2012年4月の参院予算委員会で取り上げ、核軍縮の問題を日本が主導的に議論していくために広島、長崎で開催するよう提案し、開催が決定したもものです。本年4月2日には、山口那津男代表が党推進委や広島、長崎の地方議員と共に岸田文雄外相に要望書を手渡し、同会合で国際社会を結束させる触媒としての役割を日本が十分に果たすよう要請し、原爆投下から70年を迎える来年に「核廃絶サミット」を広島、長崎で開催するよう訴えました。

我々公明党は、本年、結党50周年を迎えます。結党の理念哲学として大切にしてきたものは、「平和」の旗印でした。戦後69年もの間、日本国憲法のもとで、平和国家として道を貫いてきた我が国の歩みを、引き続き公明党が積極的にリードして参ります。

 以上、戦後69回目の終戦記念日に当たりまして、ご挨拶させて頂きました。これからも「平和の党・公明党」に、皆様の力強いご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

8月4日から5日までの2日間、滋賀県唐崎にある全国市町村国際文化研修所で行われた議員特別セミナーに参加を致しました。

今回のセミナーの内容は、

1.これからの社会保障制度~2025年を展望して~ 

 講師 駒村康平 慶応義塾大学教授

2.障がいを持つ人の働ける場をつくる 

 講師 宮島望 農事組合法人共働学舎新得農場代表

3.子ども・子育て支援新制度とこれからの子育て支援  

 講師 奥山千鶴子 NPO法人子育てひろば全国連絡                 

    協議会理事長            

4.子どものことを真ん中に~熊取町の子育て支援~ 

 講師  中西 誠 大阪府熊取町長 

以上の4点について講演を聞いて来ました。このセミナーには、全国の市町村議員の希望者288名が参加されておりました。研修所の横に琵琶湖を望む、素晴らしい環境の中で、日本が直面する重要な事案について、有名な講師陣による内容の濃い、また自らの議員活動にも大変参考になったセミナーでありました。また、初日の夕食は参加者との交流会がセンターの食堂で行われ、これもそれぞれの市町村が抱える問題などを話し合って有意義な交流会となりました。セミナーの内容が子育てなどが中心であったことからだと推測しますが、女性議員さんが比較的多かったように思いました。

Twitter
サイト管理者
和泉市 服部敏男
hattori888@sea.plala.or.jp