12月の議会定例会が閉会しました。
平成30年第4回伊豆市議会定例会が今日で閉会し、執行部提出の一般会計補正予算ほか12の議案は全て可決成立しました。
また、市民から出されていた請願は一部採択、そして追加議案として、青木議員を提出者にほか7名の賛成者連名で提出された「伊豆市修善寺・中伊豆・天城地区の新中学校の整備を求める決議」は賛成多数で可決、さらに総務経済委員会提出の「再生可能エネルギー発電事業関連法令における住民意向の反映および安全基準等の規定を求める意見書」を賛成多数で可決して国に送ることを決め終了しました。
私は一般会計補正予算について賛成討論を行い、特に今夏の猛暑で小学生が熱中症で亡くなった事や、子どもは大人に比べ熱中症のリスクが大きいことなどから、市内小中学校の全普通教室へのエアコン設置が盛り込まれた、補正予算への賛同を訴えました。
意外だったのは、新中学校の整備を求める決議に対する反対討論です。
整備計画、市民説明、議案等の議論をしていない! 決議を上程する時期ではない! あなた方は政治的効果を狙っている!(売名行為ということ?) 等々、決議案提出への激しい非難とも聞こえる発言にはまったく驚きました!
新中学校整備に反対ではないが、という議員もいましたが、昨年の文教ガーデンシティ事業の議会否決で、新中学校建設に期待していた子どもや保護者が失望し、幾家族かが市外へ転出してしまったことは紛れもない事実なのです。
生徒数の減少で数年後には単学級が出現し、教科担任の配置が難しくなっていくことや、老朽化が進み雨漏りのする校舎で勉強している子どもたちのことを思うと、一時も早く環境改善をしてあげなくてはと思うことが時期尚早なのでしょうか!
「全ての議員あるいは大多数の議員が納得するまで、このようなことをするべきではない」 はたしてそうなのでしょうか。
市民から出された中学校教育環境改善を求める誓願を議会が可決して、それを受けた教育委員会が教育振興審議会に諮問し、審議会が約1年かけて議論して「3中学校は統合すべし」との答申を出し、教育委員会が議員に説明して意見を聞きながら整備方針を決定した。
そんな中で議員は十分な議論をする機会はなかったのでしょうか。自ら判断できる情報を得ることが出来なかったのでしょうか!
すでに新中学校整備に反対を表明している議員もいます。細かいことは今後議論するにしても、新中学校整備について、この時点でまだ自分の意思をはっきり表明できないはずはないと思いますが。