文教ガーデンシティ事業の行方〔第14回〕文教関連を除いた新年度予算が成立
27日の臨時会で否決され、廃案となってしまった新年度予算ですが、今日の臨時会で、反対の多い文教ガーデンシティ関連予算を除いた平成29年度一般会計予算が成立し、市民生活に必要な福祉や教育、産業振興、市民サービスはかろうじて継続されることとなりました。
今日出された議案は、以前9人の議員から修正議案で削除された文教関連予算のうち、昨年の議会(選挙前)ですでに承認され、当然予算書に載せるべきとされる「義務費」の継続費分と債務負担行為分です。
これについては今日の質疑で、「文教ガーデンシティ事業が動き出すまで執行しない。」ことが答弁されたにもかかわらず、再びそれらを削除する修正動議が出されました。
しかしさすがにこれはやり過ぎで、賛成者は3人にとどまりあっけなく否決されました。すでに年度末の30日です。これ以上市民生活に重大な影響を与える混乱は避けるべきです。
今後文教ガーデンシティ構想の行方は、反対者から出された「いったん立ち止まって考えるべき」との意見を受けた市長、そして執行部の対応と、それを反対している議員がどこまで真摯に検討するか、そしてどのような対案が出されるか。あらゆる情報を比較検討して、未来を担う子どもたちのため、さらに市民負担の少ない方法で施設整備するか、さらに市民生活に欠かせない公的病院の市内存続のため、どのような方法がベストか。今、伊豆市議会の真価が問われています。
あと一カ月余り、残された時間は迫っています。