環境モデル都市“梼原町”を視察しました
3月25日から27日にかけて、2会派合同で四国中西部の視察研修を行いました。メインの視察先は、環境モデル都市として知られる高知県梼原(ゆすはら)町です。
梼原町は、高知市と松山市のどちらからも車で約1時間40分の距離にあり、山林に囲まれた人口約3,800人の小さな町です。幕末の英雄・坂本竜馬らが自由と平等を夢見て脱藩していった維新の道としても有名です。
ちょうど私たちが訪れた日は、坂本竜馬が文久2年の3月25日に梼原の那須俊平・信吾父子の家に宿泊して、26日に脱藩したその日から151年目にあたるとのことでした。
歴史的に由緒あるこの地ですが、山林面積が91%を占める町で住民のために町役場がどのような努力をしてきたか。視察前から興味は尽きませんでした。
この日案内をしてくださったのは、梼原町商工会の事務局長を務める川田俊一郎さんでした。梼原町では、東日本大震災以後視察がひっきりなしで、役場では専任の案内職員を2人設けたそうですが追いつかずに、町長の委託で商工会も案内を務めているとのことです。
風力・太陽光・小水力・木質チップバイオマス・そして地熱と、多様な発電システムを導入して徹底した環境負荷の少ないエネルギーを生み出し、2050年には住民から一切税金を集めずにすべてを再生可能エネルギーで賄うと意気込んでいました。
現在でも売電によってかなりの基金が積み立てられているそうです。これだけ徹底した政策を推進するには、民間出身の川田さんの影響力は相当大きななものがあるようです。
こころの健康づくり講演会へいきました
午後1時30分から2時間、市民文化センターでこころの健康講演を聞きました。講師は認知行動療法の研究で有名な医学博士の大野裕先生です。
近年、自殺者が多い状態が続いていて、その原因にうつ病が多いことから、伊豆市でも自殺対策強化月間に合わせてこのような講演会を催したものです。
講演の中で大野先生は、「私たちの気持ちや行動は、その時に頭に浮かんだ「考え」(認知)によって影響される。ちょっと意識すれば受け止め方が変わってくる」として、具体的な例を挙げて説明をしてくださいました。また「こころに寄り添う話し方」や、「こころのスキルアップの実際」についても話してくれました。まだ1度の講演でいろいろなことを理解できませんでしたが、身近にそのような人がいたら役立てたいと思います。
講演後にロビーであいさつすると大野先生は、公明党議員のおかげで認知行動療法が保険適用になり感謝しています、と応じてくださいました。
認知行動療法がさらに普及するように私もがんばります。
原保保育園休園式(おわかれ会)がおこなわれました
市議会3月定例会が閉会しました
小・中学校の卒業式が行われました
今日は伊豆市内の小・中学校で一斉に卒業式が行われました。
私は、地元の中伊豆小学校と中学校に中伊豆地区の同僚議員3人とともに行かせてもらいました。
例年、卒業式というと寒い体育館で震えてしまうのですが、今年は暖かいを通り越して暑いぐらいの気温です。
今年は気候の変動のせいか、小学校ではインフルエンザが収まってきたそうですが、中学校ではかなりの生徒がインフルエンザで卒業式に出られないとのことでした。
しかし、卒業式では元気よく返事をして卒業証書を受け取る男子生徒も多く、頼もしく感じました。これからそれぞれの道を歩んでいく生徒たちが、やがてふるさと伊豆市のために貢献してくれるとありがたいものです。
一般質問行いました
今日は市議会の一般質問です。
私は2番目に登壇しました。議員になってから8年余、毎回欠かさず一般質問を行っていますが、いつまでたっても緊張してしまいます。
答弁内容をメモしている余裕がないので、聞き漏らさないように集中力を高めていますが、聞きたい内容以外の答弁が出るとどうしても気がそれてしまい、質問の展開を頭の中でまとめるのが忙しいです。以前、「一方的に質問するのだから気が楽」 と、言っていた議員もいましたが自分はそうなれそうもありません。
今回は、市の発信する防災・災害情報を一括して受け付けて、それをテレビやラジオ、携帯電話やインターネットなどに配信できる「公共情報コモンズ」というツールについて市の取り組みと、 就農人口増加策と6次産業化支援、 胃がん検診におけるピロリ菌リスク検査の導入について、 そして骨髄ドナー助成制度についての質問をしました。
この中で、ピロリ菌リスク検査については、田方医療協議会で議題に上がり、前向きに検討がされているとのことで時期はわかりませんが実現されそうです。
胃がんの発症原因となるピロリ菌感染による胃の粘膜の萎縮を発見し、除菌による治療で胃がんリスクを減らすことができれば、今まで毎年受けていたバリウムX線検査を受けなくて済みます。リスクの少ない人は検診間隔をあけることができ、リスクの大きい人は毎年胃カメラで検診を行い、より集中して健康管理ができます。
この件では質問後に反響が多くありました。やはり多くの人が自分の健康管理を気にしながらも検査時の負担を減らしたいと思っているようです。
そのほかの詳しい内容については、後日報告します。また、近日中にインターネットで議会録画中継が配信されますので時間の取れる方は是非ご覧ください。
第1委員会終了しました
昨日に引き続き、第一委員会を開催しました。今日の所管は建設部です。
建設課では、昨年作成した橋梁長寿命化修繕計画に沿って道路橋補修を行い、安全性を高めてさらに長寿命化を図ります。
国会で公明党の主張した防災減災対策の予算が付いたので、市でも計画を前倒しして平成24年度の補正予算で8橋の修繕工事を行います。かって、老朽化した橋を心配する声を聞いていましたが、早めの修繕で住民の安心感が高まるとよいですね。
今日の審査では、それぞれの工事・事業について様々な角度から質疑が行われました。議員の一人は、大平地内で予定されている市道改良工事が、立地計画のある企業のために行われるのではないかと、同じ質疑を繰り返して何度も行いました。答弁では、「今まで使っていた道が使えなくなったために狭い市道を拡幅する」と答えているにもかかわらず自分の意見を繰り返すので、委員長権限でその議員の質疑を終結させていただきました。
質疑は、議案に対する自分の賛否を判断するために行われます。「答弁者から自分の思う通りの答えが得られないから納得できない」では議事は進行しません。もっと正常な角度から前向きな質疑を行なってほしいものです。