平成27年8月11日
文教福祉常任委員会のメンバーで東京都日野市の発達・教育支援センターを訪問させていただき、同センターの運営等についてお聞きしました。
発達・教育支援センターであるエールは、平成26年4月が開設され、0歳から18歳までの発達面、行動面、学校生活面において支援が必要とする子ども、子どもの育ちについて不安がある保護者の相談・支援機関で、福祉部門と教育部門の部署がセンターに設置されており、子どもの育ちに関する相談窓口を一本化され、継続した支援ができる仕組みを構築されていました。
このようなエールの取り組みは全国的にも先進的な取り組みで、児童精神医師や心理士、言語聴覚士、理学療法士等の相談・指導員が非常勤として従事されており、専門的で総合的な相談や支援が行えるようになっていました。保護者の方から気軽に相談していただくことで、発達障がいに対して垣根が低くなったように思うとのことでした。
センター内は、相談室が多くあり、様々な支援ができる施設もあり、明るく清潔感あふれる施設でありました。
公募により決定された発達・教育支援センターの愛称「エール」には、支援が必要な子どもや保護者等への「心を一つにして応援する」という意味が込められています。
平成27年8月10日
文教福祉常任委員会のメンバーで千葉県松戸市を訪問させていただき、学習指導事業「言語活用科」についてお聞きしました。
「言語活用科」は、市内の小中学校で学習されています。日本語分野と英語分野で構成されており、言語を用いた適切なコミュニケーションの基礎的な知識や技能を習得し、これらを活用した柔軟な思考に基づいて判断し、相手に分かりやすく伝える力と相手が伝えようとしていることを理解する力を2つの分野の学習を通して育むことを目的に取り組みされていました。
松戸市教育委員会は、2年間かけて「ハートでENGLISH」学習教材を開発作成したことで、言語活用科の授業の準備や進め方についての不安が解消され、教師は、子どもの発音などが良くなった。楽しんで取り組んでいるとのこと。子どもは、楽しい。歌で発音の仕方を練習するのでおもしろいし覚えやすいとのことでした。
「ハートでENGLISH」教材は、映像、ワークブック、発音無敵ソングCDなどからなり、市内の全小学校の全教室にパソコンやTVが常設されており、教育課程のモジュール時間を活用して学習しているとのことでした。現状の課題は、小中学校連携教育カリキュラムが課題とのことでした。
グローバル化する社会で活躍するためにも大切な教科であると思いました。
「言語活用科」グランドデザインがインパクトありイメージしやすいので添付します。