公明党 石田圭一郎

令和6年度第4回定例会 一般質問を行いました!

議会報告 / 2024年11月28日

1 長期国債買入れ減額や利率上昇による区の財政負担と影
響について
2 ふるさと納税等について
3 板橋のいっぴんについて
4 危機管理について
5 子ども施策について
6 高齢者施策について

質問原稿

通告に従い公明党の一般質問をおこないます。

まず初めに、【長期国債買い入れ減額や利率上昇による区の財政負担と影響について】お伺いいたします。

日銀は7月31日の金融政策決定会合で、政策金利を従来の0~0.1%程度から0.25%程度に引き上げることを決めました。また、長期国債の買い入れ額を現行の月6兆円規模から3兆円規模に減額する計画も決定しました。

日銀植田総裁は利上げが景気に及ぼす影響について「利上げといっても金利の水準、あるいは実質金利で見れば非常に低い水準での少しの調整ということなので、景気に大きなマイナスの影響を与えるということはない」と述べておりました。

9月の会合では、追加利上げの判断において経済や市場の動向を「見極めるための時間的余裕はある」として、利上げを急がない姿勢もみられました。10月会合後の記者会見では「時間的余裕という表現は今後は使わない」と言及されておりました。

そこでお伺いいたします。政策金利0.25%程度の引き上げや、長期国債の買い入れ額を減額する計画が区に及ぼす影響をお聞かせください。

また、本区の、特別区債の残高は、令和6年度末で336億円を見込んでいます。区債発行額は区営住宅、小中学校の改築工事などの増により、増加しておりますが、利上げによる区債の影響も併せてお示し願います。

さらに植田総裁は今後の金融政策運営について「現在の実質金利が極めて低い水準にあることを踏まえると、今回示した経済物価の見通しが実現していくとすれば、それに応じて、引き続き、政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになる」と述べ、さらなる金利の引き上げもありうるという考えを示しました。この利率上昇による区のメリット・デメリットについてお聞かせください。

植田総裁は今後の利上げについて、丁寧に見極めていく方針を石破首相に伝え、先月31日の金融政策決定会合で金融政策の「見極めに必要な時間や利上げのタイミングについて予断を持っていない」とした上で、「今後毎回の決定会合において、その時点で利用可能な各種のデータ情報から経済物価の現状評価や見通しをアップデートしながら政策判断を行っていく」との考えを示しました。そこで今後の見通しについて、お伺いいたします。板橋区の財政の見通しは、納税義務者数の増加などによる特別区民税の増収や、企業業績の回復基調による特別区交付金の増となり、堅調(けんちょう)な歳入環境が見込まれます。

しかしながら、現下の物価高騰や社会経済情勢の変動を考慮すると、区の財政状況は楽観視できる状況ではありません。 また、地方法人課税や地方消費税の清算基準の見直しなど、国による不合理な税制改正による影響が恒常化していることに加え、都区財政調整の課題となっている、政令指定による区立児童相談所の設置に基づく調整財源の配分割合については、未だに変更されず適切な財源措置が行われていないことが懸念されると今年度の予算編成で述べられております。そこでお伺いいたします。本区の区債と財政運営の見通しをお示しください。

次に【ふるさと納税等について】お伺いいたします。まず初めは影響額の見通しについてであります。

ふるさと納税による令和5年度流出影響額は27億円を超え、看過できない状況であります。この状況を放置すれば区民サービスにも影響を及ぼします。本来のふるさと納税の趣旨はふるさとやお世話になった自治体を応援するという制度創設時の理念から大きくかけ離れ、より多くの寄附金を集めるために返礼品競争が続いており、寄附本来の趣旨を促す制度となっておりません。そこでお伺いいたします。令和6年度の見込み流出影響額をお示しください。また、流出額の増大により区民サービスへの影響はどのようなことが考えられるかお示しください。

 

次に返礼品についてお伺いいたします。

本区でもふるさと納税は「背に腹は代えられない」中、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングや、ふるさとチョイスを行っていることは一定の理解はできます。川崎市は今年4月から、現地決済型ふるさと納税「ふるさと応援納税」を導入し、市外から訪れた人の寄付に対する返礼品として、市内の加盟店舗で使える電子クーポンを発行しているそうです。ふるさと応援納税で寄付すると、寄付額の30%分の電子クーポンがすぐに利用できる仕組みとなっていて、市によると、5月末時点で約250万円の寄付があったそうです。

本区では区内限定で利用できるスマートフォンを使用したキャッシュレス決済「いたばしPay」が導入され好評であります。川崎市の様に、ふるさと納税として「いたばしPay」電子クーポンを発行することは、「いたばしPay」の目的でもある、区内の消費活動・経済循環の促進にもつながります。区長の見解と導入の可能性をお伺いいたします。

次に【板橋のいっぴんについて】お伺いいたします。まず初めに、今後の支援や方針について伺います。板橋区では、区内商業の活性化を目的として、平成15年度、17年度、20年度に、地域の方々に愛され親しまれている和洋菓子、お惣菜、パン、お酒などの商品を区民の方から募集し、公募委員などからなる選定委員会の審査の結果、選ばれた商品を「区民が選んだ板橋のいっぴん」に認定しました。そしてより魅力的なものとしていくため、時代や消費者のニーズに合わせたリニューアルを実施し、全64品を新しい「板橋のいっぴん」に認定しました!そこでまずお伺いいたします。

これまでの「板橋のいっぴん」と「新・板橋のいっぴん」で取り組んできた支援と今後の支援内容などを概算予算規模も含めてお示しください。また、板橋のいっぴんを、食のブランドとしての価値をさらに高めるため、店舗実態の把握による登録の見直しや、あらたな店舗の追加などを行っていくなどのお考えをお聞かせください。

次にふるさと納税の返礼品について伺います。令和6年の予算審査特別委員会でわが会派の坂巻議員が「板橋のいっぴん(など)のふるさと納税の導入や返礼品拡充に関する体制、今後の流れについて」質問をした際、区の回答は、「返礼品の拡充に伴いまして、一部業務委託を予定しているところでございます。

受託事業者のノウハウを活用しながら、いっぴん事業者に対しまして、参加方法や条件などを丁寧に説明し、協議を進め、国の返礼品承認を得るなどの諸手続を経て、今年の秋頃に開始を予定しているところでございます。」とのことでした。そこで改めてお伺いいたします。板橋のいっぴんをふるさと納税の返礼品として取り扱う品目や品数、今後の業務委託支援などの詳細をお聞かせください。

令和4年第3回定例会で私が「協定の課題と改善について」質問した際に区長は「形式的な内容のみでは、災害発生時の混乱する状況下においては実効性が担保できないことも想定されるところでもあります。現在、新たな協定を締結する際には、具体的な連携方法を協議・確認してから締結を行うよう改善を図っているところでございまして、実効性の高い協定になるように努めていきたいと考えています。」とご答弁されました。しかし、板橋区と災害協定を結んでいる区内団体の方々に詳細をお聞きすると、「具体的なことは何もわからない」、「発災時にどのような行動をしていくかも決まっていない」と複数の団体の方が仰っておりました。

区長の以前のご答弁の通り、新たに協定を締結する際は具体的な連携方法が協議・確認されていても、それ以前の協定締結団体には災害時の具体的な行動が協議・確認されていないのでしょうか?

また、協定を締結している団体の加入事業者やその従業員に対して、災害時の具体的な行動マニュアルの作成や実効性の確認はどのようにされているのでしょうか?お答え願います。

次に災害トイレトレーラー・トラックについてお伺いいたします。能登半島地震では、陸路の寸断や断水・停電の長期化によってトイレが使えない状況が長引き、避難所などの衛生問題が深刻化しました。

先月の決算調査特別委員会でもわが会派の渡部区議が「かわまちづくり」において、区は平時と非常時の垣根を取り払い、フェーズフリーの発想に基づくトイレトレーラー導入を求めた際の回答でも「区としても、移動可能なトイレトレーラーなどの活用については、平時のにぎわいの場において必要であるとともに、非常時の活用も可能であり、かわまちづくりにおける重要項目として認識していると」との前向きなご答弁をいただきました。そこでかわまちづくりに限らず、更なる有効活用として、トイレのない公園などで、町会などがイベントなどを行う際、簡易トイレ軽トラック(など)を利用することを提案いたします。

費用対効を高めることが期待できる、トイレトラック、トイレトレーラーの導入の際には、是非そのような利用方法の検討を求めますが、区の見解をお示しください。

品川区では大規模災害に伴う断水や停電で、水洗トイレが長時間使えなくなると、避難所トイレの衛生環境悪化や被災者の健康被害といった課題が生じることを想定し、災害時に自治体間で連携してトイレを確保し合う協定の締結をめざし、バリアフリーの多機能トイレを備えた自走式の「トイレトラック」を東京23区で初めて導入し、来年2月下旬の納車を予定しております。

そこで本区においても「災害時相互援助協定」を締結している13自治体に対して災害トイレトレーラー・トラック協定を結び、災害時に協力できる体制を板橋区が先頭になって働きかけていただきたいと考えますが、区の見解を求めます。また、品川区と本区との「自治体間で連携してトイレを確保し合う」という認識の違いなどもあればあわせてお示しください。

次に宅内配管工事協定についてお伺いいたします。輪島市などの被災地では、上下水道の復旧が進んだことで自宅前までは通水するものの、自宅の敷地内に水を引き込む配管が地震により破損し、水を使えない家が相当数にのぼりました。

修理の依頼は被災者自ら行う必要がありますが、地元業者も被災し依頼が殺到し、地元だけでは業者の確保が難しい状況との報道がありました。本区においても宅内配管修繕を円滑にするため、東京都管工事工業協同組合板橋支部や、板橋管友会などに支援要請ができる体制を構築しておくべきと考えますが見解を求めます。更に先ほどの災害トイレトレーラー・トラック協定でも要望しましたが、「災害時相互援助協定」を締結している13自治体に新たな締結内容として宅内配管工事協定を追加するべきと考えますが、区の見解をお聞かせください。

石川県は被災者が地元の市町以外からも業者を手配できるよう、能登半島地震で壊れた水道や下水道、浄化槽につなぐ宅内配管の修繕が加速するよう電話受付窓口を設置しました。これに関連し、地元以外から出張する業者に対して、人件費や移動、宿泊などにかかった経費を補助する制度を創設しました。

本区でもあらかじめ、電話受付窓口の体制や地元以外から出張する業者に対しての補助制度などの体制を構築するべきと考えますが、区のお考えをお示しください。

次に災害時の学校支援についてお伺いいたします。文部科学省は大規模災害発生時に学校運営や子どもの心のケアなどに当たる「学校支援チーム」を独自に運用している兵庫、宮城、三重、岡山、熊本の5県との連携体制を新たに構築する方針を固めました。学校支援チームは教職員やスクールカウンセラーなどで構成され、1月の能登半島地震では各県が被災地にチームを派遣し、避難所の開設支援や学校再開、児童生徒の心のケアに貢献しました。一方で学校が避難所となっていたことから学習の再開に遅れが生じるなどの課題も浮き彫りになりました。

こうした課題を受け文部科学省は、発災時に速やかに人材を派遣し、大規模災害時の子どもの学習継続や学校の早期再開を目的として、被災地に教職員らを派遣する新たな枠組み(ディ)()EST(エスト)を構築します。この取り組みの柱は、①同省職員の派遣②学校運営をサポートする「学校支援チーム」の派遣③被災地外の教職員やスクールカウンセラー(SC)の派遣の三つからなり、発災時に一体的な枠組みとしての役割を果たすため、平時からの取り組みも強化するそうです。
 

東京都教育委員会では、児童・生徒の生命及び身体の安全確保を図るため、「学校危機管理マニュアル」を策定しておりますが、東京都全域が被災した場合、マニュアルで記載されている具体的な対応ができるのか不安を感じます。本区において大規模災害発生時の学校運営や子どもの心のケアなどに当たる体制はどのように構築されているのでしょうか?具体的にお答え願います。

また特別区として、東京都へ文部科学省との「学校支援チーム」の連携体制に加わるよう求めるべきだと考えますが、区の見解をお示しください。

次に木造住宅の耐震化促進事業についてお伺いいたします。まず初めは除却工事についてであります。本区では、災害に強い安全なまちづくりをめざし、地震による建物倒壊や人的被害を最小限にとどめるため、建物の耐震化に要する費用の一部を助成する木造住宅の耐震化促進事業を実施しております。除却助成については、令和4年度まで、特定地域のみを対象としていましたが、区内住宅の耐震性向上を図るため令和5年度から対象地域を「区内全域」に拡大しました。令和4年度以前の過去5年間の累計除却助成実績は84件3,692万3千円となっており、年度の決算平均金額は738万4千円であり、平均年度件数は、16.8件、平均助成額は1件あたり、43万9,500円程度となります。

そこでお伺いいたしますが、令和5年度の特定地域の除却工事助成件数と対象地域を拡大した特定地域以外の除却工事助成件数並びに決算額と拡大したことによる事業効果をお聞かせください。

 次に新耐震基準についてお伺いいたします。これまで、木造住宅の耐震化促進事業の対象建築物は、昭和56年5月31日以前に建築された住宅を対象としてきましたが、令和6年4月1日より、耐震診断、耐震計画、耐震補強工事に限り、昭和56年6月1日から平成12年5月31日以前までの新耐震基準の木造住宅も助成対象となりました。

そこでお伺いいたしますが、令和5年度の昭和56年6月1日から平成12年5月31日以前の木造住宅の助成申請はどの程度あったのでしょうか? 

また、何故、除却工事と耐震シェルター(とう)設置助成は新耐震基準での申請を認めないのでしょうか?理由と今後、助成対象となるよう求めますが区の見解をお示しください。

本区では令和6年度を「地域防災力推進元年」と位置づけました。

今月からは、全世帯を対象として、防災用品のカタログ(とう)を配付し、定価5千円以上の防災用品を受け取ることができる事業が開始されました。

災害発生時の区民の生命・安全を守るサポートを強化し、わが会派もこれまで要望し続け、この度実現したことに心より感謝を申し上げます。防災カタログ配布事業を行う目的は自助を高め避難所ではなく自宅で避難生活をするためだと理解しております。そのような目的から考えると、耐震補強工事をこれまで以上に推進していく必要があると考えます。本区では令和5年度に助成額の引上げを行い、区民の負担軽減を図っておりますが、建物倒壊や人的被害を最小限にとどめるための更なる助成額の引き上げを求めます。見解を求めます。

次に【子ども施策について】お伺いいたします。まずはいじめ防止アプリについてであります。

令和5年度のいじめ認知件数は小学校で4,742人、中学校は290人、合計5,032人おります。いじめ相談件数は電話相談が35件、メール相談は14件。合計49件となっております。いじめを含め、児童生徒の様々な問題行動(など)への対応については、早期発見・早期対応を(むね)とした対応の充実を図る必要があり、関係機関との連携を図りつつ、問題を抱える児童生徒一人一人に応じた指導・支援を、積極的に進めていく必要があると文部科学省のホームページに記されております。本区でもいじめなどに対して、生徒会交流会や、いじめ防止シンポジウムの開催をはじめ、さまざまな取り組みを行っております。

また、電話やメールでの相談窓口を設けておりますが、なかなかいじめが解消されないのが現状です。いじめ防止対策を強化するため、大阪府八尾(やお)市は現在、児童生徒が日頃の悩み事を相談できるアプリ「STANDBY(スタンドバイ)」を全市(ぜんし)(りつ)学校で順次、導入を進めております。

このアプリは、小学4年生から中学3年生までの全ての児童生徒を対象とし、相談する際はパソコンやスマートフォンからアプリを起動し、「報告・相談」ボタンを押してからメッセージ欄に内容を書き込み、匿名で送信する仕組みとなっており、写真や動画を添付することもできます。

より多くの相談ツールとして、電話やメール相談以外に、児童・生徒が日常的に利用している、一人一台のパソコンを活用した、いじめ防止アプリの導入を求めます。教育長の本アプリの導入の可能性をお聞かせください。八尾(やお)市のアプリの運用は市長部局が担い、関係部局が横断的に連携して相談に対応する体制を整えたことで、迅速な支援につながると期待されています。メッセージは心理カウンセラーや教育アドバイザーらが常駐する市長部局「こども・いじめ何でも相談課」が受理します。

匿名ですが、アクセスコードから学校名や学年を把握することができ、場合によっては同課の専門職員らが本人とアプリのチャット機能などを通じて直接やりとりをして、問題解決に向けて対応しています。今回のアプリは、八尾市が2023年に、学校教諭や教育委員会など学校サイドとは別のアプローチで、いじめ解消を図る国のモデル事業に選定されたことに伴い、導入を開始されました。本区においても子ども家庭総合支援センターなどの区長部局が運用し、教育委員会事務局と連携を図ることにより、虐待やヤングケアラーなどの相談が寄せられた場合でも、支援に向けて迅速な対応ができると考えます。

子どもからの“SOS”をいち早くキャッチするため、アプリを活用した連携相談プラットフォームを整備すべきと考えますが、区長の見解をお聞かせください。

 

次に一人一台のパソコンの有効活用についてお伺いします。年間を通じて、各地区で開催される青少年健全育成事業は、野外教室、ドッジボール大会、ウォークラリー大会、親子たこあげ大会、お楽しみ会、地域別子どものつどいなど多岐にわたり実施されております。

これらの開催通知は毎回、各地域センター職員や青少年委員が各学校へ紙媒体で必要枚数をコピーして配布している状況です。労務費削減やペーパーレスの観点から、一人一台のパソコンを活用し、児童・生徒に関係するお知らせを通知できるようなシステムを構築するべきと考えますが、削減効果を含めた区の見解を求めます。

次にフリースクール支援についてお伺いいたします。これまでも多くの議員がフリースクールについて質問をしておりますが、区としての支援はなかなか進んでいないと感じております。また、板橋区教育委員会では区内の小中学生でフリースクールに通っている児童・生徒数を把握していないと伺っております。フリースクールを利用する保護者にとっては子どもの成長過程における問題だけでなく、経済的な負担が重くのしかかります。東京都では、フリースクール(など)の民間施設の利用者の経済的負担軽減を目的として、利用料の助成制度を開始しており、小・中学生1人につき 月額最大2万円補助されます。申請期間は令和6年7月8日から令和7年2月28日までと限定的な事業となっております。しかし、フリースクールなどの月平均利用料は、2015年の文部科学省調査では約3万3000円、都が昨年行った調査では約4万3000円に上ります。

東京都に事業の永続性を求めるとともに、不登校生の学習支援や体験活動を実施するフリースクールに通う児童生徒の保護者に対し、東京都の補助額上限を超えた分の利用料や通学費の補助を求めますが、区の見解をお示しください。

 文部科学省は、不登校の児童生徒が欠席中に行った学習の成果を成績に反映できることを法令上明確化するため、学校教育法施行規則を改正しました。今回の改正は、学習の計画や内容が教育課程に照らして適切であることや、学校と保護者、民間団体などの間で十分な連携・協力関係が保たれていることなど一定の要件も設けております。

同省は2019年、こうした対応が可能だと通知しており、今回の改正で法令上にも規定し適切な対応につなげることを目的としております。そこでお伺いいたします。今回の法改正を受けて、本区のこれまでの対応からどのように変わるのかをお示しください。
 次に未成年犯罪についてお伺いいたします。区では、区内の未成年者で少年院や厚生施設に入所している人数を把握しておりません。

少年院や厚生施設に入所している少年たちの家庭状況は、虐待やネグレクトを経験している家庭内問題や、十分な教育や生活環境を提供できない経済的困窮、更に親が刑務所に入っていたり、離婚や死別などでの親の不在や不適切な監護、また、いじめ、不登校などがきっかけで問題行動がエスカレートする教育環境の問題や、家族との意思疎通が不足している、または親との関係が疎遠であるといった家庭内のコミュニケーション不足とさまざまな要因が複雑に絡み合っているといわれております。保護者にとっても、切実な悩みであり、周囲のサポートが必要だと感じております。

再犯防止、精神的サポート、社会復帰支援、教育の充実に向けた相談窓口の設置を子ども家庭総合支援センター(など)に求めますが、区の現状の支援と「非行少年を生まない社会づくり」を推進するうえで、今後必要だと思われる支援をお示しください。

次に【高齢者施策について】お伺いいたします。まずは高齢者の住まいについてであります。2050年には全世帯の44%が1人暮らしとなり、その半数が65歳以上の高齢者になると国立社会保障・人口問題研究所の「日本の世帯数の将来推計」で判明しました。1人で暮らす高齢者が増えていく中、懸念されるのが「住まい」の問題であります。

年齢や頼れる身寄りがいないことなどを理由に入居を断られるケースが相次いでおります。板橋区では高齢者の住まい確保に向けて、「高齢者(とう)世帯住宅情報ネットワーク事業」や「板橋りんりん住まいるネット事業」などのサービスがあります。1人暮らしの高齢者が増える中、安心して暮らし続けるために区として現在おこなっている支援以外にどのような支援があるのか?またはできるのか?をお聞かせください。

令和4年度の「板橋りんりん住まいるネット」の相談件数は132件あり、高齢者のご相談件数は74件、令和5年度は146件中84件と多くあります。

私のもとにも高齢者の方から住まいの確保についてご相談を受けた際には、「板橋りんりん住まいるネット」を紹介し、その()無事に住宅を確保することができたと喜びの声を幾度となくお聞きしております。そこでお伺いいたしますが、直近の高齢者における、板橋りんりんスマイルネットの実績と事業評価についてお聞かせください。また、板橋りんりんスマイルネットの高齢者に対しての具体的な成果目標などがあればお示しください。

次に板橋区がおこなっている「高齢者(とう)世帯住宅情報ネットワーク事業」ですが、この制度は、住宅物件のあっせんではなく情報の提供であり、基本、情報のやりとりは郵送又はファクスと伺っております。

DX化の観点から、FAXや郵送でやり取りをするだけではなく、SNSなどの通信を利用する(など)の見直しや、事業の効率化の視点から、板橋りんりんスマイルネット事業との統合などおこない、機能を充実させる必要があると考えますが、区の見解をお示しください。

次に孤独・孤立対策についてお伺いいたします。単身高齢者の住まいが確保できても、その後の金銭管理や意思表示の支援などが必要だと、日々の区民相談を通じて実感しております。家族・近親者がいない高齢者が急増することで、血縁に頼らずとも行える日常生活の見守りや地域での孤独・孤立対策が重要となります。

本区ではおとしより相談センターが、介護だけではなく、福祉・健康・医療などさまざまな分野から総合的に相談にのっていただいております。そこで今後、身寄りがない単身高齢者の増加が見込まれる中、終活支援として、意思表示が困難になった場合の金銭管理などの相談・支援が重要と考えますが、区の見解をお聞かせ願います。また、おとしより相談センターが、地域の不動産事業者と連携することで、家屋(かおく)貸主(かしぬし)が、身寄りのない高齢者にも安心して物件を貸すことにつながると考えますが、区の見解をお示しください。

最後に電動車いすや補聴器の補助についてお伺いいたします。

板橋区交通政策基本計画の【基本方針2】では、「高齢者等の移動手段に課題があり、 特に高齢者は「自転車の走行環境」や「バス停環境」並びに「タクシーの自宅近くでのつかまえやすさ」に不満を抱えています。だれもが快適に移動できる環境をめざします。」と記載されておりますが、電動車いすなどについては自転車等の軽車両ではなく、歩行者と分類されるため一切、触れられておりません。高齢者の移動手段を確保するため愛媛県四国中央市は現在、運転免許証を自主返納した高齢者に対し電動車いすの購入補助事業を実施しております。この事業は、返納した65歳以上の高齢者が、市内の指定業者で電動車いすを購入した場合、2万円を上限に助成するそうです。

同市では毎年400人前後が自主返納しております。そこでお伺いいたしますが、本区では毎年、何人の65歳以上の高齢者が運転免許証を自主返納されているのでしょうか?また、高齢者に対し電動車いすの購入補助事業を要望しますが実施した場合の概算予算並びに、実施に向けた区の可能性をお聞かせください。

次に補聴器の助成額引き上げについてお伺いいたします。私も2年前の第3回定例会一般質問で、更なる要件緩和と助成額の引き上げを求めさせていただいた結果、今年度より要件緩和と、これまでの上限2万円から5万円に増額していただき、心より感謝申し上げます。

しかしながら補聴器の平均購入価格は15万円程度が相場ですが、高い補聴器ですと50万円を超える製品もあります。東京都福祉局高齢者施策推進部の「高齢者聞こえのコミュニケーション支援事業 補助基準額の引き上げ(とう)について」の通知には、「補聴器補助基準額について、障害者総合支援法に基づく補装用具の支給基準額が令和6年4月1日改定されるのに合わせて、137,000円から144,900円に引き上げる。」とあります。本区でもこの支援事業を活用し、補助額を144,900円に増額することを求めますが、区の認識と見解をお示しください。

また、「高齢者聞こえのコミュニケーション支援事業 補助基準額の引き上げ等について」の通知には、「包括補助の活用の有無にかかわらず、所得要件について、住民税課税の者に補助を行う場合は、補聴器補助基準額の1/2(72,450円)を上限に補助対象経費として認める。」と記載されております。本区においても助成対象とすべきと考えますが、区長の見解をお聞かせください。以上で私の一般質問を終わります。ご清聴、誠にありがとうございました。

区長答弁

○区長(坂本 健)  いしだ圭一郎議員の一般質問にお答えいたします。
 最初に、長期国債買入れ減額や利率上昇による区に及ぼす影響についてのご質問であります。
 一般的に政策金利が上昇いたしますと、金融機関等の貸出金利も上がり、特別区債の発行にも影
響が及ぶところでございます。同様に、長期国債の買入れ減額については、市場における国債の需
要が減少し、長期金利の上昇につながるとされております。そのため、今後の公債費に少なからず
影響が見込まれることから、金融政策を注視していく必要があると考えています。
 次は、特別区債への影響についてのご質問であります。
 特別区債の令和6年度当初予算については22億900万円で、年度末残高については約336
億円を見込んでおります。既に借り入れている分については、利率が上昇した場合でも影響を受け
ませんが、今後の借入れからの適用となりまして、公債費の増として反映されることとなります。
 次は、区のメリット、デメリットについてのご質問であります。

  令和6年第4回東京都板橋区議会定例会会議録(11月27日)

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 利率上昇による区のメリットは、基金の資金運用によりまして得ております基金利子収入などの
増収が挙げられております。一方、デメリットについては、特別区債発行に伴う支払利子の増加や
、リース経費等の歳出増などの懸念が挙げられております。
 続いて、特別区債と財政運営の長期見通しについてのご質問であります。
 今後の金利動向をはじめ、景気の先行きは不透明でありますが、次期基本構想、基本計画に基づ
く事業は着実に推進していかなければならないと考えています。そのため、基金及び起債の活用方
針に基づきまして、借入利率の動向や基金残高、公債費負担比率などの指標にも注視しながら、特
別債を適正に発行し、健全な財政運営に努めていきたいと考えています。
 次は、ふるさと納税に関連いたしまして、令和6年度影響額と区民サービスへの影響についての
ご質問であります。
 令和6年度の寄附金税額控除の額、いわゆる流出額は約31億8,900万円となりまして、前
年度比で15%の増となっております。この額については、当初予算の約1.26%、規模感とし
ましては、学校の長寿命化改修約1校分に相当いたしまして、今後、更新時期を迎える施設計画へ
の影響など、様々な区民サービスへの影響が懸念されております。
 続いて、返礼品への電子クーポン導入についてのご質問であります。
 返礼品に電子クーポンを導入している事例はございますが、実現するには、区内での役務提供や
、区内産品の購入に限るなど、国の地場産品基準を満たす必要があると考えます。いたばしPay
におきましては、このような課題に対する解決策とともに、導入効果も見極める必要があるために
、今後の研究課題としたいと考えています。
 次は、板橋のいっぴんに関連いたしまして、支援内容についてのご質問であります。
 平成15年度の認定から、令和4年度のリニューアル認定まで、区を代表する食品として、板橋
のいっぴんは現在106点が認定を受けております。令和4年度のリニューアルでは、絵本をイメ
ージした商品カタログの作成、スタンプラリーやSNSを活用したプロモーション、販売会などに
よりまして、板橋のいっぴんの魅力を広く周知することができたと考えています。
 令和4年度のリニューアルから令和6年度まで、合計約3,600万円の予算規模となっており
まして、板橋のいっぴんとして、区を代表する食品のブランド強化に取り組んでいきたいと考えて
います。
 続いて、登録の見直しや新たな店舗の追加についてのご質問であります。
 区ではこれまで、板橋のいっぴんのPRはもとより、実態の把握に努め、販売終了に伴う登録の
見直しを行うなど、板橋のいっぴんとしてのブランドを大切にしてまいりました。今後も、より多
くの魅力ある新たな商品、店舗に、板橋のいっぴんとして認定を受けていただけるような、価値あ
るブランドとしてまいりたいと考えています。引き続き、板橋のいっぴんとしてのブランド強化に
努めてまいり、事業を通じました区産業全体の活性化を図っていきたいと考えています。
 次は、返礼品の取扱状況と今後の業務支援委託についてのご質問であります。
 10月から、板橋のいっぴんをふるさと納税の返礼品に加えましたが、現在、和菓子や洋菓子、
パン、惣菜など9社25品目が登録されております。今後もいっぴん事業者の協力の下に、国の承
認が取れ次第、随時返礼品を追加する予定であります。
 また、今年度から寄附の受付管理や返礼品の発送などの業務支援委託を開始し、ふるさと納税の
拡大を図っておりまして、引き続き、効果的に業務支援委託を活用していきたいと考えています。
 次は、危機管理に関連いたしまして協定締結団体との協議確認についてのご質問であります。
 区では、自治体や民間企業等と多岐にわたる災害協定を締結しておりまして、令和6年4月1日
現在、協定数は286件に上っております。協定団体とは毎年4月に連絡を取って、災害時の緊急
連絡先や担当者名の確認を行っているほかに、適宜、災害時の具体的な行動について意見交換を行
っております。今後も引き続き、協定団体との連携を密に図りながら、協定内容の実効性を高める
ように努めていきたいと考えています。
 続いて、災害時の具体的な行動の確認についてのご質問であります。
 協定団体が作成しております災害時のマニュアル等の内容については、区が関与できないところ
ではありますが、必要に応じて、マニュアル等の提供を求め、確認をしていきたいと考えています
。また、災害時には、協定に基づき、区に対して必要な支援を行っていただくことから、必要があ
れば、区の業務継続計画の内容などを参考に示していきたいと考えています。
 続いて、災害トイレトレーラー・トラックに関連いたしまして、かわまちづくりで検討するトイ
レトレーラー・トラックの多様な活用についてのご質問であります。
 ご提案いただいております移動式トイレについては、かわまちづくり計画を含め、防災訓練、屋
外イベントなど、あらゆる角度から導入の検討を重ねているところでございます。かわまちづくり
では、防災力強化とにぎわい創出の2軸による広い視点で検討を進めておりまして、課題解決を進
める中において、にぎわい創出につながるように取り組んでいきたいと考えています。
 続いて、災害トイレトレーラー・トラック協定についてのご質問であります。災害時における相
互援助に関する協定を締結している自治体の中で、現状では、災害トイレトレーラー・トラックを
保有している自治体はないところでございます。今後、各自治体において保有、供給できる体制が
整った際には、協定に基づいて災害自治体と連携をして、積極的な支援活動が展開できるように尽
力していきたいと考えています。
 続いて、品川区の認識に対する見解についてのご質問であります。
 板橋区では、かわまちづくり計画において、多様な視点からトイレ導入の検討を進めております
。災害が発生した際には、区内での活用はもとより、被災地への支援にも活用していく必要がある
と考えておりまして、導入に向けた検討の経緯は異なるものの、災害時の活用の考え方は、品川区
と同様であると認識しています。

令和6年第4回東京都板橋区議会定例会会議録(11月27日)

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 続いて、宅内配管修繕の支援要請についてのご質問であります。
 現在、区では、板橋管友会など、区内建設関連事業者と区施設の緊急処置等に関する協定を締結
しております。災害時協定は、発災時に区が補い切れない部分について、民間事業者等が有する能
力や資源を活用し、迅速かつ的確に災害対応を図ることを目的としております。
 個人宅の修繕については、協定内容には含まれておりませんが、災害発生後には、被災者のため
の相談所を開設する予定でありまして、その際に、区民の生活再建への協力を各事業者に依頼して
いきたいと考えています。
 続いて、協定締結自治体との協定追加についてのご質問であります。
 災害時相互援助協定においては、協定自治体相互間の協力によって、応急対策や復旧対策等の円
滑化を図るなど、被災自治体の支援に万全を期すこととしております。具体的には、災害対応に必
要な人員や物資、機材など、連携して支援体制を構築していくこととしておりまして、協定内容に
宅内配管工事協定を追加しなくても一定の対応が可能と考えています。
 次は、電話受付や補助制度の構築についてのご質問であります。被災者が事業者に直ちに連絡で
きる体制が望ましいと考えますが、被災状況によって臨機に対応していく必要があると考えます。
区としましては、相談体制や補助制度など、他自治体の取組を参考にしながら、迅速かつ的確な災
害対応を図る体制づくりを検討していきたいと考えています。
 次は、木造住宅の耐震化促進事業についてのご質問であります。
 昭和56年5月以前に着工された旧耐震基準の木造住宅について、令和5年度から、除却工事助
成の対象区域を特定地域に限らず、区内全域へと拡大をさせました。令和5年度の除却工事助成件
数並びに決算額については、特定地域においては18件、金額が885万円、特定地域以外におい
ては38件、金額が1,810万4,000円でございました。
 区域拡大の事業効果に関しましては、令和4年度までの5年間で、除却工事件数は毎年15件程
度で推移していたことから、建て替えなどにつながる耐震化に効果があったと考えています。
 続いて、新耐震基準による木造住宅の耐震化促進事業に関連いたしまして、助成実績についての
ご質問であります。
 昭和56年6月1日から平成12年5月31日までに建設されました新耐震基準による木造住宅
について、耐震診断の助成申請件数は、10月末時点において12件でございました。そのうち2
件は、耐震性に問題はなく、残る10件が耐震計画へ進み、そのうち3件が耐震補強工事を実施し
たところでございました。
 続いて、助成対象外となっている除却工事と耐震シェルター等の設置についてのご質問でありま
す。
 東京都は、昭和56年6月1日から平成12年5月31日までに建築されました新耐震基準によ
る木造住宅も、耐震化助成の対象へと令和5年度に加えたところでございました。その助成項目は
、耐震診断、耐震計画、耐震補強工事としておりまして、現時点において、除却工事及び耐震シェ
ルター等設置は対象外となっております。
 現在、東京都はその需要と効果に関しまして、経過を見据えている状況でありまして、区は国、
東京都による補助金制度の動向に注視しながら、国、東京都と情報交換を進めていきたいと考えて
います。
 続いて、助成額の引上げについてのご質問であります。
 これまで木造住宅の助成事業については、耐震診断、耐震計画の助成額の引上げや、除却工事に
よる助成対象を区内全域へと拡大をするなど、見直しを図ってまいりました。区でも、所有者の経
済的負担軽減が木造住宅の耐震促進にもつながることが期待できることから、その方策について検
討して、早期に具現化してまいりたいと考えています。
 次は、いじめ防止アプリを活用した連携相談プラットフォームについてのご質問であります。
 子ども家庭総合支援センターにおいては、子どもから様々なSOSを素早く把握できるよう、子
どもなんでも相談や親子のための相談LINEを実施し、小中学生への周知に取り組んでいるとこ
ろでございます。子どもからの相談を受けた場合、子どもの声に寄り添いつつ、関係部署や関係機
関と連携し、必要な支援へとつなげてまいります。
 ご提案いただきましたアプリの活用につきましては、教育委員会と共に連携をして、八尾市の事
例をはじめとした他自治体の取組を参考にして、よりよい対応策を研究していきたいと考えていま
す。
 次は、未成年犯罪についてのご質問です。
 子ども家庭総合支援センターにおいては、子どもの非行相談について、保護者からの相談や警察
からの通告を受けて、児童福祉司や児童心理士などの専門職が関係機関と連携して、子どもや保護
者への支援、指導を行っているところでございます。また、今年度より、要保護児童対策地域協議
会に板橋区保護司会にも参画をいただき、職員向け研修を実施するなど、再犯防止のための連携に
も取り組んでいるところでございます。
 非行の背景には、児童虐待など養育環境に課題がある場合も多く、未然防止のためには、家庭で
生じている問題の早期発見や早期支援に関係機関と連携をして取り組んでいくことが必要であると
も考えています。
 次は、ひとり暮らしの高齢者の住宅支援についてのご質問であります。
 高齢者が民間賃貸住宅等への入居を拒まれる理由については、入居前に保証人や緊急連絡人がい
ない、入居中の孤独死、退去時の残留物の撤去等に貸主等が不安を抱いていることが考えられます
。区は、一人で暮らす高齢者が住まいを確保するため、貸主等の不安を解消すべく、大家向けセミ
ナーの開催や、家賃等債務保証支援制度等の案内を行っているところであります。
 今後は、改正された住宅セーフティネット法の施行を踏まえて、板橋区居住支援協議会において

  令和6年第4回東京都板橋区議会定例会会議録(11月27日)

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、住宅部門と福祉部門の連携体制を強化し、さらなる居住のサポートを検討していきたいと考えて
います。
 続いて、板橋りんりん住まいるネットの実績と事業評価についてのご質問であります。
 高齢者等の住宅の確保に配慮を要する世帯に対して、板橋区居住支援協議会の相談窓口として、
板橋りんりんス住まいるネットを開設しております。令和6年度の上半期の板橋りんりん住まいる
ネットにいただきました相談件数は81件でございまして、そのうち高齢者の相談件数は59件で
ございました。
 板橋区居住支援協議会においては、住まいの確保に関すること以外においても、生活面の支援な
ど、個々の相談に応じて、適切に居住支援サービスの案内を実施しているところでございます。
 続いて、板橋りんりん住まいるネットの成果目標についてのご質問であります。
 事務事業評価に基づく板橋りんりん住まいるネットの相談件数の令和6年度の目標値については
、190件としております。この相談件数の目標値については、住宅の確保に配慮を要する世帯全
般を対象としておりまして、高齢者に対しての成果目標は定めていないところでございます。
 今後は、相談件数だけにとらわれずに、高齢者が円滑に住まいを確保し、安心して板橋区に住み
続けられる施策展開を次期住宅マスタープランにおいて検討していきたいと考えています。
 続いて、高齢者等世帯住宅情報ネットワーク事業の拡充についてのご質問であります。
 区は、高齢者等が円滑に民間賃貸住宅へ入居するため、不動産団体と協定を結び、高齢者等世帯
住宅情報ネットワーク事業を展開して、住宅の情報提供を行っております。現在は、板橋りんりん
住まいるネットの相談から、この住宅情報ネットワーク事業を案内することによって、高齢者の住
まいの確保に努めているところでございます。住宅情報の提供方法につきましては、DX化、事業
効率化の観点から、多様なニーズに対応させるべく、住宅情報ネットワーク事業の拡充を図ってい
きたいと考えています。
 次は、終活支援についてのご質問です。
 現在、区では、地域包括支援センターにおいて、いわゆる終活としての財産管理の相談など、権
利擁護に係る支援を実施しております。また、認知症など判断能力が十分でない方には、権利擁護
いたばしサポートセンターにおいて、成年後見制度などに関する相談や支援を行っております。引
き続き、今後の高齢化社会を見据え、他の自治体の取組事例なども参考にしながら、実情に合った
支援方法を検討していきたいと考えています。
 続いて、不動産事業者との連携についてのご質問です。
 これまで、各地域包括支援センターにおいては、地域ケア会議などにおいて、地域の不動産業者
と顔の見える関係づくりに取り組んでまいりました。今後、身寄りのない単身高齢者の増加が見込
まれる中、これまでの取組を丁寧に進めながら、高齢者が安心して暮らせる機運を高めてまいりた
いと考えています。
 次は、65歳以上の高齢者の運転免許証の自主返納についてのご質問です。
 区における65歳以上の高齢者の自主返納については、令和3年は2,250件、令和4年は
1,749件、令和5年については1,259件となっておりました。
 続いて、自主返納した高齢者への電動車椅子購入助成についてのご質問であります。
 東京都内においては、運転免許証を自主返納した高齢者については、高齢者運転免許自主返納サ
ポート協議会の加盟企業や団体の特典が受けられることとなっています。特典の中には、交通手段
として、タクシー料金の割引や電動アシスト自転車の割引購入に加えまして、電動カートについて
も割引で購入することができるものとなっています。このため、現段階においては、運転免許証を
返納した高齢者に対して、区が独自で電動車椅子購入補助事業を導入することについて、その考え
はなく、予算化も想定をしていないところでございます。
 次は、補聴器に関連して補助額の引上げについてのご質問であります。
 補聴器購入費助成については、令和6年度に助成額を2万円から5万円に引き上げるとともに、
助成要件については、両耳の中等度難聴から片耳に拡充をいたしました。こうした中、拡充を踏ま
えて、今年度の申請状況の推移や他区の状況なども見極めた上で、今後の制度の在り方をさらに検
討していきたいと考えています。
 次は、課税要件の緩和についてのご質問であります。
 現在、補聴器購入費助成や紙おむつ等支給事業を含めて、助成事業については、基本的に世帯の
課税状況において、支給の可否を判断しているところでございます。東京都の補助要件については
承知をしているところでございますけれども、今年度の助成額の拡充などを踏まえた申請状況、他
区の補助要件なども参考にしながら、課税要件については、慎重に検討していきたいと考えており
ます。
 いしだ圭一郎議員の教育委員会に関する答弁は、教育長から行います。
○教育長(長沼 豊)  議長、教育長。
○副議長(しば佳代子議員)  教育長。
     〔教育長(長沼 豊)登壇〕
○教育長(長沼 豊)  それでは、いしだ圭一郎議員からの一般質問のうち、教育に関する質問に
お答えします。
 まず、危機管理についてのご質問です。
 災害時の学校支援についてのうち、大規模災害発生時の体制構築についてです。
 区における大規模災害発生時の学校・園の運営等については、板橋区業務継続計画で、教育委員
会事務局の災対各班の活動として具体的な手順と対応を定めています。
 まず、発災直後からの学校・園の被害状況の把握、及び児童生徒や教員の安否情報を収集すると
ともに、学校・園ごとに備品や設備などの応急修理、代替物資、応援職員などの要請を行います。

令和6年第4回東京都板橋区議会定例会会議録(11月27日)

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その上で、通学路等の安全確保対策や学用品等の喪失への対応を行い、被災による教室不足の状況
がある場合においては、二部事業や他校での事業、使用可能な公共施設の利用等を検討します。
 児童生徒の心のケアについては、スクールカウンセラー、精神科医、臨床心理士などの専門家の
派遣を検討するとともに、学校・園の再開時期を各校・園長と協議し、保護者への周知方法の選択
と併せて判断します。
 次に、東京都への要請についてです。
 現在、文部科学省が被災地への学び支援派遣等の枠組みであるD-ESTの構築について検討を
行っていることについては承知しています。令和6年8月に省内検討会議の中間まとめが公表され
ておりますが、来月中をめどに最終まとめが行われるとのことです。また、東京都の検討状況も、
現時点では見えていないため、これらの動きを注視しつつ、D-ESTの全体像が確認できたとこ
ろで、東京都への参加要請について考えていきます。
 次に、子ども施策についてのご質問です。
 いじめ防止アプリについてのうち、いじめ防止アプリの導入についてです。
 いじめ防止対策を強化するために、児童生徒が様々な方法で相談できる窓口を設置することは重
要であると捉えております。そのため、児童生徒の1人1台端末には、相談先がすぐに分かるよう
設定するとともに、国や東京都のSNS等を含めた相談窓口一覧のリーフレットを学期ごとに配付
しています。リーフレットには相談窓口を14か所掲載するとともに、1人1台端末には窓口のリ
ンク先を貼り、より詳細な内容を確認することができますが、有効なアプリ等の活用も一つの手段
と考え、今後もよりよい対応策を模索していきます。
 次に、1人1台のパソコンの有効活用についてです。
 教育委員会では、児童生徒の個別最適な学び、協働的な学びの実現を目指し、多様な児童生徒の
学習意欲を高め、学びを深めるために1人1台端末を整備しています。一方で、児童生徒に関係す
る事業を周知するに当たり、ペーパーレス化がもたらす効果については重要な視点であると捉えて
おり、事業の周知方法について、よりよい方策を検討していきます。
 次に、フリースクール支援についてのうち、フリースクール補助金についてです。
 フリースクールに通学している児童生徒に対し、その利用料や交通費を助成することは、保護者
の負担軽減の視点から重要であると捉えています。現在、区独自の補助金の導入の予定はありませ
んが、東京都が実施しているフリースクール等利用者支援事業について、在籍校を通じて周知して
います。また、東京都の事業の継続性を求めることについては、東京都の動向を注視しながら、関
連部署と情報共有を図り、必要に応じて対応を検討していきます。
 最後に、不登校の児童生徒の成績についてです。
 教育委員会では、令和元年度に示された文部科学省の通知内容に基づき、各校に不登校児童生徒
の学習状況の把握や学習の評価について工夫するよう、ガイドラインに示しています。これを踏ま
えて区立小中学校においては、不登校児童生徒から提出された学習成果を確認し、成績に反映する
など、各児童生徒の状況に応じて対応しています。今後も、不登校の児童生徒一人一人の状況に応
じた多様な学びの機会を提供するとともに、学校が児童生徒の学習状況を適切に把握し、評価でき
るよう支援していきます。
 いしだ圭一郎議員からの質問に対する答弁は以上となります。