8月21日(水)宇城市役所にて「新しい公会計制度の取組について」「RPAを活用した業務の効率化について」を学んできました。
宇城市では熊本地震災害復興に向けて、市役所は後回しにして市の復興に向けて全力で取り組んでいます。
「新しい公会計制度の取組について」市長がわが市の家計簿を作成して、市の財政の実態を明確にするとの考えから改革がおこなわれました。
まずはバランスシート他市比較(一人当たり)を調べ、将来バランスシートと具体的改革策を示しました。
将来目標達成に向け宇城市では血のにじむような思いで職員削減や事務事業、行政政策の無駄削減を行っています。
電気も九州電力なのに入札により、関西電力を使用しています。
その効果として、宇城市普通会計貸借対照表では負債:資産の割合を理想である1:2が達成されました。
施設別・事業別コストを細かく仕分けをし、公共施設等総合管理計画をたてています。
宇城市にある5つの図書館に対しても、維持向上領域、コスト見直し領域、利用度強化領域、必要性検討領域を評価分析し、効率の良い図書館運営を目指しています。
熊本地震を受け、市内5つの公民館が避難所として機能しなかった状況から、現在全ての公民館を撤去し、宇城市防災拠点センターを建設しています。
宇城市では固定資産台帳を整備し区分ごとの管理(例:道路→土工・舗装・その他)の内訳をしっかりおこなっています。
板橋区でも今年度より複式簿記による公会計制度が始まりました。負債・純資産などを掌握し区の財政が安定するよう注視して参ります。
次に「RPAを活用した業務の効率化について」を学びました。
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、ルールエンジンやAI、機械学習などの認知技術を取り入れたソフトウェア型のロボットを利用して、これまで人間が行ってきた業務の自動化や効率化を図るものです。
宇城市ではいち早くRPA導入に向け手をあげ、補助事業を活用し積極的に取り組んでいます。
背景には人口減少、人件費抑制からですが、熊本地震時のマンパワー不足から、RPA導入に向けて拍車がかかりました。
各課の棚卸対象業務をひろいだし、フロー分類表を作成し、RPAシステムをつくりだします。
RPAの特徴は以下の通りです。
①一般的にキーボードやマウスを使って処理する定型業務やルーティン業務に向いています。
②人間作業よりも素早く、正確かつ無駄なく処理することができます。
③24時間365日働くことができ文句も言いません。
RPAは自ら判断することはできませんので、当然できることとできないことがあります。また、費用対効果額も検証しないと導入する意味合いも薄れてしまいます。
副次的効果としては、ムダの発見→生産性向上、コスト削減→財政健全化、職員の意識醸成→組織の変革が期待できます。
平成30年度の取組は職員給与、ふるさと納税、住民異動、会計、後期高齢、水道の6分野でRPAを導入し、役1,700時間の削減効果が生じました。
成功事例と失敗事例があるので精査しながら、また取り組むための人材をどうするのか、予算確保の問題などを勘案しながら、板橋区でも活用していくべきだと感じました。



