◆ふれあい収集を4月から市内の塵芥収集運搬委託業者へ委託

 2020年度の一般会計当初予算案が審議され、私が施策提案していたものが実現しましたので、その一部を紹介します。

 それは、2016年6月議会の一般質問において、「高齢化の進展とともに、地域でのゴミ出しが困難な高齢者の支援はできないか。ゴミ出しが困難な高齢者や障がい者には戸別収集ができないか。」と質問。その後、執行部で検討後の2017年6月から、「ふれあい収集」としてゴミ出しが困難な高齢者や障がい者の世帯を対象に、自宅の玄関先で収集することになりました。

 これは、あくまでも試行的な取り組みとして、市職員(非正規)が2人1組で対応し、約80人(2020年2月末現在)を対象に実施していたものを、4月からは市内の塵芥収集運搬委託業者3社に委託することになり、地域の地場事業者の発展にも寄与することができました。

ごみ清掃車

 

 

 

 

 

 


 

◆バイオマス事業で堆肥化を推進

 下水汚泥や、し尿汚泥が大量に発生し、焼却等で年間約1億円が必要。これだけでなく、草や剪定枝とともに、学校給食やレストラン等から排出される生ごみについても、バイオマスの主原料であり、焼却処分するのではなく、メタンガスを利用した発電や、堆肥化することで清掃工場のごみ総量が大幅に減少し、維持管理費は大幅に削減可能。

 そこで、平成25年3月議会の代表質問において、CO2削減や地球温暖化防止の観点からも、バイオマス事業は推進すべきと提案した。

 その結果、バイオマスタウン構想を策定し、国に提出したところ、採択されて平成28年度には、公募によって運営する民間事業者が決定し、平成29年度から事業化の予定です。

宗像清掃工場敷地内の道路を挟んだ右側が堆肥化施設建設予定地

宗像清掃工場敷地内の道路を挟んだ右側が堆肥化施設建設予定地

 

 

 

 

 

 

 

 


 

◆空き家等の適正管理に関する条例制定を推進
 市民の生命と財産を守り、安全・安心の観点から空き家等の適正管理を義務付ける条例を制定すべきと平成22年12月議会で提案。

 その結果、執行部は先進自治体の条例内容や効果等について調査研究した結果、平成23年9月議会で条例案を上程。議会は全会一致で可決・成立。平成24年1月1日から施行となった。

空き家まで樹木・雑草等が繁茂している事例

空き家まで樹木・雑草等が繁茂している事例


 

◆火葬場増改築時、少人数での通夜や告別式が可能な式場の設置が実現

 核家族化の影響もあり、最近の葬儀の特徴は、少人数で密葬の形で実施するケースが増加。市火葬場の増改築計画において、少人数で通夜や告別式が実施できる式場や控室の設置が必要と平成22年12月議会で提案。

 その結果、平成23年度から平成25年度の3年間で実施する増改築工事では、2部屋の式場と控室の設置が決定、平成26年度から供用開始となった。

最後のお別れをする告別ホール

最後のお別れをする告別ホール

増改築中の浄楽苑

増改築中の浄楽苑

家族葬ができる式場

家族葬ができる式場

 


 

◆火葬場休業日における他自治体火葬場使用料の差額補てん

 市火葬場は、「友引」には(月に4、5回)休業になっているが、遺族・親族の都合で火葬を希望するケースもある。その時は周辺自治体の火葬場を使用するが、市火葬場であれば2万円だが3倍程度の使用料を払う必要がある。差額分の補てんを検討すべきと平成22年12月議会で提案。

 その結果、平成23年10月から差額を補てんすることになった。

増改築中の浄楽苑

増改築中の浄楽苑

 

 

 

 

 

 

 


 

◆空き地の清潔保持に関する条例制定を推進

 平成16年10月の市議選改選時に、複数の住民から要望があり、早速12月議会の一般質問で提案。その後、平成17年5月に先進自治体2カ所を視察し、同年6月議会にて再度提案。

 その結果、平成18年3月議会において執行部から条例案が提案された。全員一致で可決・成立し、同年7月から施行。悪質な土地所有者等には行政代執行も可能になった。

雑草や樹木が茂り危険な状態の空き地

雑草や樹木が茂り危険な状態の空き地


 

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宗像市 石松和敏
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