◆3月定例会活動レポートです!(会派代表質問よりその3:安全安心で快適なまちについて)
昨日は今年度最後の営業日。長年お勤めになった職場での最後の日で、このイラストのような光景はここかしこで見られたのではないでしょうか。
わざわざごあいさつ下さる職員の方々もいらっしゃり、およそ40年もの長きにわたるお勤めに、尊敬と感謝の思いを込めてごあいさつ申し上げました。
職場など定年した後も、生活上、次の職場での就労が必要なケースも今や普通となる中、人生100年時代のシニア世代として社会参加を常に意識した生き方、ライフプランがその後の生き方にどう充実感を与えるのかと、あらためて吉野源三郎作の(ジブリではない方の)「君たちはどう生きるか」という根本命題について考える機会を頂きました。
さて、令和6年3月議会レポートは安全安心で快適なまちづくりについてです。
【総合計画の基本目標3:安全・安心で快適なまちへ】
1)地域防災力の充実・強化について
能登半島地震の教訓から災害協定先の確認・点検を!
【会派代表質問】地域防災力は日頃からの備えが最も重要であり、今回発生した能登半島地震でも、備蓄の大切さや、災害時における女性の視点がより明らかとなった。今一度、近隣の自治体や民間など、災害協定を結んでいる先の確認・点検が必要と考える。そこで、どのような連携や情報共有を行っているかうかがう。
【総務部長】物資供給に関する災害協定を結んでいる企業・団体とは、現在、市が実施している総合防災訓練への参加や平時及び災害時にて、相互協力に必要な防災・災害情報等の共有に努めている。
また、災害発生時の物資供給については、県から国を通じて提供されるが、一定時間を要することから、災害協定を結んでいる企業・団体からその時の状況に応じて、早い段階で支援をいただけることになっている。
2)かわまちづくりの推進について
境川でのまちづくりを通じて市民意識の醸成を!
【会派代表質問】東野地区において境川公園と東水門周辺の一体的な遊歩道整備が進む。令和3年12月議会で「開放的なものとして、あらゆる世代の方々に憩いの場」にして頂きたいと取り上げた。かわまちづくりの推進にあたり、市として市民の意識醸成についてどのように考えているか。
【都市整備部長】境川かわまちづくりについては、現在、国土交通省や河川管理者である千葉県と協議を行うとともに、市民や関係団体にも意見を聴きながら、令和6年8月のかわまちづくり支援制度への登録を目指し、境川かわまちづくり計画の検討を進めている。
本計画の策定後、学識者や境川の利活用団体、沿川住民等により構成する「境川かわまちづくり推進協議会」や「境川かわまちを進める会」を中心に、境川の利活用に向けた社会実験や、各種イベントに併せたかわまちづくりの取り組みなどを通じて、市民意識の醸成を図り、市民や関係団体、民間事業者による境川の利活用を促進していく。
Google MAPより引用(浦安市役所と境川周辺環境)
3)クリーンセンターの将来的な建て替えについて
将来のクリーンセンター建て替え時にプラスチック処理機能を!
【会派代表質問】施政方針では「クリーンセンターの将来的な建て替えに向け、プラスチック資源の循環や災害時のし尿処理対策など、求められる機能を整理し、再整備の基本的な方向性を検討」とあった。
令和4年3月議会で、プラスチック資源循環促進法が4月に施行されたことで質問した際「市では4R(リユース・リフューズ・リデュース・リサイクル)の推進強化と分別収集の新たな仕組みづくりを検討する」と答弁があった。こうしたプラスチック資源の循環という課題について、市として考えることとなった経緯をうかがう。
【環境部長】プラスチック資源の循環については、令和4年4月に施行された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」により、プラスチックごみの分別収集及びリサイクルに向けた努力義務が自治体に課された。
市としては、ごみの減量化の点からも前向きに取り組んでいくべき課題であると考える一方、回収したプラスチックごみを自治体側で圧縮・梱包処理することが求められるなか、その処理機能を(市で)具備していない現状から、どのように対応すべきか情報収集や調査を進めてきた。
今後、クリーンセンターの建替えに向け検討を始めていく際には、こうしたプラスチックごみのリサイクル機能についても考えていく必要がある。
Google MAPより引用(浦安市クリーンセンター)
4)分譲集合住宅の適正管理について
所有者の高齢化、所在不明による管理不全を見据えた対策を!
【会派代表質問】分譲集合住宅の適正な維持管理には、管理組合における理事会運営が最も重要。一方で、管理組合によっては、管理不全となっていることが課題と捉えられていない管理組合もある。そこで、市として分譲集合住宅の適正管理をどのように取り組んでいくのか。
【都市政策部長】市では、これまでマンション管理組合や居住者に対して、マンションライフセミナーの開催や、分譲集合住宅管理アドバイザーの派遣など、課題解決のための支援に取り組んできた。
今後は、管理不全のおそれがあるマンションに対して、積極的に専門家を派遣するなど、マンションの適正管理に関する支援に取り組んでいく。
5)浦安市空き家等及び空き住戸の適正管理に関する条例の制定について
【会派代表質問】本市の空き家に対するこれまでの対応と、条例を制定することで得られる効果をうかがう。
【都市政策部長】これまでの空家等への対応については、定期的な巡回パトロールや近隣住民からの相談等があった際に、その所有者等に対し、通知による改善依頼を行ってきた。
本条例を制定することにより、所有者等をはじめ、市と市民等の責務を明らかにすることで、空家等及び空き住戸に対する意識や適正管理の促進の向上が図られるとともに、空家等においては、倒壊により生命等に重大な危害を避けるための緊急的な措置の実施が可能になるなど、より実効性の高い効果が得られると考えている。