■委員会視察!(垂水市・地域防災体制と降灰除去事業)
2)地域の防災体制及び桜島噴火に伴う降灰除去事業について
2日目は鹿児島県垂水市。地域の防災体制、また桜島噴火に伴う降灰除去事業について視察して参りました。
もともと垂水市は、桜島の噴火にかぎらず自然災害の多い地域で、過去40年間の中でも集中豪雨や台風などで、少なくとも6度に渡り、犠牲者が出るほどの被害を被った地域。普段から災害と、その備えについてかなり高い意識を醸成してきた地域でもあります。
また、活火山である桜島の噴火と降灰は「日常」の出来事のようで、噴火活動は1000回/年、爆発は800~900回/年、また、年のうちおよそ5ヶ月は「降灰シーズン」なるものがあり、その時期は灰が空中に舞い降りてきて辺りが薄暗く、見通しが悪くなったりすることも。
国と県と垂水市とで、密に連携を取り、地域の防災計画や防災体制、大雨・台風時の土砂災害、大型噴火・爆発とその災害時の対応、また降灰除去作業についても、国とのさまざまな取り決めの上で対応をされているご苦労が、今回認識できました。
今般の御嶽山の噴火や、また箱根周辺の火山活動の活発化なども含め、関東平野の東京湾沿岸に位置する我が浦安市も、自然災害対策の一環として、活火山について全くノータッチ・無知でいるわけにはいかないと、改めて考えさせられました。
ちなみに桜島における過去最大級の噴火は、大正の噴火と言われる1914年の噴火が最大規模。実は、富士山の過去最大級の噴火である1707年宝永噴火の約3倍。富士山の宝永噴火では、当時の江戸中にも降灰があり、大きな被害をもたらしました。その富士山より1/3の高さの桜島という活火山が、富士山の3倍級の噴火をした事実。山が低いからといって、侮ってはいけない事実がここに浮き彫りにされていると思いました。
【意識改革】
さて、先ほどの防災体制についての話に戻すと、直近の自然災害で被害者が出たのは平成17年9月の台風14号による土砂災害。その痛い経験を踏まえ、防災には「防災力=地域力=自助・共助」の意識が不可欠と認識し、平成17年時点では地域の自主防災組織が市全体で10.3%の組織率であったのが、平成27年4月現在では、96.4%まで組織することが出来たとのこと。また、この10年間では自然災害による犠牲者はなし。見事、防災活動の基本は通常時にあるとの認識で、意識改革に精力的に取り組まれてきた成果が出てきているところです。
噴火と降灰が日常である垂水市は、常日頃から自然の猛威を身近に感じ、地域住民一丸となって英知と勇気で取り組まれてきた土地柄。今回お迎え下さった市役所職員の皆さま、市議会議員の皆さまともに暖かい方ばかりでした。地域の安心・安全の柱として、今後のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます!











