◆6月定例会活動レポートです!(一般質問より:東野地区の開発整備について(その2))
【6月議会での一般質問テーマ:東野地区の開発整備について】
今年の3月から、東野2丁目ヤオコーそばにある「住宅公園」の取り壊しが始まりました。近隣の住民や知人、また自治会長をはじめ自治会の方々からも多くのお問い合わせを頂きました。取り壊し作業が行われている間に市の担当者に確認したところ、市へは未申請であり未定の状況でありました。
こうした再開発による地域住民への生活への影響は決して少なくないことから、確認の意味も含め質問で取り上げました。
【その2】東野地区の民地再開発、地域のコミュニティ拠点、境川公園と沿道について
【一瀬質問】隣接するヤオコーよりも一回り広い土地のため質問するが、住宅公園が今回撤退となり、現在空いた土地の開発計画について。また、市からの指導はどのようになっているのか、市のかかわりについてうかがう。
【都市政策部長】本市では5000平方メートル以上の土地取引を行う場合は、浦安市大規模土地取引行為等に関する条例に基づき、土地権利者等にその行為等の三ヶ月前までにその土地取引等における報告を義務付け、それらの動向を早期に把握し、現地への標識の設置により周辺住民への概要の周知を図るとともに、良好な土地利用が図られるよう、必要な助言や指導を行なう制度がある。
また、今後一定規模以上の建築が行われる場合は、浦安市宅地開発事業等に関する条例および浦安市景観条例により、周辺住民への計画説明や市との事前協議が必要となるので、これにより良好な土地利用となるよう誘導していく。
【一瀬要望】今市が所有する公有地でもないのでこれ以上は控えるが、2次開発が市内でも増加傾向にある。大型開発があるときは、その計画が提示されて行政側に開発要綱が業者から出た際、開発に伴う適切な指導をしていただきたい。重ねてお願いしたい。
【一瀬質問】また、総合計画の中の基本計画には
「自治会集会所が、地域課題の解決や地域コミュニティを活性化する活動を行うための拠点となるよう、老人クラブ会館などの既存の施設との連携を図りながら有効活用を促進します。人口動向や地域ごとの特性などを踏まえ、自治会集会所の適切な配置や運用について計画的に検討を進めます。」とあった。
そこで、東野自治会集会所は1989年建設から35年が経過しており、木造建築物であるが長持ちさせている。同自治会のように、木造建築物で30年以上経過している集会所の今後についてどのように考えているか。
【市民経済部長】木造で築30年以上経過している集会所の整備については、各集会所の老朽化等による破損の状況などを踏まえながら、建替えを含めた対応を行っている。
【一瀬質問】自治会集会所の整備基準について確認した。
そこで、その自治会集会所整備基準に基づいて整備するにあたり、東野自治会がすでに会員数約1700世帯が存在し、市として自治会会員数と集会所の規模とのバランスについてどのように考えているか。また、手狭となっている集会所について、現状より広くするためにはどのような方法があるのかうかがう。
【市民経済部長】自治会集会所の新築や建替えは、土地の広さや場所など様々な制約があることから、自治会の会員数にかかわらず、自治会集会所整備基準および自治会集会所・老人クラブ設計標準仕様に基づき整備を行っている。
なお、隣接する老人クラブ会館と合築することで、現状の集会所よりも若干広くなる可能性はあると考える。
【一瀬要望】こちらの地域特性として会員数が1700世帯と多いということから、さまざまな手段を講じて、複数の選択肢を検討した上での建て替えや合築等を検討願いたい。
【一瀬質問】地域に開かれた水辺の賑わいとして、地域性を考え、福祉ゾーンにある施設利用者や、そして地域住民の憩いの場となるように開放的な公園にされてはどうかという点で、これまでも会派として先代から度々推進してきた。同様に、東野地区は住民一人あたりの公園面積が市内でもっとも不足している地域でもある。これらのことからも、整備された公園や広場を心から待ち望む住民の声を聞いてきた。
そこで、地域に開かれた水辺の賑わいとして、境川公園の整備内容と活用方法について見解をうかがう。
【都市整備部長】境川公園の整備は、より多くの方が利用しやすく、川面が望める開放的な空間を創出するため、遊具などの構造物の設置は最小限とし、多くの用途に活用できる空間を広く取る設計としている。
また、活用方法としては、キッチンカーやオープンカフェなどの出店、地域と一体となったイベントの開催など、多様な活用へ対応していきたい。
【一瀬質問】多くの用途に活用できる空間を広く取る設計とのことだった。中でも、地域と一体となったイベントの開催は、ぜひとも多くの団体がこの場所を利用できるような柔軟な仕様としていただくことを要望する。
さて、歩行者動線という意味での連続性確保について。
東野地区の福祉ゾーンには福祉的な施設が集中している。市庁舎との往来も頻繁にあり、その途中に東野交差点を経由して向かわなければならない。特に障がい者や高齢者には通行が危険で怖いとの声もかねてより聞いている。東野交差点を通らずに市庁舎へ向かえる迂回路としての役割や、バリアフリーで安全な往来が期待出来る、こんなようにも考えている。
そこで、境川公園から市庁舎までの境川沿いの遊歩道は、どのような設計で考えているのかうかがう。
【都市整備部長】境川沿いの遊歩道整備は、境川公園から境川排水機場を抜け東水門の通りと結ぶ、水辺を望む散策路の整備となる。遊歩道設計にあたっては、より多くの方が安全・快適に通行できるよう、「道路の移動等円滑化整備ガイドライン」に基づいた、ユニバーサルデザインに配慮した設計としている。
【一瀬質問】市庁舎までの歩行者導線は、バリアフリーで到達可能なものとして要望する。さらなる安全性を高め、この周辺歩道の安全な歩行者通行環境の確保を、今後県との協議のなかで要望して頂きたい。
さて、県の河川管理用通路について。
この両岸はかつて一時的に、アスファルトで舗装されたような形跡があり、まだ全てを遊歩道として整備されていない。そこで、東野地区の整備後、砂利敷の河川管理用通路について、計画的に整備を行うか市の考えをうかがう。
【都市整備部長】河川管理用通路の整備は現在、工事を進めている東野地区に引き続き、海楽地区の整備を進める予定。今後は国道357号を越え、美浜地区、富岡地区についても、整備に向けた県との協議を行っていきたい。
【一瀬要望】この箇所のアスファルト舗装については、多くの方々から声を頂いてきた。また、連続性の確保としても、県との協議を今後も継続的に進めていただきたい。
※質疑内容と答弁は、趣旨を変えずに出来るだけ分かりやすい言葉に表現し直して掲載しています