■令和元年12月議会です!(交通問題(国道357号線渋滞対策・市内バス網の充実))
今年もわずか一週間となり、師走のもっとも多忙な頃、さまざまなお付き合いでご体調崩しやすいと存じますが、くれぐれもお体ご自愛下さいませ。
以前に、本市のおさんぽバスドライバーの就労状況についてH30年度決算委員会で確認したところ、契約社員として、時間給で働かれているということでありました。
7月25日付け産経新聞で目にした記事によれば、全国のバスドライバーの平均年齢はH30年時点で51.2歳。H20年当時の平均年齢46.8歳から4.4歳も高齢化が進んでいるとレポートされておりました。また、国内の一部の地域では、バスドライバー不足から路線縮小を余儀なくされているケースも増えているということでした。そのような状況から今回、市内バス網の充実を促進するには、という視点で質問いたしました。
【市内バス網の充実について】
☆バス事業者のサービス水準維持向上の取り組みを確認しました!
持続可能な公共交通サービスのための取り組みについて
質問 市内路線バス事業者が、バス利用の充実や利用者の満足度を上げるために、これまでどういった取り組みが行われてきたのかうかがいます。また、バス乗務員の高齢化やドライバー不足について、市はどう認識しているか、さらに、課題に対するバス事業者の取組についてもうかがいます。
都市政策部長 バス事業者では利用者の満足度の向上に向け、乗務員の安全運転技術やマナー向上の研修を重ねているほか、常時、利用者のニーズを把握しダイヤ改正や運行ルートの見直しを行なっています。また、ノンステップバスやバスロケーションシステムの導入、バス停上屋整備など、より快適にバスを利用して頂けるよう環境整備を実施しています。
また、バス事業者の乗務員の状況は現時点で運行上特に支障はないものの、今後、利用者のニーズに対応し、サービス水準の維持向上を図るには、乗務員の高齢化や不足が懸念されます。
このような中、バス事業者は安定的に人材を確保するため、継続的な乗務員の募集を行うとともに、乗務未経験者の運転士養成に力を入れているほか、社内にパウダールームを設けるなど、女性が働きやすい職場環境の整備充実を図っていると聞いています。
【国道357号線の渋滞対策について】
☆地域住民に対し、情報提供をするよう国への働きかけを要望しました!
国道357号線の渋滞対策では、舞浜立体交差の工事が着々とすすみ、本市における交通環境のボトルネックとなっていた舞浜交差点の混雑解消への期待が高まっています。ただ、完成間近で期待が高まる一方で、市内の道路事情は国道298号線や外環道路の開通に伴う通行量の増加もあり、国道357号線・富岡立体交差付近から土日祝日のディズニーランドへ向かう長蛇の列があり、日常生活に支障をきたすと、周辺住民から通報を頂いています。
国の動向と市の考え方について
質問 舞浜立体交差の完成時期と、完成後の効果や影響についてご説明をお願い致します。
都市政策部長 国土交通省首都国道事務所が整備を進めている国道357号線の舞浜立体事業は、湾岸線(東行き)浦安出口付近において橋梁と現道の接続工事が行われており、市としては2020年の夏までの完成を要望しておりますが、完成時期は明確に示されておりません。また、舞浜交差点が立体化した際には慢性的な渋滞が解消されると期待していますが、さまざまな影響も考えられることから状況を注視していきたいと考えています。
渋滞から生じる課題と今後の考え方について
質問 国道357号線沿いは浦安市内の富岡・東野地域において直接、生活道路とつながっているという構造で、他県・他地域からの大型車両、あらゆる車両が幅員の狭い生活道路を走るケースを見かけます。渋滞からくる抜け道としての進入や、進入に伴う事故の発生なども、注視していただきたいと思います。
そこで、国道357号線の塩浜立体化に向けた国の検討状況について、市は把握しておられるか。また、今後進捗していくにあたり、地域住民への対応はどのように考えているかうかがいます。
都市政策部長 国土交通省首都国道事務所からは、市川市塩浜交差点の立体化に関する検討状況について具体的なものは示されておりません。市としては、今後も国の動向を注視し、市川市と連携を図りながら、市および地域住民に対して、十分な説明や情報提供を行なっていただくよう国へ働きかけてまいります。