■待機期間がさらに短縮、ワクチン3回目の交互接種の有効性について【公明新聞より】
ここ数日のご相談で、 #濃厚接触者 の定義についてや感染したときの #待機期間 、またワクチン3回目接種についてのお問い合わせが増加しています。感染状況がまだ気を許せない中でもあり、まずは優先的に希望する高齢者に、接種を早急に進めていく必要があります。公明党の山口代表は2月1日の定例記者会見で「政府は広報を徹底し、接種の供給を増やす、あらゆる努力をして加速化してもらいたいと強く望む」と主張し、国主導でさらなる接種加速が求められます。
そこで今回は、公明新聞において特集された、 #濃厚接触者 の待機期間の変更と、ワクチン3回目の交互接種の有効性についてご紹介します。
待機期間さらに短縮
濃厚接触者7日間に
無症状感染も、10日までは自身で検温
エッセンシャルワーカー、最短5日目解除

新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者が自宅で待機する期間が10日間から7日間に短縮され、1月28日から適用されています。短縮は今年2度目。政府が公明党の提言を受け、科学的知見や専門家の意見を踏まえて対応したものです。
また濃厚接触者のうち、介護職や小売業など社会活動を支えるエッセンシャルワーカーは、検査での陰性確認により自治体判断で最短6日目で解除できるとしていた待機が、同5日目に解除可能となりました。無症状であり、4日目と5日目に抗原定性検査キットで2回とも陰性を確認することが条件です。不足が懸念されている検査キットについて政府は、増産と優先度に応じた供給を製造販売業者に要請しています。
政府は、一般の場合とエッセンシャルワーカーのいずれについても、陽性者との最終接触日から10日間が経過するまでは、自身で検温など健康状態の確認を行うよう求めています。
待機期間は、当初14日間でしたが、変異株「オミクロン株」の特性として、感染者の99%が感染暴露(陽性者との接触など)から10日以内に発症しているといった知見を踏まえ、政府は1月14日に10日間への短縮などを決めました。
その上で、政府が同日公表した資料によると、待機を7日間とした場合、感染症の専門家は「10日目までの健康状態の確認、または検査を組み合わせることで、14日間の待機と同程度のリスクまで下げることが可能」と指摘しています。政府はこうした知見も踏まえ、感染拡大防止と社会活動維持の両立に向けて、今回さらに期間を短縮しました。
このほか政府は、無症状感染者についても、検体採取日から10日間の経過としていた療養解除基準を7日間としました。こちらも10日間が過ぎるまでは、自身で検温などを行います。
公明の提言反映
公明党は1月12日、オミクロン株の特性に合った待機期間の見直しなどを岸田文雄首相に提言。その後も一層の対応を訴えてきました。引き続き、代替要員確保が難しい中小企業などをエッセンシャルワーカー並みに短縮するといった柔軟な対応を求めています。
コロナワクチン3回目 加速へ
国の大規模接種が再開
交互接種の有効性
長崎大学病院 山本和子 講師に聞く

同種の場合と「遜色ない」
副反応は同程度、抗体価1.5倍のデータも
――交互接種と同種接種で効果に違いはあるか。
ワクチンの効果を客観的に数値で示すとしたら、ウイルスを抑える中和抗体の量(抗体価)が現時点で唯一の指標だ。米国の論文によると、ファイザー製を2回打った後、3回目をファイザー製にすると抗体価は20倍になったが、モデルナ製では32倍となった。大きい規模の調査ではないが、交互接種の方が、抗体価が1.5倍以上になった。
実際は、ワクチンの効果はもっと複雑で、最終的な臨床効果を見るには、まだ時間がかかる。とはいえ、現時点で交互接種の効果は、同種接種と比べて全く遜色ないと考えていい。
――副反応の違いは。
米国のデータによると、交互接種と同種接種で副反応は、ほぼ同程度といえる。一番多いのは打った箇所の痛みで、次いで倦怠感などがある。発熱は3回目の方が出にくいとされる。
その上で、交互・同種に関係なく、リンパ節の腫れが2回目接種より多く報告されている。脇の下のリンパ節が腫れる、あるいは非常に痛みを伴う患者が数%以上いるようだ。これは、体内の免疫反応によるもので、1週間くらいすれば自然に沈静化する。心配しなくてもいいが、知っておいた方がいい副反応だ。
腫れた状態で、がん検診を受けると不要な精密検査が増える恐れがある。がん検診を受ける人は接種から間隔(米国では6週間以上)を空けてからがよい。
――今後、自治体へのワクチン配分から、2回目までがファイザー製で、3回目がモデルナ製となる高齢者が増えると思われるが。
3回目接種のデータはまだ出ていないが、米国で2回接種の時に、ファイザー製とモデルナ製の効果を50歳未満と50歳以上に分けて比較した研究がある。ファイザー製の場合、高齢者は抗体のでき方が若い人よりも非常に低かったが、モデルナ製ではそれほど変わらなかった。高齢者はワクチンの効果が続かず、抗体価も上昇しにくいが、モデルナ製の方がある程度、抗体を保てる可能性がある。
――交互接種を受ける上での注意点は。
ファイザー製、モデルナ製のどちらにも言えることだが、ワクチンに含まれる成分でアレルギー反応を起こすことがある。重篤な症状(アナフィラキシーショック)の既往がある人は、ファイザー製で大丈夫だったからモデルナ製も大丈夫とは言い切れない。逆も然りだ。接種後の経過観察を慎重にしてほしい。
――3回目接種は変異株「オミクロン株」に有効か。
今のmRNAワクチンでは、できる抗体の強さが従来株よりも劣ることが分かっている。ただ、あくまでも試験管の中での話だ。臨床の効果としては、英国の報告になるが、追加接種で入院予防効果が十分保たれているのではないかといわれている。今後、臨床研究がさらに進む中で、より正確性の高い知見が得られるだろう。
交互接種なぜ可能?
ファイザー製もモデルナ製も同じ「mRNAワクチン」と呼ばれるタイプで、ウイルスの病原性を表すとされるスパイクタンパクの遺伝情報(mRNA)を注射する。これにより、体内に同タンパクが生成され、免疫細胞に認識されて抗体ができたりする仕組みだ。mRNAはタンパク生成後、分解されて体に残らないので、何回も打つことができるとされている。
■コロナワクチン3回目加速へ/国の大規模接種が再開/交互接種の有効性を長崎大学病院の山本和子講師に聞く(公明新聞:2022年2月1日付け記事より引用)
結びとして:所感
現状の感染者はほとんど若い世代が占めていますが、家族などを通じて高齢者にも感染が広がりつつあります。感染拡大が最も早く始まった沖縄県において、その傾向が顕著です。そこで、重症化しやすい高齢者の感染を防ぎ、また医療逼迫を招かないように政府と自治体の連携協力がますます重要となります。
浦安市でも、2月1日から文化会館でモデルナ製ワクチンによる3回目接種の集団接種が始まりました。これ以降は2月5日から健康センターにおいて、3月上旬には日の出公民館に隣接する特設会場にて集団接種が行われていきます。個別接種においては、ファイザー製ワクチンによる3回目接種がコロナワクチン接種にご協力下さる市内のクリニックにおいて行われています。浦安市は今後も、国からのワクチン供給量に応じた接種体制の調整を随時、行っていきます。公明党からも、地方と国をつなぐネットワーク役を発揮して、全国の自治体における接種加速に全力で取り組んで参ります。

