■令和2年6月議会です!【2】コロナ禍における高齢者施策について
■新型コロナウイルス感染防止のための自粛が続き、高齢者が外出や通所サービスなどを控えざるを得ないというケースが生じています!
コロナ禍によって、Uセンターも長期間閉鎖し、またお声として「老人クラブや高齢者サークル等での会合が中止となり、知り合いに会う機会が減った」とも伺いました。ここへきてようやく再開の動きが始まり、コロナ禍による自粛が続き、外出が控えられる中、身体機能や認知機能が大きく影響をしているとの報道もあり、今回質問に取り上げました。
【件名2】コロナ禍における高齢者施策について
■介護を受けている高齢者への影響について、市の認識と実態把握■
【一瀬】介護を必要とする高齢者において、身体機能や認知機能への影響についてどのような認識、および実態を把握しているかうかがいます。
【福祉部長】新型コロナウイルスの感染予防のために自主的に介護サービスの利用を控えるなどにより、外出などの機会や活動量が減り、筋力などの身体機能が低下してきます。また、ほかの人との交流や会話をする機会が減少し刺激が少なくなることや、1日を通して単調な生活が認知機能や気持ちの低下につながります。それらに伴い、家族の介護負担が増加したり、社会的なつながりが減少してくるものと認識しております。
実態把握については、担当するケアマネージャーがモニタリングする中で体調や変化を確認しています。地域包括支援センターではケアプランを作成している要支援認定の方のうち、新型コロナウイルスの感染予防理由にサービスを中止した方が5月利用実績では18.5%おりました。その期間は、電話での体調等の確認や、自宅で実施できる介護予防体操を紹介したり、状況に合わせたプランの変更を検討しています。
■生活上でまだ介護を必要としない高齢者への影響と課題について■
【一瀬】一方で、生活上、まだ介護を必要としない高齢者への影響と課題についての認識をうかがいます。
【福祉部長】介護を必要としない高齢者へのコロナ禍の影響は、外出自粛に加え、家でも動かない状態が続くことが身体の機能低下につながる恐れがあります。また、感染を恐れて家に閉じこもりがちになったり、人との接触を避けることで社会から孤立してしまうことが懸念されます。心身の健康を保つため、運動や食生活、口腔ケアなどを意識して身体機能を維持することや、人との交流を持つことの大切さを周知するとともに、実践してもらうための工夫が課題だと考えております。
【一瀬】「新しい生活様式」を浸透させ、いかに安全に介護サービスを提供していくのかうかがいます 。
【福祉部長】訪問系のサービス提供事業者は、これまでに示されたガイドライン、マニュアル、チェックリスト等を活用し、各事業所において感染対策を講じるとともに、事業者間の相互協力体制を構築することで、訪問の安定的な継続を使っています。通所系のサービス事業者には休業を要請しない代わりに、三密になりやすい環境を改善するための受け入れ体制補助金の制度を、市で創設致しました。国の制度と合わせ、活用を勧奨し事務所の負担の軽減に努めるほか、訪問系同様、事業者間の相互協力体制を構築しています。入所系施設においては、外部からの面会等を制限しウイルスを持ち込まない・持ち込ませない対策を徹底しております。また、万一の際の相互協力体制についての準備をしています。
【一瀬】高齢者の体力維持や安全な外出の機会を、市としてどのように設けていくのかうかがいます。
【福祉部長】高齢者の体力維持の機会としては、家庭でできる運動などを行政情報番組や広報などで紹介してきました。今後は老人クラブ連合会の各種スポーツ大会などを、感染状況に応じて開催の可否から判断し、三密の回避や健康チェックなどの感染防止策などを講じた上で、徐々に活動内容を広げていくことになります。また、老人クラブ会館や老人福祉センターなどの通いの場や、大型バス運行による外出支援サービスの再開に向けては、国のガイドラインなどを参考に、人数制限や移動の範囲などのルールを定め、感染拡大防止を第一に慎重に進めて行きたいと考えております。
【一瀬】今後行える取り組みということで紹介させていただきます。6月9日付の日経新聞の記事ですが、今の若い人たちの間、または会社等で「オンライン飲み会」が流行っています。それを高齢者の中でも「オンラインお茶会」というのをやってみて、それが大変好評だったということでした。「フィジカルディスタンス」など、高齢者の社会参加が大きく制約される中、新しい生活様式に沿った形で日常行える、高齢者が社会的に繋がる仕組みにオンラインによるつながりを作る仕組みというのを検討してはどうかと考えますが、見解をうかがいます。
【福祉部長】社会参加が大きく制約される状況の中、地域福祉活動の内容によってはオンラインの活用は、有効な手段の一つであると考えています。現在、社会福祉協議会と連携して地域福祉活動を行っている方を対象に、実際にオンラインを活用した会議や、サロンを実施する方法について、学ぶ動画をyoutubeで一定期間配信しています。このような取り組みをきっかけに、各団体がそれぞれに合ったオンラインの活用を検討してもらえる機会につながるものと考えています。
結びとして:所感
この日経新聞の記事にも「2ヶ月ぶりに、主人以外の人の顔を見て、話しができてホッとした」とか「ありがとうって久しぶりに言われた」などという感想が寄せられておりました。それくらい長期にわたる外出自粛と、人に会うのを減らすことで、社会的なつながりが減少していることがわかりました。
これまでのコロナ禍による長い自粛生活が高齢者にもたらしたのは、身体を動かさないことからくる心身の虚弱化だけではなく「人と共感したり、感謝されたりなどという、社会的なつながり」も失いかけていた、ということでした。
コロナ禍で制約の多い生活が続くことは避けられませんが、その中でも特に「社会的なつながり」だけは失わないような、そのような高齢者施策を今後も公明党として推進して参ります。
(新型コロナ)活動制限中の高齢者施設、人と交流「楽しかった」/オンラインでボランティア/愛知県の一般社団法人主催
2020年6月30日付け公明新聞より引用、一部編集






