■保護者の笑顔を取り戻すために!(泉大津市・家庭教育支援)
1)泉大津市における家庭教育支援チームの取り組み
2/4の行政視察は、以前に訪問した大阪府泉大津市に。生活に追われ余裕がなく、家庭教育を顧みることが出来なかったり、また学校などと良い関係が作れず、学校(教員)からの支援に行き詰まってしまっている家庭の保護者に、第三者による訪問型での家庭教育支援の取り組みを視察して参りました。
■本事業の背景
泉大津市はもともと繊維産業が盛んで、日本有数の毛布の生産地。ただ、時代の流れによる産業構造転換から、工場はほとんど海外移転。残った跡地に住宅街ができ、新住民が多く移住し人間関係が希薄化。地域によっては家庭の孤立化が進み、地域の課題となっておりました。
同時に、学校での相談会や来所型教育相談センターに本来なら来て欲しい保護者は、生活に追われとても学校には来れない。また来れないから学校との関係が希薄化・悪化し、学校だけによる家庭教育支援の限界が見受けられておりました。
*——*
■家庭教育支援チーム「スマイルサポートチーム」の特徴として
- 第三者である(教員・教育委員会・市職員ではない)
- カウンセリング講習を受講している
- 子育て世代または子育て経験者である
- 保護者や子どもに会える時間を優先
★☆ そして、めざす成果は ☆★
保護者のお話を傾聴し、本音で語ってもらう
保護者のしんどさに寄り添いながら、課題解決に向けて一緒に考える
保護者の方に笑顔を取り戻してもらう
*——*
めざす成果は素朴ですが、保護者が元気になると子どもにも変化が現われ、落ち着きを取り戻し、学校で安定した生活をすごせるように。また、学校(教員)との関係が培われ、その後の関係が改善します。
この訪問型アウトリーチで、長期欠席をしていた児童生徒のおよそ半分近くが改善に向かったという活動実績も出ています。
限られた事業予算、それも決して多くはない予算のなかで、「何とか学校とつながりを持って欲しい・しんどい思いをしている保護者の心を軽くしたい」との思いで取り組まれている関係者の方々には、本当に脱帽する思いです。
「誰がこの家庭とつながることが、最もこの家庭のためになるか」


