■新しいまちづくりに貢献!(堺市・キッズサポートセンターさかい)
2)堺市・キッズサポートセンターさかい事業
二日目は大阪府堺市。キッズサポートセンターさかい事業について視察して参りました。
観光地として由緒正しい歴史のある堺市。それは5世紀の仁徳天皇陵から始まり、商人のまち・堺として刃物や鉄砲鍛冶で賑わいを見せていた戦国期から現代までの変遷。その堺市でも、市内に住んでいる市民には、「子育てしやすいまち・堺市」という実感は、まだ半分以下という意識調査の実績が出ておりました(平成25年 堺市の意識調査では、42.4%が子育てしやすいと回答)。
市の子育て支援サービス利用者は限定的、子どもや親同士の遊び・交流の機会、場所が減少しているという課題を市として把握していた経緯があり、新たな交流の場が必要でした。
また、代表的な繁華街である堺東駅周辺の商業施設の売上が、平成9年と平成19年とでは30%弱の減少傾向にあり、新たな視点をもったまちの賑わいを創出する取り組みが求められておりました。
そこで、堺東駅そばの高島屋9階に、キッズサポートセンターさかいとして、公共と民間とのコラボで「遊び」をキーワードに集い・交流し・気軽に相談できる場を設け、子育て支援を充実させるとともに、まちの賑わいづくりにも貢献するとした取り組みを、平成26年4月から開始。
公共機関では堺市と厚生労働省大阪労働局(ハローワーク事業)、民間では株式会社高島屋と株式会社ボーネルンドが協定を結び、新たな視点をもった空間の提供が始まりました。
*—*
■開始から1年、状況は
・施設運営面
のべ利用者数(子ども・保護者合計) 14.2万人
相談対応件数 627件
※「堺市つどい・交流のひろば」では、子育て相談とともに、発達障害などの専門相談も行っています。
・子育て支援イベント
のべ利用者数(子ども・大人合計) 788人
堺市つどい・交流のひろば主催イベント
子育てのおはなし会:毎月1回
絵本のおはなし会:毎月1回
父親の育児支援講座:年3回
・施設への満足度
97.5%が満足
・堺市で対応した視察対応件数
15件
※北海道や鳥取県など、全国各地から視察を受け入れました。
*—*
【今後】
本事業の年間における利用者数目標は10万人とのこと。まずはこの目標を毎年クリアし、5年間の契約期間において新しいまちの賑わい・人の流れを創りだしていきたいとのことでした。
まちの繁華街の代表的な商業施設が不振にあえいでいるのを、行政と民間でともに知恵を出し合い、地域の起爆剤として新しいまちづくりに貢献している良い例を見せていただいた視察となりました。




