■切れ目のない支援とは!(泉大津市・1歳半健診とかおてれび)
1)泉大津市の妊娠・出産・子育てシームレスケア体制の取り組み
11/12の行政視察は、大阪府泉大津市に。妊娠より以前から行政側が、お母さんとなる方との人間関係をつくり、その後さまざまな子育ての支援について、切れ目なく行うための取り組みを視察して参りました。
特に泉大津市では、発育過程におけるお子さんの発達障害には、早期気づき・早期支援が最も大切と認識しており、1歳6ヶ月児健康診断で、そのお子さんの目線の動きで徴候をとらえる仕組みを大阪府と連携して試験導入(※下記の確認システム)。一つの確認情報としている事例をご紹介頂きました。
同時に本年から、発達障害のご相談を受けた際の相談・支援体制を手厚くし、臨床心理士の資格を持った正の職員が3名採用され、本格的な体制で進められています。
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■確認システム:GazeFinder(ゲイズファインダー)
1歳6ヶ月児の子どもを、親が抱っこしたままでパソコンに向かい、画面上で2分程度、さまざま映し出される写真・模様を眺めます。その目線の動きをパソコンデータで把握し、お子さんの発達の傾向を分析する、という仕組みです。
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あくまで本システムは未だ研究段階で、大阪大学を始め浜松医科大学、金沢大学、千葉大学、福井大学など、多くの国立大学で研究が進められており、子どもの乳幼児健診のデータ蓄積情報から発達支援に役立てる方法を検討しているところです。
泉大津市としても、この取り組みは福祉事業としてではなく、母子保健事業という側面から行っているところが特徴ということでした。今後はこのような就学前検診の情報が、就学以降、成人するまで、教育の現場でも何かで役立てるようにしてもらえれば理想とのこと。このコメントには多くのヒントが含まれていると感じました。
発達障害のご心配事に寄り添いながら解決していこうとする、行政側の思い。「子育てにおける切れ目のない支援」という言葉からは見えてこない部分の、その深さを感じました。それが1歳6ヶ月児健康診断における確認対応であり、また臨床心理士資格者の職員体制であると。
今後、ご相談された多くのお母さんが「あのとき検診しておいて、本当によかった」と思ってもらえるようになれば最高です。本システムの活躍に期待します!


