【行政視察レポート】鎌倉・長野・佐渡の3市を訪ねて!気づきと感動の3日間🗾
みなさん、こんにちは!しばた雄二です。
7月1日から3日にかけて、一宮市議会の公明党議員団で神奈川県鎌倉市・長野県長野市・新潟県佐渡市を訪問してきました!
「行政視察」というと、なんだか堅苦しく聞こえてしまうかもしれませんが、実は行ってみると本当に刺激的で、感動の連続でした。今日はそのご報告を、できるだけわかりやすく、楽しくお伝えしたいと思います😊
ぜひ最後まで読んでみてください!
🏯 1日目【鎌倉市】〜「市民と一緒に街をつくる」最前線へ〜
まず、鎌倉ってどんな街?
7月1日、早朝に一宮を出発して向かったのは、みなさんもご存知の神奈川県鎌倉市。鶴岡八幡宮や長谷の大仏など、社寺仏閣が立ち並ぶ歴史の街です。年間の観光客はなんと約2,000万人! 人口約17万人の街に、その100倍以上の人が訪れる計算になります。
到着して鎌倉市役所の前で記念写真を撮りながら、「古都の雰囲気がにじみ出ているなあ」とじんわり感じました。
「市民がつくった法律」があった!
実は鎌倉市には、市民力の歴史がすごく深いんです。
1960年代に「鶴ヶ岡八幡宮の裏手を開発しよう」という計画が持ち上がったとき、鎌倉市民が「それはあかん!」と立ち上がり、日本初のナショナル・トラスト運動(市民の寄付でその土地を買い取る運動)を展開しました。その声が国を動かし、今の「古都保存法」の制定につながったんです。すごいですよね。市民の力が法律を生んだ!
そんな伝統がある街だから、今も「行政と市民が一緒に街をつくる」という意識がDNAに刻まれているんだと感じました。
「リキタス」って何? スマホ一つで街づくりに参加できる時代に!
鎌倉市役所での視察テーマは、「Liqlous(リキタス)」という市民参加型のデジタルプラットフォームについてでした。
簡単に言うと、「時間も場所も関係なく、スマホやパソコンから街のことについて意見を言える仕組み」です。
従来の市民参加って、平日の昼間に市役所に来て、長時間の会議に出て……というイメージでしたよね? そうなると、どうしても参加できる人が限られてしまう。でも「リキタス」なら、子育て中のお母さんも、仕事で忙しい30代・40代の方も、夜中でも自分のペースで参加できる。
実際、登録者の約60%が30〜50代の現役世代というのも驚きでした。「これまで行政対話に参加しにくかった層の声が届くようになった」と担当の方がおっしゃっていて、なるほどなあ!と。
ただ、鎌倉市がすごいのは「デジタルだけに頼らない」点です。オンラインで意見を「発散」させたら、次は対面のワークショップで「収束」させる。この組み合わせが熟議の質を担保しているんですね。
「一宮市でも、市民の皆さんが参加しやすい仕組みをつくりたい!」と、強く感じた1日目でした。
🏔️ 2日目【長野市】〜不登校の子どもたちの「居場所」が、街を変えていた〜
長野市役所へ!
翌7月2日は、長野県長野市へ。善光寺の門前町として栄えた街で、人口は約36万人の中核市です。長野市役所の前で「Nagano City Hall」の文字を背に写真を撮りながら、「一宮市と規模が似ているな」と感じました(実は両市とも「門前町をルーツとする中核市」という共通点があります!)。
「ササランド」という奇跡の場所
長野市で視察したのは、不登校の子どもたちへの支援策、特に「教育支援センター ササランド」という施設についてです。
ササランドは、廃校になった小学校の分校を丸ごとリノベーションして生まれた施設です。中に入ったら、まず「学校っぽくない!」と驚きます。
カフェのようなデスク、秘密基地みたいな階段下のスペース、ハンモックがある「ゴロゴロライブラリー」。「ここに来てもいいし、寝てもいい。今日やりたいことを自分で決めていい」という場所なんです。
服装も髪型も自由。スマホもゲーム(Nintendo Switchも!)も持ち込み自由。Wi-Fiも使い放題。時間割もカリキュラムもない。
「学校に行けない子」ではなく、「エネルギーを充電しに来る子」として迎え入れる——その発想の転換に、私はじーんときてしまいました。
信州大学の学生がお兄さん・お姉さんに
もう一つ感動したのが、信州大学との連携です。大学の学生さん145名以上がボランティアとして登録していて、延べ630人がササランドに来所。子どもたちと一緒にアニメやゲームの話をしながら、自然と信頼関係を築いていくんです。
「先生」でも「支援者」でもない、年の近いお兄さん・お姉さん。そういう存在が、不登校の子どもたちにとってどれだけ大きいか……想像するだけで胸が熱くなりました。
予算を10倍にした市長の決断
令和2年度に2,500万円だった不登校対策の予算が、今は約2億4,000万円(なんと10倍!)になっています。
「お金がない」「前例がない」ではなく、子どもや保護者の声を直接届け、荻原健治市長が強いリーダーシップで予算化を実現した。その姿勢は一宮市の施策を考える上でも、大いに参考になります。
🌊 3日目【佐渡市】〜世界遺産の島が教えてくれた「民間の熱意」の力〜
海を渡って、佐渡へ!
3日目は新潟からフェリーで佐渡島へ。「日本最大の離島」に降り立った瞬間、空気が違いました。緑が深くて、潮の香りがして、なんとも言えない開放感。「佐渡に来た!」という実感がじわじわとわいてきました。
佐渡市役所前の大きな石碑に「佐渡市役所」と金色の文字——思わずチーム全員でポーズを決めて写真を撮りました(笑)。
「佐渡金山」が世界遺産になるまで
みなさん、佐渡金山が昨年(2024年)ついにユネスコ世界文化遺産に登録されたのはご存知でしょうか?
ただ、この登録は「行政が頑張ったから実現した」ではないんです。実は平成9年(1997年)から、「佐渡を世界遺産にする会」という民間の団体が、粘り強く市民への啓発活動を続けてきた。約30年にわたる民間の熱意があって、初めて実現した話なんです。
行政はその「熱意」をバックアップし、国への働きかけや観光振興として形にしていった。このあり方、一宮市でも大いに参考になると思いました。
民間の情熱が先にあって、行政がそれを後押しする——これが本当の意味での「官民連携」ではないでしょうか。
島の未来を守る「関係人口」という発想
人口減少が続く離島・佐渡市が力を入れているのが、「関係人口」の創出です。
「観光客」として一度来るだけでなく、「何度も来て、島の人と深く関わる人」を増やしていく戦略です。空き家を活用したり、島外の子どもたちを保育園や小中学校に受け入れる「留学制度」をつくったり。島の自転車レースやトレイルランニング大会を通じて、「佐渡ファン」を増やしていく。
また、「佐渡で働く魅力」を若い世代や親世代に伝えることで、シビックプライド(郷土への誇り)を育てる取り組みも印象的でした。
「尾州の繊維産業」や「モーニング文化」という一宮ならではの魅力を、もっと誇りを持って発信していくヒントをたくさんいただきました!
🌟 3日間を終えて——一宮市に活かしたいこと
3市を訪ねて改めて感じたのは、「答えは市民の中にある」ということです。
鎌倉市は、「市民がつくった法律」の街だからこそ、デジタルを使って今の市民の声を拾う仕組みをつくった。
長野市は、不登校の子どもたちの「声にならない声」を受け止めるために、予算を10倍にする決断をした。
佐渡市は、「世界遺産にしたい!」という民間の30年の熱意を行政がしっかり受け止め、一緒に走った。
どの市も、行政が答えを先につくって市民に押し付けるのではなく、市民・民間・大学と一緒にプロセスを歩んでいた。そこに共通点がありました。
一宮市でも、「不登校の子どもたちのための校内専任スタッフの配置」「市民参加型のデジタル対話の仕組みづくり」「尾州・モーニング文化の誇りある発信」——これらを積極的に提言していきたいと思います。
最後に、今回の視察を快くお受けいただいた鎌倉市・長野市・佐渡市の皆さん、本当にありがとうございました。
そして、一宮から一緒に3日間を過ごしてくれたメンバーのみなさんにも感謝です。移動続きのハードなスケジュールでも、笑顔で学び合えた最高のチームでした😊
「今日も元気で!」で締めくくりたいと思います。
しばた雄二

