未来の一宮を創る 建設水道委員会の審議報告
本日、建設水道委員会が開催され、令和8年度予算に関する審議が行われました。
道路・河川・公園・住宅・上下水道など、私たちの生活に直結する重要なテーマについて活発な議論が交わされました。
今回は、市民の皆様にとって特に関係の深い内容を中心にご報告いたします。
豪雨災害への備えを強化
浸水対策が前進、近年、全国各地で豪雨災害が増えています。一宮市でも水害対策の強化が重要な課題です。
今回の予算では、次のような取り組みが進められます。
・市営地下駐車場の浸水対策として「止水板」を整備
・三井公園・森本中央公園に雨水貯留施設を整備
・人工衛星を活用した漏水調査の導入
人工衛星による調査は、これまで約4年かかっていた調査を約9か月に短縮できるとされ、最新技術を活用した効率化が期待されています。
道路の安全とまちのにぎわいづくり
道路政策でも、交通安全とまちの活性化の両立を目指した取り組みが進みます。
主な施策は次の通りです。
⭕️本町通りでの「ほこみち」整備
歩行者がゆったり過ごせる空間づくりを進め、にぎわい創出を図ります。
⭕️ラウンドアバウトの整備
西五城の交差点で、信号機に頼らない円形交差点を整備し、交通事故の減少を目指します。
⭕️AI舗装診断
マートフォン動画をAIが解析し、道路のひび割れなどを客観的に診断する新しい取り組みも進められます。
⭕️住宅の耐震化支援を拡充
能登半島地震の教訓を踏まえ、住宅の耐震化支援が大きく拡充されます。
特に注目すべき点は、「グレーゾーン住宅」への支援拡大です。
これまで無料耐震診断の対象は
昭和56年以前の住宅でしたが、今後は平成12年(2000年)5月以前の住宅まで対象が拡大されます。
また、より詳しく調査できる精密診断法の導入により、必要な補強工事を的確に判断できるようになります。
大切な住まいと家族を守るため、ぜひ制度を活用していただきたいと思います。
⭕️木曽川の魅力を活かす
かわまちづくり
木曽川周辺の魅力を活かした地域活性化も議論されました。
現在進められているのが
富田山公園(旧尾西プール跡地)の再整備です。
民間資金を活用する「パークPFI」を導入し、
・カフェなどの施設整備
・水辺空間の活用
・観光拠点の形成
などを目指します。
また、長い歴史を持つ「中野の渡し」についても、船を県から譲り受け、新たな水辺観光の可能性が検討されています。
⭕️空き家対策も大きな課題
空き家の実態調査では
・約3割が管理不全
・約2割が特定空き家候補
という結果が報告されました。
今後は
・相続人への適正管理通知
・司法書士会との連携
・空き家対策計画の見直し
などを進め、地域環境の悪化を防ぐ取り組みが強化されます。
⭕️上下水道の老朽化対策
水道や下水道は、生活に欠かせない重要なインフラです。
今回の委員会では
・老朽施設の更新
・耐震化の推進
・最新技術による効率化
などが議論されました。
特に課題となっているのが基幹水道管の耐震化率であり、全国平均より低い状況となっています。
今後、国の交付金活用などを含めた対策が必要です。
まとめ
今回の建設水道委員会では、
「老朽化するインフラの更新」と「新しい技術や民間連携によるまちづくり」が大きなテーマとなりました。
道路、住宅、防災、水道、公園など、どれも市民生活に直結する重要な課題です。
今後も、市民の皆様の安全・安心と一宮市の発展のため、しっかり議論を重ねてまいります。

