公明党が目指す衆議院議員選挙制度
1. 改革の大きな柱:都道府県別の「比例代表制」
現在、衆議院の比例代表は全国を11のブロック(北関東、南関東、近畿など)に分けていますが、公明党はこれを「都道府県単位」にすることを提案しています。
目的: 有権者にとってより身近な単位(都道府県)で選ぶことで、地方の声が政治に届きやすくするため。
柔軟な運用: 拘束名簿式(政党が順位を決める)か、非拘束名簿式(有権者が候補者名を書ける)かは、各党が選択できるとしています。
2. 「一票の格差」と「死票」の解消
公明党が特に問題視しているのは、現行の「小選挙区制」が持つ以下の欠点です。
死票の劇的な削減: 小選挙区では1位の候補者以外に投じられた票はすべて「死票」になりますが、比例代表中心の制度にすることで、「国民の皆さまの一票一票がそのまま議席に反映される」状態を目指しています。
一票の格差の是正: 人口移動に伴う頻繁な「区割り変更」を防ぎ、投票価値の平等(1票の格差問題)を構造的に解決しようとしています。
3. 現行制度の修正案(得票数と議席の乖離を埋める)
抜本的な改革と並行して、今の「小選挙区比例代表並立制」を維持する場合の修正案も示しています。
得票数に応じた配分: 現行制度では「得票率と獲得議席数のズレ」が生じやすいことが課題です。公明党は、比例区に重きを置いた「小選挙区比例代表連用制」のような仕組みを念頭に、民意との乖離を縮小すべきだと主張しています。
公明党のスタンスまとめ
公明党の提案は、特定の政党が有利になるような仕組みではなく、「有権者の意思が正しく政治に反映されること」を最優先(前提)としています。福重氏はこれを「実現可能性のある唯一の解」と表現しており、他党との合意形成を目指す姿勢を見せています。
「得票数と獲得議席の乖離を縮小することができる」(福重氏)

