政治不信を打破するために。〜大山玲子教授の講演から学ぶ、議会改革の第一歩〜
10/29 第3講義
駒澤大学名誉教授である大山玲子先生による大変貴重な第3講義「議会や制度の改革の第一歩」を受講いたしました。
「政治不信」「成り手不足」「議会不要論」。これらは、私たちが今直面している民主主義の危機を示す、あまりにも重い言葉です。議員の一員として、この危機にどう立ち向かうべきか、その答えを探るべく、深く学ばせていただきました。
1. 議会が失っている「多様性」と「信頼」
大山先生の講義で突きつけられたのは、今の地方議会が抱える構造的な課題です。
議会が市民の信頼を得られない原因は、主に以下の3点に集約されます。
代表性の欠如: 女性や若者、給与所得者など、多様な立場の方が意思決定の場にいない。
意見の未反映: 代表が選出されていても、市民の意見が政策決定に反映されていないと感じられている。
活動の不可視性: 議会が何をしているのか、市民の目に見えない。
これらの課題が、深刻ななり手不足と無投票当選の増加を招き、「住民から遠い議会」という悪循環を生み出しています。
2. 議会改革の鍵は「有権者の政治参加」
この悪循環を断ち切り、議会を真に再生させるための鍵は何でしょうか。
それは、多様な立場の意見を反映すること、そして多様な方が意思決定の場にいることを両立させることです。
しかし、その根幹にあるのは、私たち議員の努力だけではありません。それは、有権者一人ひとりが、この国やこの地域の未来をどのように創出していくかに関心を抱き、積極的に行動していただくことが最重要であると、強く認識いたしました。
有権者の方々が政治への関心を深め、積極的に行動してくださって初めて、多様な意見が議会に届き、結果として多様な立候補者が増え、意思決定の場に席を埋めていただける。この理想像こそ、私たちが目指すべき地点です。
3. 「理想像」を実現するための議員の決意
「現実は、そんな理想像をめざし、議員が率先して行動していることが必要」—大山先生の言葉を胸に刻み、私は以下の行動を強化していくことを決意いたしました。
1. 議会の「応答性」を強化する
議員同士の争点や討論を活発化させます。同じ会派、同じ属性の議員同士で「そうだね」と頷き合うだけでなく、異なる意見をぶつけ合い、深く掘り下げた議論を行うことが、議会の存在意義です。
そして、その議論の過程と結果を、ただ報告するだけでなく、デジタルツールなども活用しながら市民の皆様と「共有」していきます。議会が市民の意見にしっかりと「応答」している姿勢を明確にすることで、「議会は何をやっているかわからない」という不信感を払拭します。
2. 「多様な候補者」が生まれる土壌を作る
女性や若者など、今まで立候補をためらってきた方が一歩を踏み出せるよう、議会内の環境整備に率先して取り組みます。ハラスメント対策の徹底、子育てや仕事を両立できる活動環境の整備など、「多様性」を議会内に取り込むための具体的な行動を推進します。
4. 議員と共に未来を創るパートナーへ
議会改革、そしてこの地域の未来を創る取り組みは、私たち議員だけでは成し遂げられません。
「この国やこの地域の未来をどのように創出していくか」という問いは、私たち議員だけでなく、有権者一人ひとりへの問いでもあります。
ぜひ、私たちが活発化させる議会の議論に、積極的に目を向けてください。そして、ご自身の一票、そしてご意見という形で、この地域の未来を共に創るパートナーとして、行動にご参加ください。
議員一同、皆様の信頼に応えられるよう、この決意を胸に、率先して行動してまいります。

