「政策サイクル推進地方議員フォーラム」公開セミナー
場所:公益財団法人 日本生産性本部
本日(2/2)上京、赤坂見附駅近くの会場で、一歩進んだ議会の姿を学びに行ってきました。
衝撃的なタイトは「ミライの議員・議会のために 第2弾」
具体的なテーマは、これからの議会は執行部とのやり取りだけではダメで、住民(地域コミュニティ)も巻き込んだ三位一体でのやり取りが必要。
政策を予算〜執行〜決算〜改善の流れでPDCAを回すことは大事であるが、政治ならびに行政の目的は、地方自治法にも謳われているように「住民の幸福」にあり、政策サイクルを回す時に住民との連携が不可欠であります。
しかし、現行の地方議会は、議員間討論でさえ満足にできていないのに、地域コミュニティ(住民)との意見交換や議論(対話含む)をするのは、とても肩の荷が重いのも事実。
今回のセミナーは、そうした地方議会の大きな課題を乗り越えた事例が2つ紹介して頂いた。
長野県宮田村議会と兵庫県西脇市議会
特に西脇市議会の比例は、ビックリ仰天、一宮市議会で想像もできないことが日常茶飯事に起こっていました。背景には地域性も当然ありますが、10年前の先駆者のご苦労や、地域の大物議員という古めかしいものからサラリーマン化した議員スタイルがその環境を創出しているかもしれないと事例紹介者は申していました。
でも、現状を打ち破る熱意と根気を持つ議員の存在は絶対に必要と思います。微力で小心者ですが、住民のために、将来のために自分自身が変化する必要性を強く感じました。
また、地方議会の制度やあり方など精通している大正大学地域創生学部教授の江藤俊昭先生が、鳥瞰的な立場から、大きな視点で「バックキャスティングによる地方議会からの政策サイクル」と題して、地方議会・議員には、地域経営の大きな責任があることを幾多の方面から論じていただき、進化を遂げなければならないことを理解しました。
別の学識経験者で、東京都立大学法学部教授の大杉 覚先生からは、消極化(崩壊化)しゆくコミュニティとミライの地方議会・地方議員のあり方として、議会が積極的に地域コミュニティと関わり、誘い込みことで、地域コミュニティの活性化もあり得るとの可能性を語っていただき、大いに参考になりました。
セミナー終了後、赤坂見附駅近くの「富士そば」のカツ丼と温かいそばのセットをいただきました。久しぶりの美味しさ‼️