Archive for 2013年 5月
公明党茨木南支部(河本みつひろ支部長)は5月25日、茨木市クリエイトセンターにおいて「わかりやすい胃がん対策」の医療フォーラムを開催しました。このフォーラムは、2月21日にピロリ感染胃炎の除菌療法に保険が適用されたこと、市町村では大阪府内初の茨木市胃がんリスク検診が4月から実施されたことから、その検診の普及やピロリ菌の除菌を進めるために開催しました。
河本みつひろ市会議員(薬剤師)〔写真下〕が、河本発の公明ネットワークにより、「ピロリ感染胃炎の除菌療法に保険が適用」された経緯、茨木市医師会等の協力もあり、大阪府下で市町村として初めて「胃がんリスク検診」が実現できた経緯を報告。
茨木市薬剤師会 中西康良会長〔写真下〕が「ピロリ菌除菌の薬物療法」について講演。薬物の効果や安全性等について解説。
北野たかしマジック講師〔写真下〕が、らくらくマジックで参加者を和ませました。気分転換を図り、さらに次の講演に移りました。
医療法人恵仁会 田中病院 消化器内科 田中擴址医師〔写真下〕は、大学病院の消化器内科でピロリ菌を研究。実際的な立場から、「胃がんリスク検診とピロリ菌除菌の保険適用拡大」について講演。ピロリ菌除菌後の内視鏡によるフォローの重要性等に言及。
田中医師の講演後、参加者からの質問を受け、理解が深まりました。
最後に、公明党北摂総支部 副総支部長の林 啓二大阪府会議員(写真下)が、公明党のがん対策や、大阪府がん対策推進条例制定を推進した経緯等を報告。公明党のネットワークを強化し、実現力を高めるためにも、今後の公明党への支援を強く訴えました。
公開シンポジウム「オールジャパンでの創薬支援体制の構築に向けて」が本日(5月17日)、千里ライフサイエンスセンターにて開催され、参加しました。国内で初めて医薬基盤研究所内に創薬支援戦略室が創設され本部機能を担い、医薬基盤研究所(厚生労働省)、理化学研究所(文部科学省)、産業技術総合研究所(経済産業省)と大学や民間研究機関等の連携協力に対して、マネージメントを行う支援体制が紹介されました。6月から業務が開始されるとのこと。わが国が抱える研究開発の課題の解決や医療関連分野におけるイノベーションの一体的推進が期待されています。
かつて私は、ICH(日米EU医薬品規制調和国際会議)の活動に、日本の製薬企業側のICHコーディネーターとして携わり、新薬を早く患者さんに届けることに取り組んできました。日本から世界に通用する優れた新薬がさらに活発に創出されるよう願い、できる限り応援していきたいと思います。
一方で、関西のバイオ産業等が活性化するよう、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の機能の一部を関西へ設置することを提唱してきた一人であり、関係機関や国会議員、府会議員へも働きかけを行ってきました。「PMDA-WEST」が大阪に置かれる見通しとなってきており、創薬への弾みがつくものと、大いに期待しています。
第85回日本消化器内視鏡学会総会が昨日(5月10日)から国立京都国際会館で開催されています。本日(5月11日)は、「特別講演」のセッションで、浅香正博教授と公明党の秋野公造参院議員の特別講演が予定されていましたので参加しました。講演後、写真に納まりました(中央:浅香教授・右:秋野参院議員)。
浅香教授は、「わが国から胃癌死を撲滅するまでのカウントダウン―The Finals」と題して講演。
ピロリ菌感染胃炎を抑制すれば、萎縮性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどのピロリ菌関連胃疾患が抑制される可能性が高いことを力説。ピロリ菌感染胃炎への保険適用がなされたが、それに向けての取り組みを紹介。秋野参院議員の後押しがあったことも紹介。
秋野参院議員は、「胃がん撲滅に対する公明党の取り組み -ヘリコバクター・ピロリ菌除菌に対する薬事承認と保険適用への道のり-」と題して講演。司会は浅香教授。
こうした公明党の取り組みに対して、浅香教授は、政府に認めさせるなど、目を覚ますようなできごとがいくつもあったことに言及し、検診と治療を結び付けていくことを考えて行きたいと結びました。