胃がん予防対策推進の経緯
新たに胃がんが見つかる人は年間12万人強、胃がんによる死亡者数は約5万人と言われています。胃がんには、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の関与が指摘されており、その対策に取り組んでいます。
公明新聞で取り組みを紹介
平成27年5月10日付け公明新聞「記者の目」で、平成22年10月9日に浅香正博北海道大学大学院医学研究科がん予防内科学講座特任教授(当時、北海道大学大学院医学研究科消化器内科学教授)から河本が要望を受け、その後から今日までの経緯を紹介。
慢性胃炎のピロリ菌除菌に健康保険適用
平成25年2月21日から、慢性胃炎の早期段階でのピロリ菌除菌に健康保険が適用されました。
茨木市で胃がんリスク検診を開始
対象は、30・35・40・45・50・55・60・65・70歳の人です(一部条件があります)。検査費用は400円です。検査は採血で行います。 参照→茨木市胃がんリスク検診
河本光宏と公明党ネットワークによる推進
平成22年10月9日(土)
京都国際ホテルで行われたNPO法人日本胃がん予知・診断・治療研究機構の第3回学術講演会と京都消化器医会例会の合同学術講演会に参加(日本のペプシノゲン研究の第一人者である三木一正当機構理事長からのお勧め)。日本のピロリ菌研究の第一人者である浅香正博教授(日本ヘリコバクター学会前理事長)の特別講演「わが国からの胃がん撲滅を目指して」(三木一正理事長が座長)等が行われました。
この講演会において、旧知の浅香正博教授から河本に対して、胃がん対策を進めることへの協力を求められました。
平成22年10月16日(土)
河本は、胃がん対策の必要性について、福島豊元衆院議員(当時・公明党政務調査会会長代理、現・福島内科医院院長)に相談。
平成22年11月25日(木)
福島豊元衆院議員より河本へ、公明党がん対策推進本部が浅香正博教授のお話を聞く旨の連絡がありました。
平成22年12月7日(火)
浅香正博教授より、公明党がん対策推進本部での講演の日時(平成22年12月16日13時)が決まった旨の連絡がありました。
平成22年12月16日(木) 公明党がん対策推進本部が、浅香教授ら2人の専門家を招き、がん対策の勉強会を開催(翌17日付け公明新聞に掲載)。浅香教授のテーマは「わが国から胃がんをなくすために」。
平成23年2月10日(木) 秋野公造がん対策推進本部事務局長が質問主意書。政府はピロリ菌の感染が胃がん発生の原因の一つであることを初めて認めた。
平成23年3月7日(月) 参院予算委員会で松あきら参院議員が、胃がんの予防対策について質問(翌8日付け公明新聞に掲載)し、「胃がんはヘリコバクター・ピロリ菌が発がん因子であると認定している」と指摘。日本医事新報No.4533(平成23年3月12日)は、松あきら参院議員の質問を紹介。
平成23年12月15日(木) 公明党がん対策推進本部は、「がん対策を充実させるための要望書」を厚労相に手渡し(翌16日付け公明新聞に掲載)。胃がん発生の防止に向け、ピロリ菌の早期発見・治療につながる検診体制の早急な整備などを要望。
平成24年5月23日(水)付公明新聞 公明党北海道本部が厚生労働省に、ピロリ菌の除菌で胃がん撲滅を求める98万人の署名を提出した記事を掲載。
さらに、河本は、浅香正博教授を茨木市医師会に紹介。茨木市医師会は、浅香教授を当医師会主催の学術勉強会に招聘。浅香教授は平成24年10月11日(木)、当医師会の会員や行政担当者等に「わが国から胃がんを撲滅するための戦略」と題して講演。当医師会の協力が進み、胃がんのリスク検診が平成25年3月議会に提案され、平成25年4月から府下で初めて実施される運びとなりました。