Archive for 2018年 7月

定例の研修会で佐竹関学大教授が講演
  働き方改革と地方創生について意見交換

 県議会公明党・県民会議は、定例の研修会を7月17日、神戸市内で行い、佐竹隆幸関西学院大学経営戦略研究科教授が「働き方改革と地方創生」をテーマに講演しました。また、兵庫県の地方創生戦略や今後の課題などについて意見交換しました。

 はじめに佐竹教授は、人口知能の発達によって我々の生活に大きな変化が起こるとされるシンギュラリティ(技術的特異点・2045年問題)にふれ、デジタル化がもたらしたカメラのフィルムメーカーへの影響や冷戦後の防衛力整備に伴ってIT産業が発達したことなどを紹介し、昨今の大きな産業の流れを俯瞰しました。

 次に、第4次産業革命といわれる現在の環境の変化について、情報が偏在しいつでもどこでも情報や人とつながれるユビキタス社会から環境の側から必要な情報を必要な時に提供したり、快適な環境が保持できるアンビエント社会への移行などを説明。「IОT(モノのインターネット)とAI(人工知能)の開発が大きな変化をもたらしており、コンピュータが身近なものとなって、人と人、人とモノのつながり方が広がっている」とその特徴を話しました。

 これに関連して高性能なロボット、3Dプリンター、バーチャルリアルティの登場によって予測される様々な産業や雇用への影響などについても考えを示しました。

 また、18歳人口が減少しはじめ、人口減少と少子高齢化の指標ともなっている2018年問題への対応策として企業の第2新卒の採用に言及。兵庫県が行っている奨学金返還支援制度を説明するとともに他府県の制度と比較し「新卒者は就職後3年以内に3割が退職している。新卒者の情報は大学に入ってくるが、第2新卒者の情報はなかなかつかめない。大学と学生とのつながりを密にしてリクルート活動に繋げることが大事だ」と大学側に求められる対応についても話しました。

 次に、6月に国会で可決した働き方改革関連法の内容を確認し「働き方で大切なのは、本人にとって一番いい働き方で成果を出すこと。ワークライフバランスは本来、ワークイコールライフであるべきだ。働くことが生き甲斐や楽しみになること。生きがいや働き甲斐と日本的経営をどう結び付けていくかである」と持論を述べました。さらに「欧米のように企業や働き場所を渡り歩く文化は日本に根付いていない。そのあたりが変わると日本の産業は成り立たなくなる」とし、女性の働き方や外国人労働者の雇用が労働力の確保にとって重要になってくることを強調しました。

 最後に、働き方の一つとしてのテレワークに関して「テレワークは自身でマネージメント管理ができることが不可欠。在宅勤務は育児中や家族の介護をしている人にとっては最適だ。しかし、ずっとテレワークをするとオーナーシップが身につかない。日本の伝統や文化を保ちながら、どう労働力を確保していくのか。これも改革を進めるにあたっての課題となってくる」と締めくくりました。

 このあと、本県が進める地方創生戦略の概略を確認しながら意見交換しました。

但馬・丹波・淡路地域で地域政策要望会を開催
  地元の発展と活性化に向け市町長と意見交換

 7月4・5日の両日、但馬・丹波・淡路地域で地域政策要望会を開催しました。出席した各市町長らからは地域の現状や喫緊の課題、要望事項などについて説明を受けました。要望等を受けて、県議会公明党・県民会議として来年度の予算編成などに反映できるよう全力で取り組むことを約束しました。

 また、同要望会には公明党所属の市町議員が出席しました。要望事項等は次の通リです。

【但馬地域】
◆開催日・場所:7月4日(水)・豊岡市内
◆出席者:森田敏幸豊岡市副市長、広瀬栄養父市長、多次勝昭朝来市長、吉田英貴香美町建設課長、田中孝幸新温泉町副町長

◆主な要望事項
★豊岡市=北近畿豊岡自動車道・山陰近畿自動車道(鳥取豊岡宮津自動車道)の整備促進について
▼専門職大学の設置
▼幼児教育無償化に係る支援について

★養父市=県議会議員選挙における養父市選挙区の維持について
▼障害者自立支援給付及び地域生活支援事業に係る超過負担について
▼特別な配慮を要する児童生徒の支援に係る教職員等の配置について
▼河川改修で整備された農業用取水堰の改修制度の創設について

★朝来市=日本遺産を活用した県政ビジョンの構築
▼確定申告受付期間における申告相談事務への人的支援

★香美町=主要道路網の整備
▼香住谷川水系河川整備事業の進捗強化
▼捕獲有害鳥獣(イノシシ、シカ)に係る処分対策の充実強化

★新温泉町=山陰近畿自動車道(鳥取豊岡宮津自動車道)の整備促進
○新温泉町栃谷~居組間(浜坂道路Ⅱ期)の事業促進
▼特急列車「スーパーいなば」「スーパーまつかぜ」の鳥取からの浜坂駅直接乗り入れ
▼日本遺産をテーマとした全県的な観光振興

【丹波地域】
◆開催日・場所:7月5日(木)・篠山市内
◆出席者:酒井隆明篠山市長、谷口進一丹波市長

◆主な要望事項
★篠山市=地域医療と小児産科の充実について
▼「丹波篠山市」への市名変更について

★丹波市=一般国道175号「東播丹波連絡道路」の整備促進について
▼恐竜化石産出市町の連携支援について
▼丹波市への誘客促進に対する支援について

【淡路地域】
◆開催日・場所:7月5日(木)・淡路市内
◆出席者:竹内通弘洲本市長、守本憲弘南あわじ市長、門康彦淡路市長

◆主な要望事項
★洲本市=洲本市の施策展開(魅力発掘・発信、観光振興、交通体系、道路・河川の整備推進)

★南あわじ市=南海トラフ巨大地震・津波対策について
▼県立淡路医療センターへの産科医師及び義務教育施設整備に係る必要な財源の確保について
▼教職員の負担軽減と資質向上及び義務教育施設整備に係る必要な財源の確保について
▼豊かな瀬戸内海を取りもどすための取組について

★淡路市=世界的観光立島淡路市の展開
(道路・交通アクセスの整備推進、災害対策、有害鳥獣対策、文化、スポーツ施設の整備)

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