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放置ボート、無断係留施設 地域の川から一掃

 兵庫県尼崎市はこのほど、同市戸ノ内町を流れる旧猪名川に放置されていたプレジャーボート19隻と係留施設36力所を一掃し、「見違えるほどきれいになった」と市民 に喜ばれている。 旧猪名川ではこれまで、民間所有のプレジャーボートが放置され、ボートを川岸に係留するための施設も無断で作られていた。中には普段から釣りやレジャーに使われてい るボートもあったが、多くが放置されたまま。船体の老朽化が進み、川底に沈んでしまったものもあった。 10年ほど前から、川沿いを散策する市民から「見た目も汚いし、河川の氾濫時は危険だ。何とか撤去できないものか」との声が上がっていた。

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■住民の声受け公明県・市議が推進
 要望を聞いた公明党の谷井勲県議は、県議会質疑で訴える一方、県阪神南県民センター西宮土木事務所に対し、放置された私有財産の撤去や大阪府と県の境界にまたがる問題の処理など、段階を踏んだ粘り強い対策の実施を要請。さらに、昨年当選した中尾健一市議も周辺住民からボートの撤去を求める要望を受け、谷井県議と連携し推進してきた。

 こうした具体的な動きを受け、県はボートの持ち主を調べ、持ち主が判明したケースでは、隣接市に設けられた暫定的な係留施設(ボーパーク等)への誘導を促進。同時に戸ノ内周辺の旧猪名川を放置等禁止区域、重点的撤去区域に指定し、広報や現地において移動・撤去などを呼び掛ける告知をした上で、それでもなお放置されたままのボート、係留施設について撤去を行った。

 地元の戸ノ内社会福祉連絡協議会の山口昇次会長は「公明党のおかげで長年訴えてきたプレジャーボートの撤去ができた。本当にありがたい」と感謝していた。

 谷井県議と中尾市議は、「住民の声が後押しとなって解決することができた。これからも環境美化に努めたい」と応じていた。

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