加古川医療センターでドクターヘリの運航をスタート
 県内空白地域解消で救命率向上に期待

 県議会公明党・県民会議は12月3日、先月30日にドクターヘリの運航がスタートした県立加古川医療センター(加古川市神野町神野)を視察しました。

 ドクターヘリは、医療機器や医薬品を搭載したヘリコプターに医師と看護師が搭乗し、要請によって救急患者のもとに出動。早期救命治療を開始することで、救命率の向上と後遺症の軽減を目指す救急医療・搬送システムです。これまで、公明党が地域住民の命を守るため法整備を含めて強力に推進してきました。

 同センターは播磨地域全体と篠山市を対象としており、ヘリコプター1機を配備。50キロから70キロ圏内をカバーしていきます。今回の運航の実現によってドクターヘリでの県内の空白地域が解消されました。

 県内では、関西広域連合が公立豊岡病院を拠点に運航し、淡路地域は徳島県がカバーし、神戸・阪神間は県と神戸市が県の防災ヘリを共同運航しています。

 視察で千原和夫院長は、運行開始の翌日にドクターヘリが早速出動したことを報告し「公明党が全国的にドクターヘリの重要性を訴え、県内でも運行を実現してきた。熱い志を持ったスタッフばかりで、先導的な拠点にしていきたい」と述べ、「市民の救急医療への理解はまだまだ進んでいない。市民と医療関係者の理解と協力が今後も必要」とさらなる尽力を求めました。

 引き続き、千原院長や当麻美樹救急センター長らとこれからの地域医療や救急医療の向上などについて意見交換しました。

 なお、当面は同センターを拠点としますが、来年2月には製鉄記念広畑病院(姫路市広畑区)にもヘリポートが整備され分担運用される予定です。

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兵庫県 谷井勲
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