全国初の試み!販売から22日間で早期完売!
住民資金で太陽光発電 県民債活用し貸し付け
公明県議の提案が実現 日照時間長い淡路島に

兵庫県は現在、住民向けに県民債を発行し、調達した資金を太陽光発電を実施する事業者に貸し付ける、「住民参加型太陽光発電事業」を、淡路島で進めている。7月末から県民債の販売を開始。
住宅事情により自宅に太陽光パネルを設置できない県民にも、再生可能エネルギー創出に参加してもらう。
県議会公明党・県民会議の谷井勲(いさお)議員の提案が具体化したものだ。
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太陽光発電施設が設置されるのは、県立淡路島公園(淡路市岩屋)の隣接地。
約1.54ヘクタールの敷地に太陽光パネルを並べ、発電規模は、一般家庭約300世帯分に相当する1時間当たり1000キロワット(1メガワット)を予定している。
県は「あわじ環境未来島債」を4億円発行し、これを発電・売電事業を行う「一般財団法人・淡路島くにうみ協会」に貸し付ける。同協会は発電した電力を関西電力に売却し、収益を県への返済に充てる仕組みだ。
資金調達方法については、当初は住民らによるファンドからの出資が検討されたが、元利償還(しょうかん)の信頼性をより高めるために、県が仲立ちする形を取った。県民債を活用した太陽光発電の整備は、全国でまだ数少ないという。
あわじ環境未来島債の販売は、7月31日から三井住友銀行など五つの取扱金融機関でスタートした(8月26日まで)。地元の淡路島住民を優先するため、8月13日までは同島内の店舗だけで販売。
現在は島外でも購入できる。販売単位は1口5万円で、一人につき最大200万円まで。5年後に償遺する。
淡路島は年間日照時間が長く、太陽光発電に向いている。県はこの事業を、エネルギーと食料の自給率向上などをめざす「あわじ環境未来島構想」のシンボルプロジェクトと位置付ける。また、同事業の成果をもとに今後、全県的な展開も図りたいとしている。
住民参加型の太陽光発電については、谷井議員が議会質問で取り上げてきた。再生可能エネルギーと住民をつなぐ仕組みとして、住民ファンドによる太陽光発電への出資や、全県での展開を提案するなど、早期の事業化を求めてきた。
神戸新聞の報道によると、予想より早い22日間で「未来島債」が完売された。
「予想以上に早かった」とびっくり。担当者は「島内の人に関心を持ってもらえたのが何よりよかった」と手応えを感じている。とのこと!
1口5万円で年間利息は130円程度(利息0.33%)で、決して高くないが、「太陽光発電に協力したい」との問い合わせが相次ぎ、販売期間終了の8月26日を待たず、21日に売り切った。来年(2014年)3月からの関西電力への売電を目指している。